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2011/08/01

JPT特別戦 JBCF東日本クラシック修善寺

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[上:レース前半から飛び出しチームから勝利を託された初山選手は7位でゴール]
[下:高い能力を評価されながらもこれまで未勝利だった鈴木譲選手が勝利を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

7/31(日)に、Jプロツアー特別戦の「JBCF東日本クラシック修善寺大会」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

柿沼章
廣瀬佳正
中村誠
増田成幸
辻善光
初山翔
小坂光
若杉厚仁
※参加選手=78名

2011年Jプロツアー特別戦の「JBCF東日本クラシック修善寺大会」がアップダウンの厳しい日本CSC5kmサーキット(右回り)で開催され、2周目に8名で飛び出したシマノレーシングの鈴木譲選手が後半にもう一度仕掛けてラスト20kmを独走し、メジャーレースでの初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、8名のエスケープグループに、初山・小坂・若杉の3選手が入ってレースを積極的にリード。中盤過ぎには、初山選手が優勝を飾った鈴木譲選手(シマノ)と共に二人で抜けだして勝利を目指しましたが、結局、終盤の攻防で失速して初山選手の7位が最高位となっています。

朝から雨が降ったり止んだりする不安定なコンディションのなかで開催された「JBCF東日本クラシック修善寺大会」は、震災の影響で開催中止となった春先のいくつかのレースの代替え大会として急遽設定されたレース。

宇都宮ブリッツェンはここ2戦シマノ勢に破れているので、セカンドエースの中村選手と初山選手を前半から動かし、エースの増田選手以外でも勝ちを狙える2パターンの戦略を軸にレースに挑みました。

レースがスタートすると、前半の動きを担う小坂選手(宇都宮ブリッツェン)が福島選手(トレンガヌ)と共に抜け出します。

2周目に入り、先頭の2名に更に6名が合流してリーディンググループは8名となりました。

その後、ヘルメットの破損により福島選手が脱落し先頭集団は7名となります。

初山・小坂・若杉(宇都宮ブリッツェン)
鈴木譲(シマノ)
鈴木謙一(アイサン)
永良(マトリックス)
五十嵐(フジサイクリングタイム)

宇都宮ブリッツェンは、小坂選手のほかに、東日本クラシック石川大会でも長距離を逃げ続けた若杉選手とセカンドエースを任された初山選手も入り、ミーティングで話し合った「逃げて勝つ」という攻めの展開に持ち込みます。

一方、メイン集団はここ数戦同様、有力チームは殆ど動きをみせず、先頭の7名との差は最大で2分50秒ほどまでに開いていきます。

レースが動き始めたのは中盤過ぎ、まず、先頭集団内で鈴木譲選手(シマノ)がアタックを仕掛け、これに初山選手(宇都宮ブリッツェン)が反応して2名の先頭集団が形成されます。

時を同じくして、メイン集団でもシマノ勢が揺さぶりを開始。

初山選手での勝利を狙いたい宇都宮ブリッツェンはこの動きには同調はせず、西園選手(シマノ)や畑中選手(シマノ)の攻撃に増田選手(宇都宮ブリッツェン)が応じる状況が続きます。

残り30kmを過ぎた辺りで、アタックの繰り返されていたメイン集団からようやく4名の追撃グループが抜け出します。

ガロファロ(マトリックス)
鈴木真理(シマノ)
伊藤(アイサン)
岩島(ナルシマ)

宇都宮ブリッツェンは、この追撃グループに誰も乗ることができず、ここまで優位に進めてきた展開が一気に悪化していきます。

西園選手・畑中選手(シマノ)と増田選手(宇都宮ブリッツェン)のランキング上位3名は脚はあるものの、完全に別のレースを行う状況となってしまい、勝負は序盤から逃げている選手たちと、追撃を仕掛けたメンバーたちとの戦いとなっていきました。

先頭は2名
鈴木譲(シマノ)
初山(宇都宮ブリッtェン)

