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2013年10月

2013/10/22

JAPANCUP

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[上:厳しいコンディションのなか飯野選手がアジア勢では2番手となる17位でフィニッシュ]
[下:強力なチームメイトのサポートを受けたロジャース選手が圧倒的な走りで勝利を飾る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10/20(日)に、UCI-1.HCの「ジャパンカップ」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら]
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
中村誠
飯野智行
堀孝明
出走=84名

アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP / UCI-1.HC」がアップダウンの厳しい宇都宮森林公園の公道サーキットコースで開催され、雨と寒さでリタイア選手が続出する厳しいコンディションのなか、マイケル・ロジャース選手(チームサクソ・ティンコフ)がラスト8kmを独走する圧倒的な強さをみせ、シーズン最終レースで今シーズン最初の勝利を見事に飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、予定通りアーリーアタックに普久原選手と堀選手が乗り、終盤の攻防に鈴木真理選手と飯野選手が挑みましたが、目標としていた山岳賞とアジア最優秀選手賞は獲得できず、飯野選手の17位(アジア2位)が最高順位となっています。

宇都宮ブリッツェンにとって1年で最も大切なレースの一つである「ジャパンカップ」。

今年も世界のトップレーサーたちが我々の地元である宇都宮森林公園に集結しました。

宇都宮ブリッツェンは、山岳賞狙いのアーリーアタックに、普久原、中村、堀の3選手が対応し、終盤の本当の戦いに鈴木真理、飯野の2選手がチャレンジするという内容で、宇都宮が世界に誇る偉大なるホームゲームに挑みました。

レースがスタートすると、例年通りに日本勢による山岳賞狙いのアタックがはじまります。

通常は日本勢のみが動くことの多い序盤のアタックですが、今年は外国勢も動きをみせ、すぐに11名の先頭集団が形成されます。

フリードマン(チャンピオンシステム)
ダヴィラ(ジェリーベリー)
福島(チームNIPPO・デローザ)
内間(チームNIPPO・デローザ)
平井(ブリヂストンアンカー)
阿部(チーム右京)
カベッロ(チーム右京)
吉田(シマノレーシング)
入部(シマノレーシング)
普久原(宇都宮ブリッツェン)
堀(宇都宮ブリッツェン)

この逃げを容認したメイン集団では、アイゼル選手(スカイプロサイクリング)を中心に、優勝候補を抱える海外チームがアシストを出し合ってペースコントロールを開始。

いつもと同じように2~3分の差を保って周回を重ねていきます。

一方、まとまって距離を稼いでいくとみられていた先頭集団から、フリードマン選手(チャンピオンシステム)が単独で抜け出し、レースは3つのかたちを形成して序盤戦を消化していきました。

先頭1名 フリードマン(チャンピオンシステム)
↓ 1~2分
追走10名
↓ 先頭から2~3分
メイン集団

1回目(3周目)の山岳賞はフリードマン選手(チャンピオンシステム)が獲得したものの、2回目(6周目)の山岳賞を前に追走の10名がフリードマン選手(チャンピオンシステム)を吸収し、今度はダヴィラ選手(ジェリーベリー)が山岳賞を獲得します。

一方、先頭集団とのタイム差を計りながら一定ペースで周回を重ねるメイン集団では、寒さのため多くの有力選手たちがリタイアを選択しはじめます。

最後(9周目)の山岳賞を前に先頭集団もバラけはじめ、残念ながらここで普久原選手(宇都宮ブリッツェン)と堀選手(宇都宮ブリッツェン)は下がってしまいました。

最後の山岳賞を吉田選手(シマノレーシング)が獲得すると、いよいよメイン集団が本気のペースアップを開始します。

エースのマイケル・ロジャース選手で優勝を狙うチームサクソ・ティンコフ勢が上りでペースを上げると、メイン集団は一瞬にして崩壊し、下りを終えたところで10名強の先頭集団が形成されました。

日本勢でこの中に残れたのは西谷選手(愛三工業レーシングチーム)のみ。

これを飯野選手(宇都宮ブリッツェン)がレディオシャックの選手と共に追走します。

ラスト1周を前に先頭集団からロジャース選手(チームサクソ・ティンコフ)とエドモンドソン選手(スカイプロサイクリング)が抜け出し、そのまま最後の古賀志の上りに突入。

ここで、実力で勝るロジャース選手(チームサクソ・ティンコフ)が、エドモンドソン選手(スカイプロサイクリング)を軽々と引き離して独走態勢に入り、そのまま後続に44秒もの大差をつけて今期最初の勝利を見事に飾りました。

