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2012/09/16

ツール・ド・北海道 第2ステージ

[1ステージ][2ステージ][3ステージ]

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[上:ラスト7kmの丘で飛び出した6名が最後まで逃げ切り増田選手と飯野選手が3位&4位に食い込む]
[下:増田選手が個人総合3位に浮上し宇都宮ブリッツェンが団体総合で首位に立った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

9/15(土)~9/17(月)の3日間に渡り、UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」が開催されます。

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9月16日(日)に第2ステージが行われました。

このレースに宇都宮ブリッツェンから以下の5名がエントリー。

廣瀬佳正
普久原奨
増田成幸
初山翔
飯野智行
※出場チーム=19チーム

UCI2.2のステージレース「ツール・ド・北海道」の第2ステージが当麻町から美瑛町までの159kmのコースで開催され、多くの選手が警戒していた十勝岳の上りで意外にもレースは決定的な動きをみせず、ゴール手前7kmほどにある最後の丘で約30名ほどのメイン集団から仕掛けた6名がアタックを決め、最後はチームニッポのマッシミリアーノ・リケーゼが得意のスプリントを炸裂させて見事ステージ優勝を飾りました。

この結果、個人総合時間でもリケーゼ(チームニッポ)がトップに立ち、マラカイトグリーンジャージを手に入れています。

宇都宮ブリッツェン勢は、前半に決まった11名の先頭グループに普久原選手が入り、その後の展開で約30名ほどに絞られた先頭集団からラスト7kmで抜けだした増田選手と飯野選手がそれぞれステージ3位と4位に食い込み、個人総合時間で増田選手が3位、団体総合時間でも首位へと順位を上げることに成功しています。

朝から時折激しい雨が降りつける生憎の天候のなかで開催された最難関ステージとなる大会2日目。

レースがはじまると昨日同様にアタック合戦がはじまります。

大学生チームながらプロトンの先頭に立って集団コントロールを試みる鹿屋体育大学勢でしたが、いくつかの攻撃の後に11名の選手がアタックを決めると、不運にもリーダージャージを着る黒枝選手(鹿屋体育大学)がパンクに見舞われてしまい、そのまま11名の逃げが容認されてしまいます。

カンパニャーロ(チームニッポ)
ハミルトン(ジェリーベリー)
ビア(メンドリシオ)
マルタン(OCBC)
アブレコフ(ウズベキスタン)
山本(鹿屋体育大学)
安原(マトリックス)
井上(ブリヂストン)
鈴木譲(シマノ)
普久原(宇都宮ブリッツェン)
嶌田(チーム右京)

リーダーチーム(鹿屋体育大学)を含む殆どの有力チームが逃げにメンバーを送り込んだことからメイン集団は一旦スローダウンし、タイム差はすぐに3分30秒へと広がります。

間もなくニッポ勢がメイン集団のコントロールを開始すると、先頭集団ではリーダーチームの山本選手(鹿屋体育大学)とメイン集団をコントロールするニッポのカンパニャーロなどが先頭交代を中止し、残った8名が均等に先頭交代を繰り返して距離を重ねていきました。

難易度の高い十勝岳の2段階上りと、ここ最近の日本のUCIレースで圧倒的な力を発揮してきたバリアーニ(チームニッポ)の強力な走りのイメージにレースは沈静化し、先頭集団との差を徐々に詰めながらレースは十勝岳の上りへと向かっていきます。

タイム差が1分台に縮まると、先頭集団から井上選手(ブリヂストン)が単独でアタックを開始、そのまま後続との差を少しずつ開いていきます。

メイン集団も勾配がキツくなる区間に突入し、集団から遅れはじめる選手が徐々に出始めますが、集団先頭では優勝候補とみられているバリアーニ(チームNIPPO)がテンポでペースを刻み、目立ったアタックなどがかからないまま淡々と標高を上げていきます。

結局、十勝岳では予想されていたアタックは勃発せず、快調に逃げ続ける井上選手(ブリヂストン)を先頭に、追走3名、メイン集団という形で静かに難所をクリアしていきました。

井上(ブリヂストン)
 ↓35秒
カンパニャーロ(ニッポ)
マルタン(OCBC)
山本(鹿屋体育大学)
 ↓先頭から2分30秒
メイン集団

下りを終えたところでそれまでレースをコントロールしてきたニッポ勢がコントロールを中止。第2集団にいるカンパニャーロ(チームニッポ)に勝負を託します。

しかし、単独で先頭を走る井上選手(ブリヂストン)のペースは素晴らしく、後続との差を徐々に拡大し、追走3名に対しては3分、メイン集団に対しても4分30秒までその差を広げていきました。

ここで、メイン集団内で増田選手(宇都宮ブリッツェン)が声をかけて、追わなければならないチーム同士で追撃体制を組織。

間もなくペースが落ち始めた追走の3名を吸収、逃げは井上選手(ブリヂストン)のみとなります。

井上(ブリヂストン)
 ↓3分
メイン集団

こうなるとスーパースプリンターのリケーゼ(チームニッポ)を擁するチームニッポ勢が再びメイン集団のコントロールを開始し、スタート直後から集団を引き続けていた佐野選手(チームニッポ)が再度強力な走りで集団を引っ張り、先頭の井上選手(ブリヂストン)に襲いかかります。

