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2012/09/17

ツール・ド・北海道 第3ステージ

[1ステージ][2ステージ][3ステージ]

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[上:チーム発足後初となるUCIレースでの団体首位を獲得した宇都宮ブリッツェン]
[下:最終ステージはレースリーダーのリケーゼ(チームニッポ)が制し廣瀬選手はステージ5位]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9/15(土)~9/17(月)の3日間に渡り、UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」が開催されます。

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9月17日(月)に最終第3ステージが行われました。

このレースに宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

廣瀬佳正
普久原奨
増田成幸
初山翔
飯野智行
※出場チーム=19チーム

UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」の最終第3ステージが美瑛町から札幌市モエレ沼公園までの198kmのコースで開催され、チームニッポ勢が198kmのコースを3名のアシスト選手できっちりとまとめあげ、最後はレースリーダーのマッシミリアーノ・リケーゼ(チームニッポ)が得意のスプリントを炸裂させて見事に2日連続のステージ優勝を飾りました。

この結果、リケーゼ(チームニッポ)が自身初となるステージレースの個人総合優勝を飾り、最大の名誉であるマラカイトグリーンジャージを獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、増田選手と飯野選手の個人総合時間順位ジャンプアップと、前日に首位に立った団体総合時間順位のキープを軸にレースを戦ったものの、追い風&平坦基調のコースにチャンスらしいチャンスを見出すことができず、最後はこれが現役最後のツール・ド・北海道となる廣瀬選手のスプリント勝負に作戦を切り替えて、廣瀬キャプテンがステージ5位のリザルトを残して今大会の全日程を終えました。

宇都宮ブリッツェンの最終成績は、個人総合時間順位で増田選手が4位、飯野選手が6位とそれぞれ前日から順位を一つ下げたものの、二人ともきっちりとUCIポイントを獲得。

そして、団体総合時間順位では、チーム発足後初となる総合優勝を見事に獲得しました!

総合上位陣が僅差のタイム差のまま迎えた最終ステージ。朝方降っていた雨はスタート前には上がり、ドライコンディションのなかでレースはスタートしていきます。

リアルスタートが切られるとすぐにリーダーチームのチームニッポ勢がコントロールを開始し、逃げは一切容認しない姿勢で最初のKOMに向かっていきます。

1回目のKOMは山岳ジャージを着るハミルトン(ジェリーベリー)がきっちりと1位で通過.

下りに入ると窪木選手(マトリックス)の総合ジャンプアップを狙うマトリックス勢が集団前方に上がり、ボーナスタイム獲得のためにチームニッポのローテーションにジョイントして逃げを許さない体制を強化します。

見通しの良い追い風基調のコースコンディションは、逃げを潰したいチームにとっては歓迎すべき状況であり、時折かかるアタックも殆ど破壊力なく集団に吸収されてしまいます。

チームニッポ&マトリックスの利害が一致したチームによる安定した集団コントロールにより、集団はひとかたまりのまま最初のHSに突入。

1回目のHS
1位 窪木(マトリックス)
2位 リケーゼ(ニッポ)
3位 西園(ブリヂストン)

レースをコントロールする2チームが思惑通りのリザルトを残し、窪木選手(マトリックス)が個人総合時間順位を一つ上げて3位に浮上します。

順位を一つ下げてしまった増田選手(宇都宮ブリッツェン)ですが、脚質的にも状況的にもこの段階でできることは限らており、チームニッポ&マトリックス勢が消耗し始めるレース後半に訪れるであろう僅かなチャンスに望みを繋ぎます。

補給地点を過ぎてこの日2回目のKOMに入ると、既に何度もアタックを試みていた清水選手(ブリヂストン)が再び動き、この流れで増田選手(宇都宮ブリッツェン)と飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名が若干抜け出します。

しかし、上りの難易度が低いことと、山岳賞を狙うジェリーベリーやその他総合上位勢の追走ですぐにこの逃げも吸収され、集団のまま山頂をクリアー。ここでもハミルトン(ジェリーベリー)が先頭通過を果たして個人総合山岳賞を確定させました。

KOMからの下りを終えて海岸線に出ると、風向きが横風に変わりますが、内陸からの風なのでレース展開に影響を及ぼす状況には至りません。

それでも、宇都宮ブリッツェン勢はチャンスを見出すべく何度かアタックを試みますが、集団をまとめる動きを崩すことができずに徐々にゴール地点のモエレ沼公園が近づいてきてしまいます。

ゴールまで10kmを切り、作戦を廣瀬選手(宇都宮ブリッツェン)のステージ優勝に切り替えた宇都宮ブリッツェン勢は、普久原選手(宇都宮ブリッツェン)が集団の牽引をはじめ、他の選手たちでトレインを形成してゴール勝負に備えます。

そして、ラスト1kmを切ったところで飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が加速して宇都宮ブリッツェントレインが集団前方に上がると、モエレ沼公園への入口に、増田、初山、廣瀬選手の順で突入していきます。

最終コーナーを増田選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭で抜けるとゴールまで残り400m。