一方、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)は、最終周回にバッソ選手(キャノンデールプロサイクリング)らとともに第3集団から抜けだしを図りましたが、残念ながら上りで付けきれず、下りを終えた平坦区間で再び後続のグループに飲まれてしまい、最後はそのグループの3番手となる17位でのフィニッシュとなりました。

栗村監督コメント
「1年で最も重要なレースと言っていいジャパンカップが終了しました。今年のジャパンカップは低体温症でリタイアする選手が続出するという過酷なコンディション下での戦いとなりましたが、そのなかで地元宇都宮で力を付けてきた飯野選手が実力を示す走りをみせてくれたことはチームにとってとても大きな意味を持つと感じています。またもう一つ個人的に感動したことがありました。4年前にジャパンカップの手伝いをしたことがきっかけで自転車競技をはじめた地元宇都宮出身の堀選手が、ブラウ・ブリッツェン⇒宇都宮ブリッツェンと昇格してアジア最高峰のレースに初参加し、エスケープグループに入って世界の強豪達に挑むという、地域密着型チームにとっては最も価値のある走りをみせてくれたことです。発掘、育成を経て、選手たちが価値ある人材として成長していくことが、我々にとっての喜びの源泉であることは間違いありません。また、お客さんにとっても非常に過酷なコンディションだったなか、今年も最上、最強の応援をチームへ送っていただけたことに心から感謝しております。今後も挑戦を止めないチームであり続けるよう、努力を継続していきたいと思います。」

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◆[リザルト]
[JAPANCUP - 宇都宮森林公園 - UCI-1.HC - 151.3km]
1位 ROGERS Michael (チームサクソ・ティンコフ) 4h25m00s 34.3km/h
2位 BAUER Jack (ガーミン・シャープ) +44s
3位 CUNEGO Damiano (ランプレ・メリダ) +44s
4位 ARREDONDO MORENO Julian David (チームNIPPO・デローザ) +44s
5位 LOPEZ David (スカイプロサイクリング) +55s
6位 MORI Manuele (ランプレ・メリダ) +58s
7位 DOMBROWSKI Joseph (スカイプロサイクリング) +58s ※U23 1位
8位 VERONA Carlos (オメガファーマ・クイックステップ) +58s
9位 西谷泰治 (愛三工業レーシングチーム) +1m05s ※アジア 1位
10位 EDMONDSON Joshua (スカイプロサイクリング) +1m33s
17位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +3m58s ※アジア 2位
DNF 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 普久原奨 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 中村誠 (宇都宮ブリッツェン)

出走84名/完走39名

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[4年前にこのレースの手伝いをしたことがきっかけでレースの世界に飛び込んだ堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮ブリッツェンの選手たちを支えてきた“KUOTA”がポディウムの下に並べられる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート前にインタビューを受ける鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[今年は序盤の動きを担当する普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[アーリーアタックを狙う中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[アジア最優秀選手賞を狙う飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レースをはじめるきっかけとなった憧れのレースのスタート地点に並ぶ堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[世界トップクラスの選手たちが宇都宮森林公園の厳しいサーキットコースに飛び出していく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[予定通りに普久原選手と堀選手が11名の先頭集団に入る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[メイン集団内で本当の戦いを待つ飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[寒さに耐えながら周回を重ねる鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[山岳賞を狙う堀選手だが外国勢1名の先行を許してしまう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[堀選手とともに逃げ続ける普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[メイン集団内で鈴木真理選手と飯野選手をサポートする中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース終盤まで耐える堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[後半に入りスピードの上がったメイン集団内で好位置をキープする飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[序盤から逃げていた普久原選手が寒さのためリタイア]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[先頭ではマイケル・ロジャース選手がエドモンドソン選手と共にアタックを決める]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[第3集団でラストラップに突入する飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[強力なチームメイトのサポートを受けたロジャース選手が圧倒的な走りで勝利を飾る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[厳しいコンディションのなか飯野選手がアジア勢では2番手となる17位でフィニッシュ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[地元宇都宮で力をつけてきた飯野選手がその実力を示した]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2013/10/21

JAPANCUP CRITERIUMS

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[上:世界トップクラスの選手たちを相手に集団スプリントに挑んだ鈴木真理選手は17位でフィニッシュ]
[下:強豪揃いのスプリントを制したのは一昨年の覇者であるヴォンホフ選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10/19(土)に、UCI-クリテリウムの「ジャパンカップ クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
中村誠
飯野智行
鈴木近成
出走=89名

アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP」のプレイベントとなる「JAPANCUP CRITERIUMS」が宇都宮市中心部に設定された1周1.55kmの周回コースで開催され、集団スプリントを制したスティール・ヴォンホフ選手(ガーミン・シャープ)が2011年大会に続いて同レース2度目の優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢では、チーム内で最もスプリント力のある鈴木真理選手が予定通り集団スプリントに挑んだものの、世界の強豪選手たちを前に最前列をキープできず、最後は17位でのフィニッシュとなっています。

今年で4回目の開催となったジャパンカップクリテリウム。

昨年は3万人を越える観衆が宇都宮市中心部に集まりましたが、今年は昨年以上のお客さんが世界トップクラスの選手たちを見るべく1周1.55kmの周回コースの両端を埋め尽くしました。

予定時刻よりも5分ほど遅れて15時55分過ぎにスタートを切った89名の大集団は、最初のコーナーを曲がるとすぐに激しいアタック合戦を開始。

間もなく3名の選手が逃げを決めます。

オリヴェイラ(レディオシャック・レオパード)
バイヤー(チャンピオンシステム)
中根(チームNIPPO・デローザ)

この3名はメイン集団に対して20秒前後のタイム差をキープし、順調に周回を重ねていきます。

一方、メイン集団では、オメガファルマ・クイックステップやスカイプロサイクリング、ガーミン・シャープなどが集団の先頭に立ってペースをコントロールし、それぞれのエーススプリンターのためにレースを組み立てていきます。

先頭の3名のなかで積極的に前を引くのはタイムトライアルスペシャリストでもあるオリベイラ選手(レディオシャック・レオパード)で、メイン集団側も彼の走りに若干手こずりはじめます。

先頭集団内で健闘していた中根選手(チームNIPPO・デローザ)が脱落すると、残った先頭2名は更にスピードを上げ、メイン集団とのタイム差を最大で28秒ほどにまで拡大していきました。

しかし、ゴールが近づくとさすがに強豪揃いのメイン集団側もしっかりとペースを上げ、残り3周で全ての逃げを吸収して集団スプリントへと向かっていきます。

激しい位置取り合戦から、最後の混戦を力で抜けだしたのはガーミン・シャープのエーススプリンター、ヴォンホフ選手。2位はベテランスプリンターのアイゼル選手(スカイプロサイクリング)、3位は今年のツール・ド・フランスでステージ優勝を飾っているトレンティン選手(オメガファルマ・クイックステップ)と続きました。

栗村監督コメント
「スピードレースを得意としている選手が少ない布陣のなかで挑んだ初日のクリテリウム。レースは多くの海外有力チームのコントロールにより予想通り集団スプリントとなったものの、優秀なスプリンターたちが高いモチベーションでゴールを狙ったこともあって、鈴木真理選手は17位でのフィニッシュとなりました。明日は、今日のレースで力を温存した飯野選手と、過去にアジア最優秀選手賞を獲得した実績を持つ鈴木真理選手を中心に、表彰台にあがることを目指して最高峰の戦いに挑みます。」

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◆[リザルト]
[JAPANCUP CRITERIUMS - 宇都宮市街地 - UCIクリテリウム - 31km]
1位 スティール・ヴォンホフ(ガーミン・シャープ)42m48s 43.5km/h
2位 ベルンハルト・アイゼル(スカイプロサイクリング)st
3位 マッテーオ・トレンティン(オメガファーマ・クイックステップ)st
4位 ブラッド・ハフ(ジェリーベリー)st
5位 別府史之(クリテリウムスペシャルチーム)st
6位 マット・ブラマイヤー(チャンピオンシステム)st
7位 マティアス・フリードマン(チャンピオンシステム)st
8位 盛一大(愛三工業レーシングチーム)st
9位 ペーター・サガン(キャノンデールプロサイクリング)st
10位 大久保陣(チームUKYO)st
17位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)st
43位 普久原奨(宇都宮ブリッツェン)+19s
48位 鈴木近成(宇都宮ブリッツェン)+19s
74位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン)+42s
75位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)+42s

