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2013/04/15

JPT第1戦 JBCF伊吹山ヒルクライム

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[上:数的不利の展開のなかで2位をもぎ取った宇都宮ブリッツェンの新エース飯野選手]
[下:昨年までブエルタなどのトップレースを走っていたトリビオが圧倒的な力で勝利を飾る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

4/14(日)に、Jプロツアー第1戦の「JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。

普久原奨
中村誠
飯野智行
鈴木近成
郡司昌紀
堀孝明
城田大和
出走=100名

2013年Jプロツアー開幕戦となる「JBCF伊吹山ヒルクライム」が、岐阜県関ケ原町の伊吹山ドライブウェイで開催され、つい先日Team UKYOに加入したばかりのスペイン人選手、Jose Vicente TORIBIO ALCOLEA が圧倒的な力で後続を引き離し、最後は2位に2分39秒の大差をつけて優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢では、エースの飯野選手が後手にまわりながらも落ち着いたレース展開をみせ、強力なTeam UKYO勢を相手に最後はゴールスプリントで全日本チャンピオンの土井選手を下してなんとか2位を確保しました。
また、チーム2年目の堀選手が強豪選手に交りながら5位に食い込み、23歳下の選手に与えられるピュアホワイトジャージを獲得しています。

2013年のJプロツアーが伊吹山でのヒルクライムレースで幕を開けました。

伊吹山のヒルクライムコースは全長15kmで標高差は1,053m、富士山のコースなどに比べると平均勾配は緩いものの、それでも高い登坂力を要求される厳しいルートといえます。

優勝候補は、昨年まで欧州のトップレースを走っていた全日本チャンピオンの土井選手(Team UKYO)や、そのチームメイトでつい先日加入が発表されたばかりのスペイン人選手 Jose Vicente TORIBIO ALCOLEA(Team UKYO)などが筆頭。

ほかにも多くの有力ヒルクライマー達がエントリーしており、レベルの高い戦いが予想されました。

レースがスタートすると、強力なチーム補強を行ったTeam UKYO勢が積極的なレース展開をみせ、各選手がアタックを繰り返しながら集団を揺さぶっていきます。

いくつかの攻撃のあとに全日本チャンピオンの土井選手(Team UKYO)がアタックを決め、メイン集団に対して10数秒のタイム差をつけながら単独で頂上を目指していきます。

これに対して3人の選手がメイン集団から飛び出して追走を開始。

JV Toribio (Team UKYO)
飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)
伊藤雅和 (AISAN Development Team U-26)

土井選手(Team UKYO)とのタイム差が縮まってくると、チームメイトのToribio(Team UKYO)が一気に加速して飯野選手(宇都宮ブリッツェン)と伊藤選手(AISAN Development Team U-26)を置き去りにしてすぐに先頭の土井選手(Team UKYO)に合流します。

そしてそのまま土井選手(Team UKYO)を抜き去ってToribio(Team UKYO)が単独先頭に躍りでました。

レースはまだ中盤にも関わらずここで勝負あり。

Toribio(Team UKYO)は強力な登坂力をみせてあっという間にその差を1分に広げ、ゴールに向かって更に後続を引き離していきます。

レース終盤に入りToribio(Team UKYO)を追うメイン集団から土井選手(Team UKYO)が再びアタック、Team UKYO のワンツーフィニッシュを狙いにいきます。

JV Toribio (Team UKYO)
↓2分
土井雪広 (Team UKYO)
↓15秒
飯野智行 (宇都宮ブリッツェン)
堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
伊藤雅和 (AISAN Development Team U-26)
山本和弘 (cannondale championsystem)
狩野智也 (Team UKYO)

ゴールまで2kmを切ると堀選手(宇都宮ブリッツェン)が引っぱる追走5名から飯野選手が(宇都宮ブリッツェン)がアタック、狩野選手(Team UKYO)のみが反応して2番手を走る土井選手(Team UKYO)に追いつきます。

一方、圧倒的な差をつけて先頭をひた走るToribio(Team UKYO)は余裕を持ってゴール地点にたどり着き、日本でのデビューレースを見事独走勝利で飾りました。

Toribio(Team UKYO)がゴールしてから約2分30秒後、土井選手(Team UKYO)、狩野選手(Team UKYO)、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)の3名が若干牽制しながら最後の直線に姿を現します。

最初に全日本チャンピオンジャージを着る土井選手(Team UKYO)がスプリントを開始しますが、すかさず飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が反応して逆に残り50mほどで一気に加速、そのまま飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が2位でゴールしてブリッツェン新エースとしての責任をしっかりと果たしました。

