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2013年11月

2013/11/30

退団選手について

2013年所属選手の退団についてお知らせいたします。

2013年12月31日をもちまして、下記の通り5名の選手が宇都宮ブリッツェンを退団する事となりました。

また、過日退任発表を行いました栗村修監督は、2014シーズンより『宇都宮ブリッツェン テクニカルアドバイザー』に就任し、引き続きチームの業務に携わることになります。

◆退団選手

Fukuhara
普久原奨選手(移籍)

Fuku
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Nakamura
中村誠選手(引退)

Naka
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Iino
飯野智行選手(引退)

Iin
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Motonari
鈴木近成選手(移籍)

Motophoto(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

Gunji
郡司昌紀選手(引退)

Gun
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

移籍選手の移籍先チームにつきましては、移籍先からの発表となります。

また、2014年の宇都宮ブリッツェンメンバーにつきましては、12月中旬以降の発表を予定しております。

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2013/11/11

ツール・ド・おきなわ

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[上:レース序盤から先頭集団に位置し続けた普久原選手はUCIポイント圏内の6位でフィニッシュ]
[下:ガルシアが終始強い脚をみせたもののスプリントの斜行で降格となり初山選手が優勝を飾る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

11/10(日)に、UCI-1.2の「ツール・ド・おきなわ」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら]
◆Live!!!ブログレポートは[こちら]

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
飯野智行
鈴木近成
堀孝明
出走=96名

2013シーズンの公式戦最終レースとなる「ツール・ド・おきなわ / UCI-1.2」が沖縄県北部を周るバランスの取れた公道コース(ラインレース)で開催され、序盤から積極的な走りをみせた初山選手(チームブリヂストンアンカー)が10名によるゴールスプリントでガルシア選手(マトリックスパワータグ)に次ぐ2位でゴールするも、ガルシア選手(マトリックスパワータグ)がスプリントでの斜行(危険行為)で降格となり、初山選手(チームブリヂストンアンカー)が繰り上げで自身初となる嬉しいメジャーレース初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、序盤に形成された27名の先頭集団に鈴木真理選手と普久原選手が入り、更にそこから普久原選手選手が4名で抜けだして積極的にレースをリードするものの、ラストの上りで遅れて消耗してしまい、最後はUCIポイント圏内の6位でのゴールとなっています。

今シーズン最後の公式戦となる「ツール・ド・おきなわ」。

国内最長レベルの210kmという距離で競われる難易度の高いUCIレースであり、このレースで勝つためには各選手が高いコンディションを保つ一方で戦略面についてもしっかりと準備する必要があります。

宇都宮ブリッツェンは地元沖縄県出身の普久原選手を中心に2013シーズンの最終レースに挑みました。

レースがスタートすると、序盤の動きに対応する役割を担う、普久原、鈴木近成、堀の3選手が順次アタックに反応していきますが、各チームが気に入る逃げはすぐに決まることはなく、メイン集団は活性化したまま30kmほどの距離を消化します。

35キロを過ぎた頃、16名の選手がスルスルとメイン集団より抜け出します。

宇都宮ブリッツェン勢はこの中にメンバーを送り込むことができず、第2便、第3便となる動きに乗って先頭集団へのブリッジを試み、鈴木真理選手と普久原選手が先頭集団への合流になんとか成功します。

この一連の動きで先頭集団の数は27名にまで膨れ上がり、スローダウンしたメイン集団との差はすぐに5分弱にまで広がります。

それでも、人数が多すぎることで先頭集団のペースはあまり上がらない一方、このままではレースが決まってしまう恐れがあるため、メイン集団内では再びアタック合戦や追走の動きが生じはじめました。

1回目の普久川ダムの上りに入ると、メイン集団からいくつかのグループが抜けだしていき、順次先頭集団へ合流。

そして、北部のアップダウン区間で先頭集団の人数は50名ほどにまで増えますが、このタイミングで普久原選手(宇都宮ブリッツェン)を含む4名がここからうまく抜けだしていきます。