追撃は5名
鈴木謙一・伊藤(アイサン)
鈴木真理(シマノ)
ガロファロ(マトリックス)
岩島(ナルシマ)

残り20kmとなり先頭集団にいた初山選手(宇都宮ブリッツェン)が脱落。

代わって、追撃集団から鈴木謙一選手(アイサン)が再度前に上がるアタックを決め、先頭の鈴木譲選手(シマノ)を追いはじめます。

しかし、粘る鈴木譲選手(シマノ)は自身初なるメジャーレースでの勝利に向けて快走、結局追い上げた鈴木謙一選手(アイサン)に13秒のタイム差をつけて初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢では、脚が痙って消耗しきった初山選手がなんとか追撃グループに食らいついて7位でゴール。ルビーレッドジャージを着る増田選手は、この日もシマノコンビの波状攻撃を一人で受けることになり、最後は11位でのフィニッシュとなっています。

この結果、チームランキングではシマノレーシングが首位に立ち、宇都宮ブリッツェンは2位に転落。一方、個人ランキングでは増田選手が変わらず首位をキープしています。

栗村監督コメント
「7月のJプロツアー3戦は全てシマノに獲られました。悔しいですがこれが現時点での実力差です。応援してくださる皆さんには申し訳ないですが、引き続き前を向いて戦っていくしかありません。一方で、今回のレースでは新たな収穫もありました。初山選手(22)、小坂選手(22)、若杉選手(21)の、チーム内では最も若い3選手がリーディンググループに入り、勝つためのレースを展開したことです。最後は、初山選手が先輩格の鈴木譲選手(シマノ)や鈴木謙一選手(アイサン)の耐久力に敗れる結果となりましたが、ミーティングで決めた内容を若手のみで創りだせたことは今までになかったことです。現状では、登りが含まれるコースにおいて増田選手の力が際立っているため、彼が最終局面で孤立して集中攻撃を受けるシーンが目立っています。今後は、一人一人がベース能力を向上させ、勝負が始まる時の数的不利を解消しなければ、いくら増田選手が強くても勝つことが難しい状況が続いてしまいます。しばらくは戦略面で工夫をしながら勝利を目指していくしかないですが、選手たちは皆いつか力勝負で勝ちきることを求めています。いつも同じ表現となってしまいますが、引き続き地道に努力を継続しながら理想を追っていきたいと思います。今回もたくさんの応援ありがとうございました。」

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◆[リザルト]
[JBCF東日本クラシック修善寺 - 静岡県日本CSC - JPT特別戦 - 100km]
1位 鈴木譲(シマノ)3h02m31s 32.87km/h
2位 鈴木謙一(アイサン)+13s
3位 鈴木真理(シマノ)+33s
4位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(マトリックス)+51s
5位 伊藤雅和(アイサン)+1m00s
6位 岩島啓太(ナルシマ)+1m09s
7位 初山翔(宇都宮ブリッツェン)+1m16s
8位 西薗良太(シマノ)+2m20s
9位 畑中勇介(シマノ)+2m21s
10位 永良大誠(マトリックス)+2m37s
11位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+2m44s
14位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)+3m33s
20位 柿沼章(宇都宮ブリッツェン)+5m25s
25位 廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)+5m37s
DNF 小坂光(宇都宮ブリッツェン)
DNF 若杉厚仁(宇都宮ブリッツェン)
DNF 辻善光(宇都宮ブリッツェン)
※完走=31名

Jプロツアー個人ランキング
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 6150P
2位 畑中勇介(シマノ) 5275P
3位 西薗良太(シマノ) 4150P

