« ツアー・オブ・ジャパン 第2ステージ | トップページ | ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ »

2012/05/23

ツアー・オブ・ジャパン 第3ステージ

[1ステージ][2ステージ][3ステージ][4ステージ][5ステージ][6ステージ]

10

11_2
[上:日本人選手としては2番手となるステージ10位でゴールした初山選手と強さをみせた飯野選手]
[下:NIPPOの二人が圧倒的な強さで後続を1分以上も引き離しワンツーフィニッシュを決めた]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

5/20(日)~5/27(日)の8日間に渡り、UCI2.2のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されます。

◆大会WEBサイトは[こちら]
◆Live!!!ブログレポートは[こちら]

5月23日(水)に第3ステージが行われました。

このレースに宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

廣瀬佳正
普久原奨
中村誠
増田成幸
初山翔
飯野智行
※出場チーム=16チーム

UCI2.2のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第3ステージが登坂力とパワーを要求される長野県飯田市のジェットコースターの様な公道周回コースで開催され、終始余裕を持ってレースをコントロールしたチームNIPPOのモレノとバリアーニがラスト20kmほどから13名の先頭集団内で攻撃を開始し、最後の登り区間で全てのライバルを排除して、最終的に3位以降の選手に1分以上の大差をつける圧倒的な強さをみせつけてワンツーフィニッシュを決めました。

この結果、ステージ優勝を飾ったモレノ(チームNIPPO)が総合でも首位に立ち、1秒差の2位につけるチームメイトのバリアーニと共にチームNIPPO勢がかなり有利な展開を手に入れています。

宇都宮ブリッツェン勢は、本日のレースも昨日に引き続いて増田選手がタイムを失わないように走ることをベースコンセプトとしてレースに挑みました。

例年、総合を狙う選手はレース後半に動き出すことが多い南信州ステージですが、今年は序盤から有力選手が登り区間でペースを上げるなど、いつもに比べて厳し目の展開でレースは進んいでいきます。

そして、レース序盤からいくつもの集団が形成される不安定な状態が続き、レースが丁度半分を終えた時点で34名の先頭集団が形成されました。

宇都宮ブリッツェンは、このなかに、増田、初山、飯野の3選手が残りまずまずの流れを手に入れますが、先頭集団の不安定な状況は変わることなく、常にアタックがかかる展開が続いていきます。

いくつかのアタックが組み合わさり、残り60kmを残して13名の先頭集団が新たに形成されました。

ワーフ(チャンピオンシステム)
ダブロフスキ / ルクセヴィクス(アモーレエビータ)
アール(ジェネシス)
ワン(香港ナショナル)
西谷(愛三工業レーシング)
ルバ(ブリヂストン)
ヴィズィアック(マトリックス)
鈴木譲(シマノレーシング)
モレノ / バリアーニ / 佐野(チームNIPPO)
初山(宇都宮ブリッツェン)

宇都宮ブリッツェンとしては、初山選手がしっかりと対応して後手にまわる展開は回避しましたが、チームNIPPO勢が総合のエース2名を送り込み、更に他チームのエース級が多く含まれたことで、この13名はそれまでの様に牽制することなく協調体制を築いて進みはじめます。

一方、後ろの20名ほどのセカンドグループに取り残された増田選手は、飯野選手の献身的なサポートなどを受けながら登りで区間で先頭集団に上がる動きをみせますが、抑えたい意識を持つ選手が多く含まれている追走グループのペースは上がることなく、残念ながら次第にグルペットのような空気に飲まれていき、総合時間争いのチャンスを失っていきました。

結局、警戒していた展開にはまり込んでしまった増田選手は、先頭から8分以上遅れてゴール。総合上位を狙う目標は事実上消滅してしまいます。

それでも、若い初山選手が内外のトップ選手たちと互角に渡り合い、最後は若干遅れてしまったものの日本人選手としては2番手となるステージ10位でゴール。

個人総合時間でも11位にジャンプアップし、増田選手から総合を狙う役割をバトンタッチする流れとなっています。

栗村監督コメント
「やはりレースは難しいですね。本日のレースでも優勝を飾ったNIPPOの外国人選手たちは非常に高い実力を持っていました。ですので、基本的には力負けであったわけですが、増田選手のゴール順位は彼のフィジカルの強さを率直に表した数字ではないだけに、やはり悔しさも残ります。しかし、レース結果が現状でのチームの力を示しているのもまた事実ですので、今回の経験を生かしてまた次のレースに前向きに挑んでいきたいと思います。一方で、若い初山選手と飯野選手が本日のレースで強さをみせてくれました。初山選手はリザルト上でもしっかりと可能性を残し、飯野選手はリザルト上では遅れてしまったものの、プロトン内の選手たちに彼の存在を印象づける力強さをみせていたようです。まだ、我々にはいくつかの可能性が残されていますので、貪欲に残りのステージも戦っていきたいと思います。」