安井(シマノレーシング)
初山 (チームブリヂストンアンカー)
普久原 (宇都宮ブリッツェン)
LOH (OCBCシンガポール)

4名は協調しながらメイン集団との差を最大で5分ほどにまで開き、2回目の普久川ダムを超え、そのまま東海岸のアップダウン区間に突入します。

メイン集団からは幾度となくアタックがかかり、いくつかの小集団が形成されて普久原選手(宇都宮ブリッツェン)を含む4名を追い上げます。

メイン集団に残っていた鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)と飯野選手(宇都宮ブリッツェン)も何度もアタックに反応していたものの、追走グループに乗ることができず、残り40kmほどでレースは以下の様な状況となりました。

先頭7名(普久原選手を含む)
↓1分30秒差
追走10名(宇都宮ブリッツェン勢は含まれず)
↓先頭から3分差
約30名ほどのメイン集団(鈴木真理選手&飯野選手含む)

残り30km、7名になった先頭集団に、更に強力な10名が追いつき、先頭集団は17名となります。

この時メイン集団との差は4分以上となり、勝負は先頭の17名に絞られる展開となりました。

新コースのアップダウン区間に入ると、先頭の17名はすぐにバラけはじめ、意外にも前半からずっと逃げてきた普久原選手(宇都宮ブリッツェン)や初山選手(チームブリヂストンアンカー)などが残り、後半に追いついてきた有力選手たちが遅れはじめるという状況となります。

数名が先頭集団から脱落していき、いよいよラスト15kmほどにある最後の上りへと突入。

上りに入ると、ここまで何度も攻撃を仕掛けていたガルシア選手(マトリックスパワータグ)が再度アタック開始、これにトリビオ選手(チーム右京)や初山選手(チームブリヂストンアンカー)などが対応していきます。

一方、上り口で内ももに違和感を感じた普久原選手(宇都宮ブリッツェン)は耐えながらも徐々に後退。

いくつかのグループに分かれて頂上を超えた先頭集団は、例年同様下りと平坦区間で再度まとまり、最終的に10名の先頭集団を形成して残り5kmへと突入していきました。

フルタイムワーカーながらこの日終始素晴らしい走りをみせる高岡選手(イナーメ信濃山形)などがアタックを仕掛けますが、10名は蛇行しながら対応して、崩れることなくゴールを目指していきます。

一方、消耗しきった普久原選手(宇都宮ブリッツェン)はアタックがかかる度に少し遅れてしまう我慢の走りとなり、表彰台を狙うには若干厳しい状況となります。

結局、最後まで誰一人抜け出すことはできずに、勝負はゴールスプリントへと持ち込まれます。

最後の直線に入ると、左サイドからスプリント力のあるガルシア選手(マトリックスパワータグ)が加速し、それをトリビオ選手(チーム右京)が右側から捲りにいきます。

ここでガルシア選手(マトリックスパワータグ)が進路を一気に右サイドへ振ります。

トリビオ選手(チーム右京)はコースサイドへ寄せられながらもそのままスプリントを継続するものの、結局、ガルシア選手(マトリックスパワータグ)、初山選手(チームブリヂストンアンカー)、トリビオ選手(チーム右京)の順でゴールに飛び込みました。

しかしゴール後に、1位で入ったガルシア選手(マトリックスパワータグ)の斜行が危険行為とみなされ、ガルシア選手(マトリックスパワータグ)は先頭集団の最後尾(10位)へと降格となります。