出走89名/完走85名

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[毎年期間限定でオリオン通りにオープンするブリッツェンミュージアム]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[今年も市内のクリテリウム会場には38,000人の大観衆が集まった]
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[宇都宮競輪場からパレード走行でコースインする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタートの準備を行う鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[リラックスした表情をみせる飯野選手]
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[普久原選手がスタートラインに並ぶ]
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[地元宇都宮出身の鈴木近成選手が念願のジャパンカップクリテリウムに出場する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最後のジャパンカップとなる中村キャプテンがスタートを待つ]
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[定刻より5分ほど遅れてジャパンカップクリテリウムがスタート]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[31kmの短期決戦へ挑む普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[1周目に飛び出した3名を追う鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[翌日のジャパンカップロードレースを視野に入れ集団内で周回を重ねる飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[集団内の好位置をキープする鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[チャンスを伺う中村キャプテン]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ハイスピードで周る集団内でポジションを上げていく鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この日はセーフティファーストでゴールを目指す飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ラスト3周ほどからはじまった激しい位置取り合戦に加わる鈴木真理選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[強豪揃いのスプリントを制したのは一昨年の覇者であるヴォンホフ選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[鈴木真理選手は17位でフィニッシュ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最後のジャパンカップクリテリウムを走り終えた中村キャプテン]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[クリテリウムの表彰式後に2014年宇都宮ブリッツェンの新監督が発表された]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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2013/10/14

JPT第15戦 JBCF知多半島・美浜クリテリウム

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[上:逃げ切りを狙って序盤から飛び出した普久原選手と飯野選手がレース終盤まで逃げ続ける]
[下:ヴィズィアック選手の番手から素晴らしいスプリントをみせた畑中選手が勝利を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10/13(日)に、Jプロツアー第15戦の「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
中村誠
飯野智行
鈴木近成
郡司昌紀
堀孝明
出走=111名

2013年Jプロツアー第15戦となる「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」が、愛知県美浜町のフラットな公道コースで開催され、大集団でのゴールスプリントを制した畑中勇介選手(シマノレーシング)が、今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、レース序盤から普久原選手と飯野選手が8名の先頭グループに入って積極的にレースをリードするも、残り5kmほどで追走を続けていた大集団に吸収されてしまい、最後は鈴木真理選手が集団スプリントに参加して勝利を狙いにいったものの、惜しくも6位という結果に終わっています。

今回の「JBCF知多半島・美浜クリテリウム」を含め、Jプロツアーの戦いも残るところあと2戦。

1周3.75kmの公道サーキットは、途中に緩やかなアップダウンはあるものの、基本的にフラットなレイアウトで難易度は高くなく、集団でのスプリント勝負になることが予想されます。

宇都宮ブリッツェンは集団ゴールとなった際のスプリント勝負を鈴木真理選手が担当し、その鈴木真理選手を中村選手がサポート。一方、他の選手は序盤から積極的にアタック合戦に加わっていき逃げ切りでの勝利を狙うという、二つの形を意識して今シーズン最初の優勝を貪欲に狙いにいきました。

レースがスタートすると、早速、各チームによるアタック合戦が繰り広げられ、2周目に飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名の先頭グループが形成されます。

しかし、翌周回にその逃げは吸収され、その後もアタック合戦が繰り返されます。

5周目に入ると、再び飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名が飛び出し、そこに普久原選手(宇都宮ブリッツェン)を含む2名が追い付いて8名の先頭集団が形成されました。

普久原/飯野(宇都宮ブリッツェン)
阿部(Team UKYO)
永良/ガルシア(マトリックスパワータグ)
入部(シマノレーシング)
紺野(湘南ベルマーレ)
メゴー(Peugeot Neilpryde Lacasse Pro)

この8名はローテーションを繰り返しながら順調にメイン集団とのタイム差を広げ、レースも折り返しを迎える10周目には1分ほどにまでその差を広げます。

一方、メイン集団では逃げ遅れたAISAN Development Team U-26やcannondale championsystem勢が先頭にでて追走を開始、徐々にタイム差を縮めていきます。

先頭8名とメイン集団との差は順調に縮まっていき、13周目にはその差は20秒となります。

ここで、先頭集団に入っていたガルシア選手(マトリックスパワータグ)が、集団に吸収されることを悟って自らメイングループに下がっていきます。

しかし、メイン集団側の追走はAISAN Development Team U-26だけとなり、一気に縮まってきたタイム差は逆に広がりはじめ、勝負の行方はわからなくなります。