そして、ラスト15kmほどでここまで素晴らしい走りをみせてきた井上選手(ブリヂストン)が吸収されると、最後の丘で伊丹選手(ブリヂストン)が攻撃を開始。この動きで6名の先頭集団が形成されます。

佐野(チームニッポ)
リケーゼ(チームニッポ)
西園(ブリヂストン)
伊丹(ブリヂストン)
飯野(宇都宮ブリッツェン)
増田(宇都宮ブリッツェン)

逃げる6名は、シマノやジェリーベリー、キャノンデールなどが引く第2集団に対して15秒ほどのリードを保ちながらゴール前の直線区間に突入し、最後は圧倒的なスプリント力を誇るリケーゼ(チームニッポ)がきっちりとアタマを獲って見事ステージ優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、増田選手が3位、飯野選手が4位と続き、個人総合時間で増田選手が3位へと順位を上げ、団体総合時間でもチーム発足後初となる首位に踊りでています。

栗村監督コメント
「本日のステージは予想外の展開となるものの、終盤の重要なアタックに反応した増田選手と飯野選手がきっちりと逃げ切り、個人&団体ともに総合順位を上げることに成功しました。近年の国内UCIレースで圧倒的な力をみせつけているチームニッポのバリアーニ&リケーゼのジロ・デ・イタリアステージ優勝コンビ。UCIプロチームに所属していてもおかしくない実力を持つ彼らに対してどう挑んでいくかが今回の課題であり、今日のステージでは上りを得意とするバリアーニのアタックに増田選手と飯野選手がどこまで食らいつけるかチャレンジする予定でした。しかし、レースがはじまるとバリアーニは終始アシストとしての動きに徹し、これまでのレースとは違うチームオーダーであることに選手たちは気づきます。いつもの様な力技でレースを決める展開にはなりませんでしたが、今日の様な展開でも的確な判断でポジティブなリザルトを残せたことにチーム全体の進化を感じることができました。明日は最終日、いつもの様に前向きな気持ちで戦いに挑みます。」

◆第2ステージ[リザルト]
[Tour de Hokkaido - Japan - 2.2 - Toma-Biei 159km]
1位 RICHEZE Maximiliano チームNIPPO 4h00m28s 39.0km/h
2位 西薗良太 ブリヂストンアンカー st
3位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン st
4位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン st

5位 窪木一茂 マトリックスパワータグ +02s
6位 伊丹健治 ブリヂストンアンカー +05s
7位 HAMILTON Nic ジェリーベリー +08s
8位 佐野淳哉 チームNIPPO +08s
9位 吉田隼人 ブリヂストンアンカー +15s
10位 中尾佳祐 順天堂大学 +15s
13位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +15s
19位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +15s
71位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +12m12s

◆個人総合時間第2ステージ終了時
1位 RICHEZE Maximiliano チームNIPPO 7h56m31s
2位 西薗良太 ブリヂストンアンカー +10s
3位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +12s
4位 窪木一茂 マトリックスパワータグ +15s
5位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +16s
6位 HAMILTON Nic ジェリーベリー +21s
7位 伊丹健治 ブリヂストンアンカー +21s
8位 佐野淳哉 チームNIPPO +24s
9位 鈴木譲 シマノレーシング +25s
10位 井上和郎 ブリヂストンアンカー +28s
15位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +31s
16位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +31s
56位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +12m28s

◆個人総合ポイント第2ステージ終了時
1位 RICHEZE Maximiliano チームNIPPO 45p
2位 黒枝士揮 鹿屋体育大学 25p
3位 西薗良太 ブリヂストンアンカー 20p
8位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン 16p

◆個人総合山岳第2ステージ終了時
1位 HAMILTON Nic ジェリーベリー 13p
2位 井上和郎 ブリヂストンアンカー 10p
3位 窪木一茂 マトリックスパワータグ 9p

◆団体総合時間第2ステージ終了時
1位 宇都宮ブリッツェン 23h50m36s
2位 ブリヂストンアンカー +05s
3位 チームNIPPO +08s

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[昨日のレース後に針谷メカが洗車&メンテナンスしたバイクがスタート地点に並ぶ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[朝から雨が降る生憎のコンディションのなか最難関コースに向けてスタートを切る初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[雨具を身につけた廣瀬選手がパレード区間を走る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[普久原選手が序盤に決まった11名の先頭グループにきっちりと入る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[メイン集団内で固まって走る宇都宮ブリッツェンボーイズ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[補給地点で選手にボトルやサコッシュを渡す目黒マッサー]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[十勝岳での攻防に備える飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[いぶし銀の走りでチームを影で支える普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ラスト7kmの丘で飛び出した6名が最後まで逃げ切り増田選手と飯野選手が3位&4位に食い込む]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[初山選手は15秒遅れの13位でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[クールダウンしながらレース展開を振り返る選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ステージ3位に入った増田選手がテレビのインタビューを受ける]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[増田選手が個人総合3位に浮上し宇都宮ブリッツェンが団体総合で首位に立った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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