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2014/04/28

JPT第5戦 JBCF群馬CSCロードレース

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Photo
[上:レースを決めた先頭集団内で勝負を託される阿部選手]
[下:このコースを得意とする畑中選手が最後の上りでアタックを決めて優勝を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

4/26(土)に、Jプロツアー第5戦の「JBCF群馬CSCロードレース」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

鈴木真理

増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
大久保陣
青柳憲輝

堀孝明
城田大和
出走=126名

2014年Jプロツアー第5戦となる「群馬CSCロードレース」が、スピードとパワーを要求される群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットで開催され、これまでもこのコースで何度も優勝を果たしている畑中勇介選手(シマノレーシング)が、中盤に形成された逃げ集団に入ると、終盤には山本元喜選手(斑鳩アフティーフォ)と2人で抜け出し、最終的に勝負どころを熟知した走りで山本選手(斑鳩アスティーフォ)を振り切り優勝を果たしました。

宇都宮ブリッツェン勢は、中盤に形成された逃げ集団に入った阿部嵩之選手が、最後は先頭から若干引き離されたものの、4位。終盤にメイン集団から飛び出し、強力な外国人選手3人とのゴールスプリント勝負に競り勝った鈴木譲選手が6位でゴールしています。

Jプロツアー5戦目にして、今季初のロードレースとなった今レース。

ここまでのレースで総合力の高さを示してきた宇都宮ブリッツェンにとっては、前週のチームTTとクリテリウムを連覇した勢いを継続するためにも、結果と内容の両方が噛み合ったレースを展開したいところです。

宇都宮ブリッツェンは、鈴木真理選手、増田成幸選手、鈴木譲選手、阿部嵩之選手の年長4選手を軸に積極的にアタックを仕掛けて逃げに乗り、そこにどんどんブリッジをかけて前、前でのレースを展開することを意識してレースに臨みました。

レースはスタート直後から、宇都宮ブリッツェン同様に積極的なアタックを仕掛けるチーム同士の激しい応酬が繰り広げられます。

宇都宮ブリッツェンは阿部選手が1周目、4周目に堀孝明選手、6周目に再び阿部選手が10~20秒前後のアドバンテージを奪う逃げに乗りますが、ほどなくして集団に吸収されます。

そんな中、8周目に入るとアタックの応酬で疲弊してきた集団内で中切れが起こり、集団が大きく2つに割れてしまいます。

幸い、宇都宮ブリッツェン勢は7人が先頭集団に残り事なきを得ますが、ここから、レースが大きく動くことを予感させる展開となります。

そして、レースも中盤を過ぎた11周目に入ると、ようやく6人の逃げが形成されま。

阿部(宇都宮ブリッツェン)
畑中・入部(シマノレーシング)
山本(斑鳩アスティーフォ)
窪木(Team UKYO)
森本(イナーメ信濃山形)

この逃げはメイン集団との差をすぐに1分程度まで広げていきます。

一方、メイン集団からは数人の選手がそれぞれ追走に入ろうとしますが決まらず、タイミング良く飛び出したアイラン・フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)が単独で追走に入る展開となります。

先頭6名
↓ 1分
フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
↓ 先頭から2分
メイン集団

先頭とのタイム差をこれ以上広げたくない集団内では、宇都宮ブリッツェン勢とマトリックス勢が先頭を引いて集団のペースアップを図りますが、利害が噛み合なかったり、前半の激しい撃ち合いで疲弊していたりと、同調するチームが少なく、なかなかタイムが縮まっていきません。

レースも残り5周となる15周目に入ると、先頭と集団との差は2分20秒ほどまで広がり、先頭6人の逃げ切りの可能性が高まってきます。

その先頭からは、窪木選手(Team UKYO)と入部選手(シマノレーシング)が一時10秒ほど遅れますが何とか食らいつき、6人での展開が続きます。

一方のメイン集団からは、リカルド・ガルシア選手(Team UKYO)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、ホセ・アギャベガ選手(CROPS x championsystem)の3人が飛び出し、逃げる先頭の6人と単独で追走するアイラン・フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)の追走に入ります。

残り3周に入ると、逃げていた先頭6人の中でも動きが活発化。

畑中選手(シマノレーシング)と山本選手(斑鳩アスティーフォ)の2人が上りで抜け出しを図ります。

その動きに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、窪木選手(Team UKYO)、森本選手(イナーメ信濃山形)の3人は何とか反応しますが、入部選手(シマノレーシング)は遅れ、先頭は5人となります。

そして、勝負は最終周回へ。

心臓破りの坂に入ると、畑中選手(シマノレーシング)と山本選手(斑鳩アスティーフォ)の2人が再び抜け出しますが、畑中選手(シマノレーシング)はそこからさらに抜け出し、追いすがる山本選手(斑鳩アスティーフォ)を振り切り独走態勢に入ります。

そして、そのままゴール、相性の良いコースで見事優勝を飾りました。

2位争いは、ゴール前で山本選手(斑鳩アスティーフォ)を捕えた窪木選手(Team UKYO)が制してゴール。

何度も積極的な動きを見せた山本選手(斑鳩アスティーフォ)が3位となりました。

宇都宮ブリッツェン勢は、阿部選手がともに逃げ続けた森本選手(イナーメ信濃山形)をゴールスプリントで振り切り4位。

単独で先頭を追走していたアイラン・フェルナンデス選手(マトリックスパワータグ)を加え、外国人選手3人とのスプリント勝負になった鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がきっちり先頭でゴールし6位という成績に終わっています。