先頭集団では普久原選手(宇都宮ブリッツェン)が飯野選手(宇都宮ブリッツェン)のために献身的な動きをみせ、少ない可能性ながら諦めずに逃げ切りを狙いにいきます。

残り4周、先頭集団から永良選手(マトリックスパワータグ)とメゴー選手(Peugeot Neilpryde Lacasse Pro)が遅れてしまいます。

先頭5名
普久原/飯野(宇都宮ブリッツェン)
阿部(Team UKYO)
入部(シマノレーシング)
紺野(湘南ベルマーレ)
 ↓30秒差
メイン集団

先頭集団からマトリックスパワータグ勢がいなくなったことで、メイン集団で追走の意思を持つチームが増えることになってしまいます。

宇都宮ブリッツェン勢もメイン集団前方に固まって逃げ続ける先頭の二人をサポートしますが、再び活性化した集団の動きを止めることはができず、残念ながらラスト2周を切ったところで全ての逃げは吸収されてしまいました。

レースは振り出しに戻ったことで大集団でのゴールスプリントが濃厚となります。

最終周回に入ると、各チームがゴールスプリントに向けた動きを少しずつ見せ始めますが、圧倒的な支配をみせるチームはなく混沌とした状況のまま最後の直線へと入っていきます。

残り1kmほどから、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)も集団前方にポジションを移し、ヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)の前に入ってゴールスプリントに備えていきます。

残り500mほどになると、嶌田選手(Team UKYO)とカベッロ選手(Team UKYO)が大久保選手(Team UKYO)の発射台となるべくスプリントを開始。

その番手に鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)、さらにヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)、シマノレーシング勢と続いていきますが、カベッロ選手(Team UKYO)が突然ペースダウン。番手についていた鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)は煽りを受けて減速せざるを得ず、再び踏み直さなければいけない状況となってしまいます。

一方、後ろからスピードを殺さずにヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)が得意のスプリント体制に入り、そのスリップにきっちりと入った畑中選手(シマノレーシング)がゴールに向けて一気にヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)を差し込んでいきます。

結局、絶妙な位置取りと素晴らしい脚をみせた畑中選手(シマノレーシング)がゴール直前でヴィズィアック選手(マトリックスパワータグ)をきっちりとかわし、今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。

一方、一度スピードを失ってしまった鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)は再び立て直すことができず6位でのフィニッシュとなりました。

栗村監督コメント
「今年で2回目(Jプロツアー)の開催となったJBCF知多半島・美浜クリテリウムですが、このコースはクリテリウムというよりかはサーキットレースに近いレイアウトとなっており、全体的にプロトンが流れるので昨年は大集団によるスプリント勝負となっていました。今年は前日から強い風が吹き、レース当日もその風が残っていたので厳しいレース展開になることを若干期待しましたが、横風区間が殆どなく風による破壊力はあまり期待できない状況となります。昨年のこのレースでもエスケープを決めた飯野選手が普久原選手と共にレース序盤から飛び出したものの、逃げに乗れなかったチームの追走でラスト2周で大集団に吸収されてしまい、そのままある意味予想されていた大集団のゴールスプリントになだれ込みます。ここからはチーム内で最もスプリント力のある鈴木真理選手にゴールを託しましたが、やはりピュアスプリンター達との戦いは簡単ではなく、6位というリザルトに終わりました。今期ここまでのレースと同様に、内容は悪くないものの、最終的な数字がなかなかついてこない状況が続きます。そんな中、来週はいよいよ我々にとって1年で最も大切なレースといっていいジャパンカップとなります。自分たちで展開をオーガナイズできるレベルのレースではありませんが、いまできる最大限を尽くして宇都宮が世界に誇る偉大なホームゲームに挑みます。」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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◆[リザルト]
[JBCF知多半島・美浜クリテリウム - 愛知県美浜町 - JPT第15戦 - 75km]
1位 畑中勇介 (シマノレーシング) 1h47m14s 41.96km/h
2位 マリウス・ヴィズィアック (マトリックスパワータグ) st
3位 大久保陣 (Team UKYO) +01s
4位 吉田隼人 (シマノレーシング) +01s
5位 木守望 (AISAN Development Team U-26) +01s
6位 鈴木真理 (宇都宮ブリッツェン) +01s
7位 福田真平 (AISAN Development Team U-26) +01s
8位 小室雅成 (イナーメ信濃山形) +01s
9位 藤岡克磨 (パールイズミ・スミタ・ラバネロ) +01s
10位 長野耕治 (JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス) +01s
15位 中村誠 (宇都宮ブリッツェン) +01s
17位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +02s
25位 鈴木近成 (宇都宮ブリッツェン) +02s
48位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +05s
64位 郡司昌紀 (宇都宮ブリッツェン) +10s
77位 普久原奨 (宇都宮ブリッツェン) +55s

