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2013/10/14

JPT第15戦 JBCF知多半島・美浜クリテリウム

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[上:逃げ切りを狙って序盤から飛び出した普久原選手と飯野選手がレース終盤まで逃げ続ける]
[下:ヴィズィアック選手の番手から素晴らしいスプリントをみせた畑中選手が勝利を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10/13(日)に、Jプロツアー第15戦の「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
中村誠
飯野智行
鈴木近成
郡司昌紀
堀孝明
出走=111名

2013年Jプロツアー第15戦となる「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が、愛知県美浜町のフラットな公道コースで開催され、大集団でのゴールスプリントを制した畑中勇介選手(シマノレーシング)が、今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、レース序盤から普久原選手と飯野選手が8名の先頭グループに入って積極的にレースをリードするも、残り5kmほどで追走を続けていた大集団に吸収されてしまい、最後は鈴木真理選手が集団スプリントに参加して勝利を狙いにいったものの、惜しくも6位という結果に終わっています。

今回の「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」を含め、Jプロツアーの戦いも残るところあと2戦。

1周3.75kmの公道サーキットは、途中に緩やかなアップダウンはあるものの、基本的にフラットなレイアウトで難易度は高くなく、集団でのスプリント勝負になることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは集団ゴールとなった際のスプリント勝負を鈴木真理選手が担当し、その鈴木真理選手を中村選手がサポート。一方、他の選手は序盤から積極的にアタック合戦に加わっていき逃げ切りでの勝利を狙うという、二つの形を意識して今シーズン最初の優勝を貪欲に狙いにいきました。

レースがスタートすると、早速、各チームによるアタック合戦が繰り広げられ、2周目に飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名の先頭グループが形成されます。

しかし、翌周回にその逃げは吸収され、その後もアタック合戦が繰り返されます。

5周目に入ると、再び飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名が飛び出し、そこに普久原選手(宇都宮ブリッツェン)を含む2名が追い付いて8名の先頭集団が形成されました。

普久原/飯野(宇都宮ブリッツェン)
阿部(Team UKYO)
永良/ガルシア(マトリックスパワータグ)
入部(シマノレーシング)
紺野(湘南ベルマーレ)
メゴー(Peugeot Neilpryde Lacasse Pro)

この8名はローテーションを繰り返しながら順調にメイン集団とのタイム差を広げ、レースも折り返しを迎える10周目には1分ほどにまでその差を広げます。

一方、メイン集団では逃げ遅れたAISAN Development Team U-26やcannondale championsystem勢が先頭にでて追走を開始、徐々にタイム差を縮めていきます。

先頭8名とメイン集団との差は順調に縮まっていき、13周目にはその差は20秒となります。

ここで、先頭集団に入っていたガルシア選手(マトリックスパワータグ)が、集団に吸収されることを悟って自らメイングループに下がっていきます。

しかし、メイン集団側の追走はAISAN Development Team U-26だけとなり、一気に縮まってきたタイム差は逆に広がりはじめ、勝負の行方はわからなくなります。

先頭集団では普久原選手(宇都宮ブリッツェン)が飯野選手(宇都宮ブリッツェン)のために献身的な動きをみせ、少ない可能性ながら諦めずに逃げ切りを狙いにいきます。

残り4周、先頭集団から永良選手(マトリックスパワータグ)とメゴー選手(Peugeot Neilpryde Lacasse Pro)が遅れてしまいます。

先頭5名
普久原/飯野(宇都宮ブリッツェン)
阿部(Team UKYO)
入部(シマノレーシング)
紺野(湘南ベルマーレ)
 ↓30秒差
メイン集団

先頭集団からマトリックスパワータグ勢がいなくなったことで、メイン集団で追走の意思を持つチームが増えることになってしまいます。

宇都宮ブリッツェン勢もメイン集団前方に固まって逃げ続ける先頭の二人をサポートしますが、再び活性化した集団の動きを止めることはができず、残念ながらラスト2周を切ったところで全ての逃げは吸収されてしまいました。

レースは振り出しに戻ったことで大集団でのゴールスプリントが濃厚となります。

最終周回に入ると、各チームがゴールスプリントに向けた動きを少しずつ見せ始めますが、圧倒的な支配をみせるチームはなく混沌とした状況のまま最後の直線へと入っていきます。

残り1kmほどから、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)も集団前方にポジションを移し、ヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)の前に入ってゴールスプリントに備えていきます。

残り500mほどになると、嶌田選手(Team UKYO)とカベッロ選手(Team UKYO)が大久保選手(Team UKYO)の発射台となるべくスプリントを開始。

その番手に鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)、さらにヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)、シマノレーシング勢と続いていきますが、カベッロ選手(Team UKYO)が突然ペースダウン。番手についていた鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)は煽りを受けて減速せざるを得ず、再び踏み直さなければいけない状況となってしまいます。

一方、後ろからスピードを殺さずにヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)が得意のスプリント体制に入り、そのスリップにきっちりと入った畑中選手(シマノレーシング)がゴールに向けて一気にヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)を差し込んでいきます。

