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2014/05/31

ツール・ド・熊野 第2ステージ

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[終盤、勝利を目指して果敢なアタックを繰り返した増田選手が11位でゴール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[上りスプリントで見事勝利を飾ったマンセボが、リーダージャージを獲得した]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5月29日(木)〜6月1日(日)の4日間に渡って、UCI-2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」が開催されています。

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5月31日(土)に第2ステージが行われました。

宇都宮ブリッツェンからは以下の6名がエントリー

鈴木真理
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
堀孝明
※出場チーム=20チーム



UCI2.2のステージレース「ツール・ド・熊野」の第2ステージが、国内有数の厳しい山岳ステージとして知られる熊の山岳コースで開催され、終盤まで激しい争いを展開した9名によるゴールスプリントをマンセボ(スカイダイブドバイ)が制しました。

この結果、個人総合時間でもマンセボ(スカイダイブドバイ)が首位に立ち、名誉あるリーダージャージを獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤までデッドヒートを繰り広げた12名の先頭集団に残った増田選手が残り2km地点で勝負のアタックを仕掛けるなど見せ場を作りますが、最後の上り基調のゴールスプリントで遅れてしまい11位(日本人選手2番手)でゴールしました。

総合を争う上で、最も重要なステージとなる第2ステージ。

レースがスタートすると、早速アタックの応酬が始まり、12kmを過ぎる頃には6名の選手が30秒ほど先行する逃げ集団が形成されます。

寺崎(ブリヂストン)

ラボウ(OCBCシンガポール)

クロフォード(ドラパック)

プジョル(スカイダイブドバイ)

小森(愛三工業)

山下(シエルヴォ奈良)

この6名の逃げは、メイン集団に2分20秒ほどの差をつけながら最初の千枚田の上りへと入っていきます。

千枚田に入ると、逃げる6名とメイン集団との差は少しずつ縮まっていきます。同時に、千枚田を上り終える頃にはメイン集団から遅れていく選手も見られるようになり、少しずつサバイバルレースの様相を呈してきます。

そしてレースは、このステージ最大の勝負どころである札立峠へ。

この最大の勝負どころで、宇都宮ブリッツェンは前日のミーティングで話し合われた通りの絶妙な動きを見せます。

総合を狙う増田選手と鈴木譲選手を、阿部選手と堀選手がしっかりサポート。峠の入口手前から、先頭を引いていたスカイダイブドバイ勢に阿部選手がならび、増田選手を引き連れて先頭で峠に入ることに成功します。

チームメートの絶妙なアシストを受けた増田選手は、このステージ最難関の札立峠を集団先頭でクリアします。

札立峠を過ぎると、先頭集団はふるいにかけられた有力選手13名が残り、その中からトリビオ(UKYO)とモニエ(ブリヂストン)の2名が30秒ほどのアドバンテージを奪いますが、しばらくすると吸収され、その後は13名のトップライダーたちによる熾烈な主導権争いが展開されます。

マンセボ、プジョル(スカイダイブドバイ)

クロフォード、ラクラン(ドラパック)

ルバ、モニエ(ブリヂストン)

トリビオ、ガルシア(UKYO)

中根(愛三工業)

ベンジャミン(マトリックス)

キャメロン、シェパード(OCBC)

増田(宇都宮ブリッツェン)

そしてこの13名は、最後の千枚田をクリアする頃には12名となり、いよいよ終盤戦へと突入します。

残り10kmを過ぎると、12名のアタック合戦が始まり、ルバ(ブリヂストン)とシェパード(OCBCシンガポール)の2名が抜け出します。

するとそこに、ガルシア(UKYO)がブリッジをかけて合流、3名が15秒程度先行します。

これを見過ごすはずがない残る9名はペースを上げて逃げる3名を吸収すると、そのカウンターアタックで増田選手が飛び出します。

しかし、増田選手のアタックも潰されてしまい、レースは残り2kmの時点で12名がひとつのままの展開で進みます。

そしてここで、増田選手が再度アタック!

しかし、勝負をかけた増田選手のアタックは集団につかまり、勝負は上り基調のゴールスプリントへと持ち込まれました。

ゴール前に先頭で現れたのは、キャメロン(OCBC)。しかし、そのすぐ後方にはトリビオ(UKYO)が迫ります。ところが、その後方からさらに勢いを持って差し切ったのがマンセボ(スカイダイブドバイ)でした。

差し切ったマンセボは勝利を確信し、右手を高々と突き上げてゴール。見事に優勝を飾りました。

勝負のアタックに出た増田選手は脚を使ってしまっており、スプリントに加わることができなかったものの、14秒遅れの11位でフィニッシュ。個人総合時間も29位から10位に順位を上げています。