3位は土井選手(Team UKYO)、4位に狩野選手(Team UKYO)。

そして、少し遅れて堀選手(宇都宮ブリッツェン)が5位でフィニッシュし、23歳以下の選手に与えられるピュアホワイトジャージを見事獲得しています。

栗村監督コメント
「今年もJプロツアーが開幕しました。スタートリストを見ると昨年よりも出場選手のレベルが上がっていることを実感。特にTeam UKYOの補強は強烈で、全日本チャンピオンの土井選手だけでもインパクト十分なのに、3年連続ブエルタ完走やポルトガル1周ステージ優勝などの経歴を持つスペイン人選手Toribioを獲得して必勝体制を築いています。また、その他のチームも質の高いチーム補強を実施しており、昨年の様な圧倒的な勝ち方がもはや難しいことを悟らせれます。一方の宇都宮ブリッツェンは若手中心のメンバー。そんな状況下で得た本日のリザルトは非常に価値のあるものだと感じています。中村新キャプテンを中心とした現場の努力が形になったことは、新しい宇都宮ブリッツェンの高い可能性を示しているといえるでしょう。このあとのレースも若い選手たちにとっては毎回が新たな挑戦となっていくわけですが、“一歩ずつ前へ”というスタンスを継続しながらチームの成長を追求していきたいと思います。」

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◆[リザルト]
[JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム - 岐阜県関ケ原町 - JPT第1戦 - 15km/標高差1,035m]
1位 JV Toribio (Team UKYO) 40m01s 22.48km/h
2位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +2m39s
3位 土井雪広 (Team UKYO) +2m43s
4位 狩野智也 (Team UKYO) +2m48s
5位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +3m07s
6位 山本和弘 (cannondale championsystem) +3m11s
7位 伊藤雅和 (AISAN Development Team U-26) +3m21s
8位 永良大誠 (マトリックスパワータグ) +3m35s
9位 高岡亮寛 (イナーメ信濃山形) 3m40s
10位 阿部嵩之 (Team UKYO) +3m50s
15位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +3m55s
26位 普久原奨 (宇都宮ブリッツェン) +5m28s
28位 郡司昌紀 (宇都宮ブリッツェン) +5m31s
43位 中村誠 (宇都宮ブリッツェン) +7m14s
78位 鈴木近成 (宇都宮ブリッツェン) +10m54s

出走100名/完走100名

◆2013年Jプロツアー個人ランキング
1位 JV Toribio (Team UKYO) 1,000P
2位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) 700P
3位 土井雪広 (Team UKYO) 650P
4位 狩野智也 (Team UKYO) 600P
5位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) 550P
6位 山本和弘 (cannondale championsystem) 500P

◆2013年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 2,250P
2位 宇都宮ブリッツェン 1,550P
3位 マトリックスパワータグ 800P
4位 POSITIVI PEUGEOT 700P
5位 cannondale championsystem  640P
6位 AISAN Development Team U-26 480P

ルビーレッドジャージ Jose Toribio (TeamUKYO)
ピュアホワイトジャージ 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

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[春の日差しが差し込む岐阜県関ケ原町の伊吹山ドライブウェイに到着]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ホテルから会場まで自走で移動してきた選手たちがローラー台に自分のバイクをセットする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[今期もグリコパワープロダクションシリーズのCCDドリンクが宇都宮ブリッツェンの選手たちを支える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[昨年の12月から新チームを率いてきた中村キャプテンがこれまでの準備期間を振り返る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[今期から工具サプライヤーとなったVAR製の工具箱]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[いつもと変わらず落ち着いてレース前の準備を行う普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[2013年の新エースとしてメディアからも注目される飯野選手がインタビューに応える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[苦手のヒルクライムレースだが自分のベストを尽くすべく集中する鈴木近成選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[膝に若干不安がある城田選手は今は無理せずに少しずつレースを覚えていくスタンス]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[エースとして初のシーズンに挑む飯野選手だがプレッシャーを楽しんでいるようにもみえる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート地点に並び気合いの入った表情をみせる郡司選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[大会直前に風邪をひき不安要素抱えて開幕戦に挑む堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[欧州プロとしては中堅クラスだったトリビオが2分39秒という圧倒的なタイム差で独走優勝]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[全日本チャンピオンの土井選手を抑えて2位でゴールするも悔しさを爆発させる飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース終盤飯野選手をサポートした堀選手は最後まで粘って5位でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[Jプロツアー初参戦ながら期待以上の走りをみせて15位でゴールする城田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[昨年に比べてよく上れている普久原選手は26位でフィニッシュ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[上位でのゴールを期待された郡司選手は本来の力を発揮できずに28位]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[今レースでの若手の活躍を生み出した中村キャプテンは全体の中ほどでゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この日は後方でのゴールとなった鈴木近成選手だが翌週の南紀白浜ではスプリントを担当する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[プレッシャーに打ち勝って2位でフィニッシュした飯野選手だがトリビオという大きな目標が出現した]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[苦しい時期を乗り越え最高カテゴリーP1の表彰台に上がる堀選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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