出走111名/完走95名

◆2013年Jプロツアー個人ランキング
1位 ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO) 8,881P
2位 土井雪広(Team UKYO) 6,350P
3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) 5,206P
4位 畑中勇介(シマノレーシング) 5,201P
5位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) 5,148P
6位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー) 5,076P

◆2013年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 29,727P
2位 宇都宮ブリッツェン 21,531P
3位 マトリックスパワータグ 18,839P
4位 シマノレーシング 13,697P
5位 ブリヂストンアンカー 13,125P
6位 cannondale championsystem 11,214P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 西村大輝(シマノレーシング)

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[レース前日に美浜町に到着した選手たちは強風のなかコース試走に出かける]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ジャパンカップへ向けてコンディションを上げている飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[選手たちがトレーニングを終えると田村メカがすぐに洗車を開始]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[知多半島の夕焼けを眺める鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ホテルのロビーに集合して夕食へ向かう選手たち]
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[レース当日の朝、選手たちは約20kmほど離れたレース会場へ自走で移動する]
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[リラックスした表情でウォーミングアップを行う選手たち]
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[集団ゴールとなった際にはスプリントを担当する鈴木真理選手]
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[鈴木真理選手のスプリントをフォローする中村選手]
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[12時45分に最高峰のP1クラスタがスタート]
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[スタート後から繰り返されるアタックに堀選手らが積極的に対応していく]
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[チームが不利な状況に陥らないよう要所を締める中村選手]
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[5周目に普久原選手と飯野選手を含む8名の選手がアタックを決める]
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[集団内で周回を重ねる郡司選手]
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[終始良い動きをみせる堀選手]
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[レース全体を睨みながら勝つための流れをイメージする鈴木真理選手]
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[集団前方での動きに対応する堀選手]
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[8名の先頭集団を積極的にリードする飯野選手]
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[昨年このレースで10位に入った鈴木近成選手も上位のリザルトを意識する]
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[逃げにメンバーを送り込めなかった愛三とキャノンデール勢が追走を開始]
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[一旦はかなり詰まった差が追走チームの崩壊により再び開き始める]
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[ラスト3周を切り大集団が先頭集団の背後に迫る]
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[ヴィズィアック選手の番手から素晴らしいスプリントをみせた畑中選手が勝利を飾った]
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[6位でゴールしたものの珍しく悔しさを表に出す鈴木真理選手]
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[レース展開を振り返る郡司選手]
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[内容は悪くなかったもののゴール後に険しい表情をみせ続けていた堀選手]
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2013/10/07

JPT第14戦 JBCFいわきクリテリウム

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[上:ラスト2周から集団の主導権を奪り鈴木真理選手のスプリントの準備を行う中村選手]
[下:チームメイトから強力なサポートを受けた鈴木真理選手は惜しくも3位でフィニッシュ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10/5(土)~6(日)に、Jプロツアー第14戦の「JBCFいわきクリテリウム」が開催されました。

◆大会WEBサイトは[こちら]
◆Live!!!ブログレポートは[こちら]

このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

鈴木真理
普久原奨
中村誠
飯野智行
鈴木近成
郡司昌紀
堀孝明
出走=40名(決勝)

2013年Jプロツアー第14戦となる「JBCFいわきクリテリウム」が、テクニカルなコースとしてお馴染みの“いわき市21世紀の森公園”内に設定された1周1.43kmの特設サーキットコースで開催され、JBCFロードチャンピオンのタイトルを獲得したばかりのビセンテ・ガルシア選手(マトリックスパワータグ)が、約25名のゴールスプリントを制して今シーズン同シリーズ2勝目を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、作戦通りにラスト2周で集団の主導権を握ってこのレースを得意としている鈴木真理選手に勝負を託しましたが、最後はスプリント力のあるガルシア選手に一歩届かず3位でのフィニッシュとなっています。

Jプロツアーの戦いも残すところあと3戦。

年間チャンピオン争いでの可能性を繋ぎ止めたかったJBCFロードチャンピオンシップでは首位を独走するTeamUKYOとの差が更に広がってしまい、2年連続でのチーム年間優勝の可能性はかなり難しくなってきました。

今季ここまでの成績(Jプロツアー)は、2位3回、3位1回、4位4回、5位3回と、チーム状況と戦力を考えるとまずまずのリザルトは残しているものの、一番欲しい“1位”が近くて遠い状況が続いています。