Jプロツアーチームランキング
1位 シマノ 15875P
2位 宇都宮 15278P
3位 アイサン 7851P

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[ホテルでレース前の朝食を摂る中村選手と前日に湾岸クリテを走った辻選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この日も宇都宮ブリッツェンサポーターが会場に集まった]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタートの準備を行う柿沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[お台場から直接現地入りした廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[リラックスした表情をみせる中村選手]
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[ここ数戦シマノ勢を相手に厳しい戦いが続いている増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[前日のレースで落車に巻き込まれて腕を負傷した辻選手]
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[前日のミーティングでセカンドエースを任命された初山選手]
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[フルタイムワーカーのため練習量をこなせない小坂選手はレース前半を担当する]
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[2年目のシーズンに入り著しい成長をみせはじめた若杉選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート前に最終ミーティングを行う]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮ブリッツェンが使用するKUOTAが選手たちの走りを支える]
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[ルビーレッドジャージを着る増田選手がパワプロシリーズのワンセコンドをセット]
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[思うようにコンディションが上がってこない中村選手がスタートを前に集中する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[午後12:00に78名の選手たちがスタート]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最初に飛び出したの小坂選手]
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[2周目には8名の先頭集団が形成され予定通り初山・小坂・若杉の若手3選手が入る]
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[メイン集団内でレース後半に備える柿沼選手]
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[順調に飛ばす先頭の7名はメイン集団との差を2分以上に開く]
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[高速コーナーを攻める廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[前回の石川ロードに続いてこの日も逃げに乗った若杉選手]
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[若いチームメイトがレースをつくるなかで落ち着いてレースを進める増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[小坂選手と若杉選手がセカンドエースの初山選手を守る形で逃げ続ける]
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[レース後半のスタミナに不安を抱える小坂選手が前半から飛ばし続ける]
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[後半にはじまるであろう厳しい戦いに備える中村選手]
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[メイン集団内で展開を見守る廣瀬選手]
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[順調に逃げ続ける初山選手]
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[秋にやってくる自らが担当するレースのために我慢しながら距離をこなす辻選手]
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[メイン集団内で好位置をキープする宇都宮ブリッツェンの選手たち]
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[中盤を過ぎたところで先頭集団から更に抜けだした初山選手と鈴木譲選手]
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[メイン集団でもシマノ勢を中心にアタックがはじまる]
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[アタックに対応する辻選手と中村選手]
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[重要な動きには自ら反応する増田選手]
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[チームから勝利を託されて逃げ続ける初山選手]
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[メイン集団での攻防に対応する宇都宮ブリッツェンの選手たち]
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[シマノのダブルエース西園&畑中選手と何度も飛び出す増田選手]
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[後続から追走がはじまるもタイム差を維持して逃げる初山選手]
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[逃げる先頭2名だが初山選手に徐々に疲労の色がみえはじめる]
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[相変わらず三つ巴の争いを展開する増田選手]
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[良い仕事をみせた小坂選手がメイン集団に吸収される]
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[同じくチームオーダーをきっちりと実行した若杉選手も力を使い切って先頭から遅れる]
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[ラスト20kmで初山選手を振り切り独走を開始した鈴木譲選手]
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[先頭から遅れてしまい3番手の位置を懸命に走る初山選手]
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[この日は勝負を若手に託し我慢のレースを展開する増田選手]
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[既に脚が痙りはじめていた初山選手だがなんとなか第2グループに食らいつく]
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[リーダージャージの重圧と難しさに対峙する増田選手だがそれでも攻撃を続けた]
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[悲願の初優勝を独走で飾った鈴木譲選手]
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[持っている力を出しきった初山選手が7位でゴール]
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[終始苦しんだ中村選手が14位でゴール]
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[大きなストレスを受けながら戦った増田選手はゴール後に感情を隠さなかった]
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[立ち上がれないほどに消耗しきった初山選手]
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[内容は良くとも結果に繋がらなかったことに対して悔しい表情をみせる選手たち]
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[ルビーレッドジャージは増田選手がしっかりとキープ]
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[毎レース全力で挑みそして悔しい思いをしてもすぐに切り替えて次の戦いへと向かう]
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