清水監督コメント
「今日は全員が積極的に前でレースを展開するということで臨みましたが、体調があまり優れない阿部選手が逃げに乗ることになってしまい、その後、残る選手たちが対応し切れなかったことが、結果につながってしまったという印象です。ですが、選手はみんなしっかりと動いてくれたと感じています。クリテリウムでも初戦の宇都宮クリテリウムで負けレースをしてしまい、白浜で取り返しました。ロードレース初戦の今日の負けレースをしっかりと反省した上で糧とし、次のロードレースで取り返せるようにしたいと思います。この後は、JプロツアーからUCIレースへと戦いの舞台が変わります。Jプロツアーではチーム総合ランキングも意識して、明確にエースを決めずに走っています。その分、選手たちはその時々のレースの流れを考えながら走らなければならず、その点では全員がしっかりとチャレンジしてくれています。逆に、UCIレースはしっかりとエースを立てて、走り方を変えていこうと思っています。このチームが持っている本来の力で世界レベルの選手たちとの戦いに挑みます。今日はバスツアーを含め、たくさんの方が応援に来てくださっていた中で、宇都宮クリテリウムに続き結果を出せず、申し訳なく思っています。次の地元レースであるジャパンカップでしっかりと結果を出せるように、そこまでのレースをしっかりと戦っていきたいと思っていますので、引き続き応援いただけますよう、よろしくお願いします。」

text:Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト]
[JBCF群馬CSCロードレース - 群馬サイクルスポーツセンター - JPT第5戦 - 120km]
1位 畑中勇介(シマノレーシング) 2h54m20s 41.29km/h
2位 窪木一茂(Team UKYO) +07s
3位 山本元喜(斑鳩アスティーフォ) +08s
4位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +13s
5位 森本誠(イナーメ信濃山形) +13s
6位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) +3m21s
7位 リカルド・ガルシア(Team UKYO) +3m21s
8位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +3m21s
9位 ホセ・アギャベガ(CROPS x ChampionSystem) +3m25s
10位 野中竜馬(シマノレーシング) +4m01s
12位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) +4m02s
24位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +4m03s
53位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)+9m19s
54位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +9m19s
61位 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン) +10m19s
DNF 城田大和(宇都宮ブリッツェン)

出走126名/完走61名

◆2014年Jプロツアー個人ランキング
1位 畑中勇介(シマノレーシング) 2,225P
2位 セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ) 2,200P
3位 リカルド・ガルシア(Team UKYO) 2,130P
4位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン) 2,040P
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) 1,910P

6位 窪木一茂(Team UKYO) 1,835P

◆2014年Jプロツアーチームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 8,790P
2位 Team UKYO 7,260P
3位 シマノレーシング 6,520P
4位 マトリックスパワータグ 5,176P
5位 イナーメ信濃山形 5,070P
6位 CROPS x ChampionSystem 4,610P

ルビーレッドジャージ 畑中勇介(シマノレーシング)
ピュアホワイトジャージ 雨澤毅明(那須ブラーゼン)

Csc
[寒い印象の群馬CSCに初夏を思わせる日差しがさす]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Blitzen
[宇都宮から現地入りしたBLITZENライダーがテントへ向かう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[群馬ロードレース担当の廣瀬メカ、田村メカがバイクをチェックする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[得意コースにエースとして走る真理選手が入念に身体をほぐす]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[徐々にレースモードに入る増田選手]
 photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[前回のレースで念願の優勝を決めた大久保選手がアップを始める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ワコーズチェ-ンルブは定番サポート]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[開幕戦から調子が安定している鈴木譲選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[願掛けのひげをそった阿部選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[久しぶりのロードレースコースをイメージする青柳選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[大幹トレーニングにより全体のバランスを整える堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[音楽が城田選手のコンセントレーションを高める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Ccd
[この季節珍しく暑くなった群馬ロード、グリコCCDが選手を暑さから守る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[三連勝を目指し確認をおこなう清水監督]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[率先して先頭に入っていく堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[登り下りと展開のあるコースを丁寧にこなす青柳選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[アタックに反応する増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[エアロフォームで周回を重ねる阿部選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[激しいアタック合戦で消耗していく城田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[集団の中でチャンスを狙う大久保選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[栗村TAと清水監督が戦況を見極める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[5人の逃げに乗った阿部選手がゴールを目指す]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[後半に備え状況を読む鈴木譲選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[逃げを追い始めるBLITZENトレイン]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[逃げグループ内でもアタックは続く]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Photo_21[ブリッツェンが終始レースをコントロールする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[強力な外国人勢にまじり逃げを追い始める鈴木譲選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[前半のアタック合戦に加えて後半の追走で力を使い果たした大久保選手、堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[得意と自負するコースで勝利した畑中選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[粘りの走りで4位ゴールする阿部選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スプリント勝負に勝ち6位ゴールの鈴木譲選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[メイングループは集団スプリントゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[栃木より応援に駆けつけたファン達]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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