しかし、レースリーダーのリケーゼ(チームニッポ)が増田選手(宇都宮ブリッツェン)の番手をしっかりと奪うと、そのまま盤石のスプリントで見事にステージ2勝目を飾りました。

最終コーナーで窪木選手(マトリックス)と接触してしまった廣瀬選手(宇都宮ブリッツェン)は若干ポジションを下げてスプリントを開始し、結局ステージ5位で現役最後のツール・ド・北海道を終えています。

栗村監督コメント
「いくつかの選択肢が残された状況で迎えた最終ステージ。個人総合時間順位で上位につけている増田選手と飯野選手の脚質(スプリント向きではない)を考えると、個人総合優勝を果たすためにはチームニッポ勢を相当に消耗させる必要があることを理解していました。結果的には彼らを追い詰めることはできませんでしたが、決して恵まれているとは言えない国内のみでの活動でも、国際レースでトップを狙えるという確信を得たレースでもありました。廣瀬選手がゼロからチームを創り、チーム関係者自らが活動資金を集め、そしてレース以外の普及活動などにも力を入れながら、実力面でも少しずつ進化してきたこの4年間。廣瀬選手にとっての最後のツール・ド・北海道になりましたが、そのレースで団体総合優勝を獲得したことは、宇都宮ブリッツェンの次なるチャレンジへの始まりとなるはずです。このチームは自分たちを信じながら少しずつ着実に進化を果たしてきました。それはこれからも変わることはないでしょう。このチームに関わる多くの関係者、そしてこのチームを応援して下さるたくさんのファンの方々のためにも、自分たちが持つ理想をブレずに追求していきたいと思います。今回もたくさんのご声援本当にありがとうございました。」

◆第3ステージ[リザルト]
[Tour de Hokkaido - Japan - 2.2 - Biei-Sapporo 198km]
1位 RICHEZE Maximiliano チームニッポ 4h38m32s 42.2km/h
2位 HAMILTON Nic ジェリーベリー st
3位 小室雅成 キャノンデール st
4位 窪木一茂 マトリックス st
5位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン st
6位 MAZICH Sean ジェリーベリー st
7位 VAN DER VELDE Ricardo ジェリーベリー st
8位 吉田隼人 ブリヂストンアンカー st
9位 雨宮正樹 日本大学 st
10位 西薗良太 ブリヂストンアンカー st
13位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン st
20位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン st
25位 初山翔 宇都宮ブリッツェン st
38位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +09s

◆個人総合時間
1位 RICHEZE Maximiliano チームNIPPO 12h34m49s
2位 西薗良太 ブリヂストンアンカー +22s
3位 窪木一茂 マトリックスパワータグ +23s
4位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +26s
5位 HAMILTON Nic ジェリーベリー +29s
6位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +30s
7位 伊丹健治 ブリヂストンアンカー +35s
8位 鈴木譲 シマノレーシング +39s
9位 井上和郎 ブリヂストンアンカー +42s
10位 MARTIN Maxime Francois Sylvain OCBC +44s
15位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +45s
21位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +54s
37位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +12m42s

◆個人総合ポイント
1位 RICHEZE Maximiliano チームNIPPO 76p
2位 窪木 一茂 マトリックス 41p
3位 HAMILTON Nic ジェリーベリー 38p
10位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン 19p

◆個人総合山岳
1位 HAMILTON Nic ジェリーベリー 21p
2位 井上 和郎 ブリヂストンアンカー 15p
3位 窪木一茂 マトリックス 9p

◆団体総合時間
1位 宇都宮ブリッツェン 37h46m12s
2位 ブリヂストンアンカー +05s
3位 チームNIPPO +48s

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[毎晩夕食後に行うチームミーティングは笑いの絶えない賑やかなものになる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース3時間前に朝食を摂るため選手の朝は早い。そんな中でもキメ顔をつくる廣瀬キャプテン…]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[全ての準備を終えて選手たちが降りてくるのを静かに待つ針谷メカ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート地点の美瑛町に到着し自身最後の北海道ステージを噛み締める廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ラインレースはプロトンに先行する形で多くの関係車両が効率的に交通規制を行なっていく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[連日チームを水面下でコントロールする普久原選手の存在は非常に大きい]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[補給地点で選手たちにサコッシュを渡すのも目黒マッサーの業務となる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[平坦基調のコースに苦戦する増田選手が補給地点に到達]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[現役最後のツール・ド・北海道となった廣瀬選手が最終ステージで5位に食い込む]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[団体総合優勝を獲得し次なるステップを見据える普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[世界とのレベルの差を常に意識しながら今回のレースでもしっかりとUCIポイントを獲得した増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[このレースにエースとして挑んだ初山選手だったがいくつかの課題を得て次のレースへ向かう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[個人総合6位のリザルトを残し自身初のUCIポイントを獲得した飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[チーム総合優勝の表彰台に上がり最高の笑顔をみせる宇都宮ブリッツェンボーイズ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[少しずつ前進を続ける宇都宮ブリッツェンだがその先に見えるゴールは未だ遥か彼方である]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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