JBCFいわきクリテリウムは、鈴木真理選手が過去に4連覇を達成しているレースでもあり、宇都宮ブリッツェンにとっては今季初勝利を狙うまたとないチャンスといえます。

いくつかのチームが外国勢を数多く補強している状況下での勝利は容易なことではないものの、今シーズン最初の勝利を目指していわきでのスピードバトルに挑みました。

土曜日に予選2組を行い、各組の上位15名が決勝へ進出。

また、土曜日の予選で決勝進出を逃しても、日曜日の午前中に行われる敗者復活戦で上位10位に残れれば、午後の決勝(40名)に進むことができます。

宇都宮ブリッツェン勢は、予選1組に出走した飯野選手が一発で決勝進出を果たし、2組に出走した鈴木真理、中村、堀の3選手もきっちりと予選を通過しました。

一方、予選1組に出走した普久原、鈴木近成、郡司の3選手はスプリント争いで集団内に埋もれてしまい敗者復活戦へ。

しかし、残念ながらそこでも上位10名に残れず、決勝レースは4名で戦うことになりました。

決勝レースでの作戦は、人数を揃えるTeam UKYOとシマノレーシングの動きに注意し、スプリント勝負になれば鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)で勝ちを狙い、もし飯野選手(宇都宮ブリッツェン)や中村選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げに乗った場合は、それぞれが勝てる可能性のあるグループであれば各自に勝負を託するという流れを話し合います。

レースがスタートすると各チームの選手たちがアタックを開始。

速いラップタイムを刻みながら、決勝レースでのみ使用するテクニカルなLコースを駆け抜けていきます。

激しい出入りを繰り返しながらも逃げらしい逃げが決まらないままレースは前半戦を消化。

そして、3分の1ほどが過ぎた12周目に、最多の8名が決勝へ進出したTeam UKYO勢が大久保選手のスプリント勝負を狙うために早々と集団コントロールを開始します。

テクニカルなコースで最大7名の選手が集団コントロールを行う作戦は十分に効果的であり、途中、各チームがTeamUKYOの牙城を崩すべく何度も攻撃を仕掛けたものの、最後まで決定的な逃げは決まることなく、レースは集団のまま最後のゴールスプリントへと向かっていきました。

宇都宮ブリッツェン勢は、スプリント勝負となる際はラスト2周で集団の先頭付近に上がることを話し合っており、その作戦通りに中村選手が飯野選手と鈴木真理選手を引き連れて一気に集団の先頭付近に躍り出ます。

テクニカル区間ではペースを落とし、集団が伸びる区間ではペースを上げてうまく集団の先頭を維持したまま中村選手から飯野選手へバトンタッチ。

飯野選手も作戦通りに高速で集団を牽引しながら先頭で最終コーナーへと突入しました。

ほぼ狙っていた形通りに最終ストレートに入った鈴木真理選手は、若干後ろ目からスプリントを開始。

しかし、スプリント力に自信を持っているガルシア選手(マトリックスパワータグ)が、鈴木真理選手とは反対側のコース右サイドからスプリントを仕掛け、横一線の勝負となったものの、ゴールに向けてスピードを上げていったガルシア選手(マトリックスパワータグ)がそのままハイスピードを維持してトップでフィニッシュ。

2位にはガルシア選手(マトリックスパワータグ)のスリップに入ったツアーリーダーのトリビオ選手(Team UKYO)が続き、鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)は惜しくも3位でのフィニッシュとなりました。

栗村監督コメント
「今シーズン最初の勝利を目指してスタートしたJBCFいわきクリテリウム。決勝は4名と少ない人数での戦いとなったものの、いわきクリテリウムマイスターと言っていい鈴木真理選手を擁していることから、強い気持ちを持って戦いに挑みました。レース中盤からTeamUKYO勢が大久保選手のスプリントのためにコントロールを開始して、結局そのまま大きな動きのないまま集団スプリントに突入。宇都宮ブリッツェンの各選手はミーティング通りの完璧な動きをみせて鈴木真理選手に勝負を託しましたが、最後は素晴らしいスプリントをみせたガルシア選手に力負けして3位でのフィニッシュとなりました。ゴール後、鈴木真理選手が“みんなの動きは完璧だった…”と漏らしていましたが、今日に関していえばその言葉が全てだったと感じています。長いリハビリを乗り越えてきた鈴木真理選手の走りはとても素晴らしいものでした。今日のレースで勝つためには最後のスプリントでより高い最大出力が必要だったということです。本日もたくさんの宇都宮ブリッツェンサポーターの方々に応援していただきとても心強かったです。勝利が近くて遠い状態が続いていますが、今シーズン残りのレースも諦めることなく戦い続けますので引き続き宜しくお願いいたします。」