清水監督コメント

「今日のレースは攻めましたが、結果が伴いませんでした。後半の勝負どころで増田選手が1人になりながらもよく我慢してくれましたし、その前にはチームメートたちが上手く連携して増田選手を先頭集団に送り込んでくれました。増田選手は最後も、総合優勝とステージ優勝を目指した賭けのアタックをしてくれて、すごくいい走りだったと思います。それだけに、結果につながらなかったのは残念ですが、チームとしては流れもよく、最後の最後まで攻撃を仕掛けることができたレースだったと思います。ただ欲を言えば、増田選手が入った先頭集団に2人残しているチームもあったので、ここにブリッツェンも1人、2人入れることができれば良かったなと思ってもいます。とは言っても、しっかりチャレンジもしましたし、選手たちもレースを終えて皆いい顔をしていますし、よくやってくれたと思います。」

text/Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY


第2ステージ [リザルト]

1位 MANCEBO Francisco スカイダイブドバイ プロサイクリング チーム 3h03m07s 35.8km/h

2位 TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente TeamUKYO st

3位 BAYLY Cameron OCBCシンガポール・コンチネンタル・サイクリングチーム st

4位 SHEPPARD Eric Timothy OCBCシンガポール・コンチネンタル・サイクリングチーム st

5位 PRADES Benjamin マトリックスパワータグ st

6位 CRAWFORD Jai ドラパック プロフェッショナル サイクリング st

7位 中根英登 愛三工業レーシングチーム st

8位 LEBAS Thomas ブリヂストンアンカーサイクリングチーム st

9位 NORRIS Lachlan ドラパック プロフェッショナル サイクリング st

10位 GARCIA AMBROA Ricardo TeamUKYO +12s

11位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +14s

18位 鈴木譲 宇都宮ブリッツェン +3m41s

65位 阿部嵩之 宇都宮ブリッツェン +11m08s

66位 鈴木真理 宇都宮ブリッツェン +11m08s

DNF 堀孝明 宇都宮ブリッツェン

個人総合時間第2ステージ終了時

1位 MANCEBO Francisco スカイダイブドバイ プロサイクリング チーム 5h37m13s

2位 TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente TeamUKYO +05s

3位 BAYLY Cameron OCBCシンガポール・コンチネンタル・サイクリングチーム +06s

4位 中根英登 愛三工業レーシングチーム +08s

5位 NORRIS Lachlan ドラパック プロフェッショナル サイクリング +10s

6位 CRAWFORD Jai ドラパック プロフェッショナル サイクリング +10s

7位 SHEPPARD Eric Timothy OCBCシンガポール・コンチネンタル・サイクリングチーム +12s

8位 LEBAS Thomas ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +12s

9位 GARCIA AMBROA Ricardo TeamUKYO +22s

10位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +24s

17位 鈴木譲 宇都宮ブリッツェン +3m50s

48位 鈴木真理 宇都宮ブリッツェン +11m19s

56位 阿部嵩之 宇都宮ブリッツェン +12m12s

個人総合ポイント第2ステージ終了時

1位 MANCEBO Francisco スカイダイブドバイ プロサイクリング チーム 34P

2位 WIPPERT Wouter ドラパック プロフェッショナル サイクリング 33P

3位 CLARKE William ドラパック プロフェッショナル サイクリング 30P

個人総合山岳第2ステージ終了時

1位 PIJOL MUNOZ Oscar スカイダイブドバイ プロサイクリング チーム 18P

2位 PRADES Benjamin マトリックスパワータグ 12P

3位 CRAWFORD Jai ドラパック プロフェッショナル サイクリング 10P

団体総合時間第2ステージ終了時

1位 OCBCシンガポール・コンチネンタル・サイクリングチーム 16h55m48s

2位 TeamUKYO +11s

3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +2m27s

8位 宇都宮ブリッツェン +11m16s


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[4日間の中で最難関のコースを前に、朝食からしっかりエネルギーを蓄える選手たち]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[選手とともにレースを走るチームカーもチームの「顔」。清水監督が出発前に丹念に磨き上げる]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[厳しいレースを前にしても、今年のチームは和やかな雰囲気と程よい緊張感が同居する]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[各チーム交通安全のたすきをかけ、パレード走行がスタート]
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[このステージの名物「丸山千枚田」を、プロトンが上っていく]
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[逃げる6名を追うメイン集団内を走る増田選手と鈴木譲選手]
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[千枚田の下りを追走集団内で快走する増田選手]
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[果敢なアタックで脚を削ってしまった増田選手は11位でゴール]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[先頭集団に残ることはできなかったが、鈴木譲選手は18位でゴールし個人総合で17位につける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[増田選手を先頭集団に送り込む役割をきっちり果たした阿部選手と鈴木真理選手も、明日のステージへときっちりつなぐゴールを果たす]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
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[2回目の千枚田の下りで落車し、残念ながらDNFとなった堀選手が救護所で応急処置を受ける]
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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