結局、絶妙な位置取りと素晴らしい脚をみせた畑中選手(シマノレーシング)がゴール直前でヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)をきっちりとかわし、今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。

一方、一度スピードを失ってしまった鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)は再び立て直すことができず6位でのフィニッシュとなりました。

栗村監督コメント
「今年で2回目(Jプロツアー)の開催となったJBCF知多半島・美浜クリテリウムですが、このコースはクリテリウムというよりかはサーキットレースに近いレイアウトとなっており、全体的にプロトンが流れるので昨年は大集団によるスプリント勝負となっていました。今年は前日から強い風が吹き、レース当日もその風が残っていたので厳しいレース展開になることを若干期待しましたが、横風区間が殆どなく風による破壊力はあまり期待できない状況となります。昨年のこのレースでもエスケープを決めた飯野選手が普久原選手と共にレース序盤から飛び出したものの、逃げに乗れなかったチームの追走でラスト2周で大集団に吸収されてしまい、そのままある意味予想されていた大集団のゴールスプリントになだれ込みます。ここからはチーム内で最もスプリント力のある鈴木真理選手にゴールを託しましたが、やはりピュアスプリンター達との戦いは簡単ではなく、6位というリザルトに終わりました。今期ここまでのレースと同様に、内容は悪くないものの、最終的な数字がなかなかついてこない状況が続きます。そんな中、来週はいよいよ我々にとって1年で最も大切なレースといっていいジャパンカップとなります。自分たちで展開をオーガナイズできるレベルのレースではありませんが、いまできる最大限を尽くして宇都宮が世界に誇る偉大なホームゲームに挑みます。」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト]
[JBCF知多半島・美浜クリテリウム - 愛知県美浜町 - JPT第15戦 - 75km]
1位 畑中勇介 (シマノレーシング) 1h47m14s 41.96km/h
2位 マリウス・ヴィズィアック (マトリックスパワータグ) st
3位 大久保陣 (Team UKYO) +01s
4位 吉田隼人 (シマノレーシング) +01s
5位 木守望 (AISAN Development Team U-26) +01s
6位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +01s
7位 福田真平 (AISAN Development Team U-26) +01s
8位 小室雅成 (イナーメ信濃山形) +01s
9位 藤岡克磨 (パールイズミ・スミタ・ラバネロ) +01s
10位 長野耕治 (JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス) +01s
15位 中村誠 (宇都宮ブリッツェン) +01s
17位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +02s
25位 鈴木近成 (宇都宮ブリッツェン) +02s
48位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +05s
64位 郡司昌紀 (宇都宮ブリッツェン) +10s
77位 普久原奨 (宇都宮ブリッツェン) +55s

出走111名/完走95名

◆2013年Jプロツアー個人ランキング
1位 ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO) 8,881P
2位 土井雪広(Team UKYO) 6,350P
3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) 5,206P
4位 畑中勇介(シマノレーシング) 5,201P
5位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) 5,148P
6位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー) 5,076P

◆2013年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 29,727P
2位 宇都宮ブリッツェン 21,531P
3位 マトリックスパワータグ 18,839P
4位 シマノレーシング 13,697P
5位 ブリヂストンアンカー 13,125P
6位 cannondale championsystem 11,214P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 西村大輝(シマノレーシング)

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[レース前日に美浜町に到着した選手たちは強風のなかコース試走に出かける]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ジャパンカップへ向けてコンディションを上げている飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[選手たちがトレーニングを終えると田村メカがすぐに洗車を開始]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[知多半島の夕焼けを眺める鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ホテルのロビーに集合して夕食へ向かう選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース当日の朝、選手たちは約20kmほど離れたレース会場へ自走で移動する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[リラックスした表情でウォーミングアップを行う選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[集団ゴールとなった際にはスプリントを担当する鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[鈴木真理選手のスプリントをフォローする中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[12時45分に最高峰のP1クラスタがスタート]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート後から繰り返されるアタックに堀選手らが積極的に対応していく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[チームが不利な状況に陥らないよう要所を締める中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[5周目に普久原選手と飯野選手を含む8名の選手がアタックを決める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[集団内で周回を重ねる郡司選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[終始良い動きをみせる堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース全体を睨みながら勝つための流れをイメージする鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[集団前方での動きに対応する堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[8名の先頭集団を積極的にリードする飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[昨年このレースで10位に入った鈴木近成選手も上位のリザルトを意識する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[逃げにメンバーを送り込めなかった愛三とキャノンデール勢が追走を開始]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[一旦はかなり詰まった差が追走チームの崩壊により再び開き始める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ラスト3周を切り大集団が先頭集団の背後に迫る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ヴィズィアック選手の番手から素晴らしいスプリントをみせた畑中選手が勝利を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[6位でゴールしたものの珍しく悔しさを表に出す鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース展開を振り返る郡司選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[内容は悪くなかったもののゴール後に険しい表情をみせ続けていた堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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