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◆[リザルト]
[JBCFいわきクリテリウム - いわき市21世紀の森公園 - JPT第14戦 - 決勝48.42km]
1位 ビセンテ・ガルシア(マトリックスパワータグ) 1h15m37s 43.97km/h
2位 ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO) st
3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) st
4位 吉田隼人(シマノレーシング) st
5位 鈴木譲(シマノレーシング) st
6位 大久保陣(Team UKYO) st
7位 小室雅成(イナーメ信濃山形) st
8位 マリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ) st
9位 小畑郁(なるしまフレンド) +1s
10位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) +1s
25位 中村誠(宇都宮ブリッツェン) +38s
26位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +49s
DNQ 普久原奨(宇都宮ブリッツェン)
DNQ 鈴木近成(宇都宮ブリッツェン)
DNQ 郡司昌紀(宇都宮ブリッツェン)

出走(決勝)40名/完走28名

◆2013年Jプロツアー個人ランキング
1位 ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO) 8,881P
2位 土井雪広(Team UKYO) 6,350P
3位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー) 5,076P
4位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) 4,948P
5位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) 4,706P

6位 山下貴宏(Team UKYO) 4,560P

◆2013年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 28,677P
2位 宇都宮ブリッツェン 20,531P
3位 マトリックスパワータグ 17,939P
4位 ブリヂストンアンカー 13,125P
5位 シマノレーシング 11,997P
6位 cannondale championsystem 10,814P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 西村大輝(シマノレーシング)

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[予選レースが開催される土曜日に会場へ到着した郡司選手が早速タイヤをチェックする]
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[手際よくフレームナンバーとタグを取り付けていく田村メカ]
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[予選、敗者復活戦、決勝と複数のレースを走る時にはいつも以上に回復が重要となる]
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[エアロスーツにゼッケンを取り付けていく普久原選手]
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[予選のスタートに向けてウォーミングアップを行う鈴木近成選手]
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[予選1組を走る普久原選手]
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[同じく予選1組に出走した郡司選手]
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[予選1組で決勝に進出できたのは飯野選手のみで鈴木近成選手と他の2名は敗者復活戦へ]
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[予選2組に出場した中村選手は鈴木真理選手、堀選手と共に決勝進出を果たす]
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[日曜日の朝に開催された敗者復活レースにまわった3名は残念ながら決勝へ上がれず]
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[引退を表明した中村選手の応援旗がコース上に設置される]
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[午後の決勝に向けて勝利をイメージする鈴木真理選手]
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[集中しながらウォーミングアップを行う中村選手]
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[ストレッチを行い準備を進める飯野選手]
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[決勝レースのスタートラインに並ぶ堀選手]
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[決勝に上がった40名の選手たちが一斉にスタート]
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[会場に集った多くの観客の前で激しい戦いを繰り広げる飯野選手]
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[復帰後初勝利に向けて冷静に周回を重ねる鈴木真理選手]
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[レース序盤からアタックを仕掛け攻撃的な走りをみせる中村選手]
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[この日も多くのブリッツェンサポーターが会場に駆けつけた]
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[あまり器用ではない堀選手がテクニカルないわきのコースで善戦する]
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[8名を揃えるTeam UKYO勢に対抗するように展開に絡んでいく鈴木真理選手]
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[Team UKYO勢がレース中盤前から大久保選手のためのスプリントの準備を開始]
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[後半に入ったところで中村選手が再び攻撃を開始]
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[飯野選手もチャンスを探して集団前方で動きをみせる]
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[ただついているだけではなく展開に絡んでいく堀選手]
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[後半にかけて多くの選手が動いたが強力なTeam UKYOの牙城を崩せずにゴールが近づく]
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[ラスト2周から集団の主導権を奪り鈴木真理選手のスプリントの準備を行う中村選手]
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[飯野選手の番手につきゴールを目指す鈴木真理選手]
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[予定通りに最終コーナーを飯野選手が先頭で通過して鈴木真理選手がスプリントを開始]
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[反対側からガルシア選手が伸びの良いスプリントをみせる]
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[ガルシア選手のスリップからツアーリーダーのトリビア選手が抜けてゴールへ]
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[1位ガルシア選手、2位トリビオ選手、3位鈴木真理選手の順でゴール]
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[チームとして、そして真理選手自身の復帰後初勝利は逃したものの晴れやかな表情をみせる]
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