この結果、初山選手(チームブリヂストンアンカー)が繰り上げ1位となり、嬉しいメジャーレース初優勝を飾ることになりました。

また、普久原選手(宇都宮ブリッツェン)は6位でのフィニッシュとなり、シーズン最終レースでUCIポイントをなんとか獲得することに成功しています。

栗村監督コメント
「シーズン最終レースにして1年で最も厳しいレースと言っても過言ではないツール・ド・おきなわ。今年は例年とは違う展開となり、敢えてアーリーアタックを選択した普久原選手にとっては理想的な形でレース終盤を迎える形となりました。もちろん序盤から動き続けることは非常に厳しいチャレンジとなりますが、耐久力を武器とする普久原選手の勝ちパターンはサバイバルな展開に持ち込むことであり、彼が熱望する地元での勝利への糸口が多少なりとも見えたレースだったと思います。これで宇都宮ブリッツェンの2013年シーズンが終了しました。チームにとって5年目のシーズンは、色々な意味で学びの年だったと感じています。今シーズンは大きな変化ではじまり、そして来季に向けても再び大きな変化を迎える事になります。このチームを支えてくださっている多くの支援者の方々には日頃から大きな感謝の気持ちを感じております。改めまして本当にありがとうございます。我々の様な独立型チームというのは歩みを止めることが許されません。今後も、しっかりとした理念を持ち、新しい世界を創造し、社会へ貢献しながら、実力的にも強いチームを目指して日々精進して参ります。今年一年本当にありがとうございました。今後も変わらぬご支援ご声援のほど宜しくお願いいたします。」

◆[リザルト]
[Tour de Okinawa - 沖縄県名護市 - UCI-1.2 - 210km]
1位 初山翔 (チームブリヂストンアンカー) 5h22m46s 39.0km/h
2位 Jose Vicente TRIBIO (チーム右京) +0s
3位 King Wai CHEUNG (チームホンコンチャイナ) +0s
4位 William WALKER (ドラパックサイクリング) +0s
5位 Koos JEROEN KERS (オランダ選抜チーム) +0s
6位 普久原奨 (宇都宮ブリッツェン) +0s
7位 高岡亮寛 (イナーメ信濃山形) +0s
8位 Lars VAN DE VALL (オランダ選抜チーム) +4s
9位 Sea Keong LOH (OCBCシンガポール) +7s
10位 Vicente GARCIA (マトリックスパワータグ) +0s(降格)
22位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +1m42s
FAD 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +18m11s
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木近成 (宇都宮ブリッツェン)
出走96名/完走44名

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[那覇空港に到着しすぐにトレーニングの準備を行う鈴木真理選手と普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[選手たちは那覇空港から名護まで自走で移動する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この時期の沖縄は涼しいとはいえ最高気温は27度ほどにまで上がる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[名護市内のホテルに到着する鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[リラックスした表情でストレッチを行う鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[沖縄の海を眺めながら何かを想う飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[海を眺める飯野選手を見守る名護のねこ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[普久原選手が今シーズン最終のゼッケン付けを行う]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[開会式で地元テレビ局のインタビューに応える飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート時間が6時45分と早いため辺りが暗いうちから準備を開始するスタッフたち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[早朝の4時台に朝食を摂る各選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[地元でのレースを前に普段以上に気持ちが入る普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタートを待つ堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[96名の選手たちが210kmという長丁場のレースへ飛び出していく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース序盤に形成された27名の先頭集団に入る普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[本来は後半担当だった鈴木真理選手も嗅覚を生かして先頭集団に乗る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[序盤から続いたアタック合戦に参加した鈴木近成選手はメイン集団内で待機]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[本人が想定していた以上に快調に上りをこなす鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[1回目の普久川ダムの上りで他の有力選手たちと共に先頭集団へブリッジをかける飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[上りで絞られていくメイン集団に必死に食らいついていく堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース序盤の仕事を終えメイン集団から離れる鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[例年とは違うレース展開のなかで常に先頭集団をキープし続ける普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最終的に10名にまで絞られた先頭集団をガルシア選手が制するが降格により初山選手が優勝を飾る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[22位でゴールしカムバックのシーズンを無事に終えた鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[自己最高の6位でゴールした普久原選手がゴール後地元テレビ局のインタビューに応える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[初めての沖縄で長距離レースの厳しさを知った堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[鈴木近成選手にとって大きなチャレンジとなった2013シーズンが終わる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この日も強い精神力を発揮した職人レーサー普久原選手、今年一年本当にありがとう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮ブリッツェンの5回目のシーズンが終了した]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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