◆第3ステージ[リザルト]
[Tour of Japan - Japan - 2.2 - Minamishinsyu 148km]
1位 ARREDONDO MORENO Julian David チームNIPPO 3h58m37s 37.2km/h
2位 BALIANI Fortunato チームNIPPO st
3位 LEBAS Thomas ブリヂストン +1m19s
4位 DABROWSKI Jaroslaw アモーレエヴィータ +1m19s
5位 WURF Cameron チャンピオンシステム +1m54s
6位 鈴木譲 シマノレーシング +1m54s
7位 WIESIAK Mariusz マトリックス +3m53s
8位 WONG Kam Po 香港チーム +3m53s
9位 EARLE Nathan ジェネシス +3m53s
10位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +3m53s
30位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +8m18s
31位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +8m18s
44位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +14m09s
47位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +14m09s
65位 中村誠 宇都宮ブリッツェン +14m09s

◆個人総合時間第3ステージ終了時
1位 ARREDONDO MORENO Julian David チームNIPPO 7h51m24s
2位 BALIANI Fortunato チームNIPPO +1s
3位 LEBAS Thomas ブリヂストン +1m31s
4位 DABROWSKI Jaroslaw アモーレエヴィータ +1m38s
5位 WURF Cameron チャンピオンシステム +1m53s
6位 鈴木譲 シマノレーシング +2m07s
7位 西谷泰治 愛三工業レーシング +3m53s
8位 WIESIAK Mariusz マトリックス +3m55s
9位 EARLE Nathan ジェネシス +3m56s
10位 佐野淳哉 チームNIPPO +4m03s
11位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +4m06s
24位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +8m28s
32位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +8m51s
50位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +14m25s
55位 中村誠 宇都宮ブリッツェン +14m35s
66位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +16m56s

◆個人総合ポイント第3ステージ終了時
1位 RICHEZE Maximiliano Ariel チームNIPPO 30p
2位 WIESIAK Mariusz マトリックス 29p
3位 ARREDONDO MORENO Julian David チームNIPPO 25p
15位 中村誠 宇都宮ブリッツェン 10p

◆個人総合山岳第3ステージ終了時
1位 畑中勇介 シマノレーシング 12p
2位 ARREDONDO MORENO Julian David チームNIPPO 9p
3位 BALIANI Fortunato チームNIPPO 6p
4位 中村誠 宇都宮ブリッツェン 6p

◆団体総合時間第3ステージ終了時
1位 チームNIPPO 23h38m17s
2位 アモーレエヴィータ +10m00s
3位 ブリヂストン +11m04s
4位 チャンピオンシステム +11m14s
5位 ジェネシス +16m36s
6位 宇都宮ブリッツェン +17m00s

01_2
[針谷メカが毎レース後洗車&整備を行ってピカピカになったバイクがスタート地点に並ぶ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

02_2
[難易度の上がる南信州ステージを前に集中する増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

03
[ステージレースではスタッフの存在が非常に大切となる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

04
[連日テレビのインタビューを受ける増田選手、周囲の期待はプレッシャーへと変わる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

05
[たくさんの子供たちが声援を送る飯田市街をパレード走行して周回コースへと向かう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

06
[前半からハイペースの展開となる中飯野選手が積極的な走りをみせる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

07
[このステージを無難に終えるために注意深く展開を見ながら距離をこなす増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

08
[昨日の疲れがまだ抜けきれていない中村選手と廣瀬選手がメイン集団内で周回を重ねる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

09
[増田選手が不利な状況に置かれると飯野選手が動いて状況を改善していく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10_2
[昨日はベテラン勢が良い動きをみせたのに対しこの日は若手が積極的に前で展開する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

10a
[一度は後続集団に下がった普久原選手だが持ち前の粘りで終盤メイン集団に復帰する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

11_3
[NIPPOの二人が圧倒的な強さで後続を1分以上も引き離しワンツーフィニッシュを決めた]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

12
[7位争いのゴールスプリントで4番手でフィニッシュした初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

13
[過去最高の走りをした初山選手が総合11位に順位を上げる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

14
[諦めない走りで最後は増田選手と同じ集団でゴールした普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

15
[レース中盤に先頭集団内でよく働いた飯野選手は後方集団でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

16
[ハイペースだったレース前半から動いた中村選手は余裕を持って完走を果たす]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

17
[暑さに苦しんだ廣瀬選手も無難にゴールし多くのリタイア者がでたステージでチーム全員が残った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

18_2
[増田選手に代わって個人総合上位を目指すことになった初山選手のバイク]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

19
[翌日の移動日を経ていよいよTOJ最大の山場となる富士山ステージを迎える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

|

« ツアー・オブ・ジャパン 第2ステージ | トップページ | ツアー・オブ・ジャパン 第4ステージ »