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2011/06/28

全日本選手権ロードレース エリート

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[上:チームメイトに守られながら最後の勝負に備える増田選手]
[下:序盤から動きながらもスプリントを制した別府選手が2度目のタイトルを獲得]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

6/26(日)に、全日本選手権ロードレース「エリートクラス」が開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。

柿沼章
廣瀬佳正
中村誠
増田成幸
辻善光
初山翔
小坂光
片山右京
※参加選手=121名

日本一を決める戦い『全日本選手権ロードレース男子エリート』が、岩手県八幡平の一般公道を使用した1周15.5kmのシンプルなサーキットコースで開催され、チームメイトがいない状況下で序盤から積極的に動き続けた別府選手(レディオシャック)が、最後は5名によるゴールスプリントを制し、自身2度目となる全日本タイトルを獲得しました。

宇都宮ブリッツェン勢は、チームメイトの献身的なサポートを受けた好調の増田選手が最終局面まで先頭集団に残り、チームとしてのベース目標だった6位を上回る5位でフィニッシュしました。

シーズンのなかで最も重要なレースの一つである全日本選手権ロードレース、宇都宮ブリッツェンは好調の増田選手と昨年同レースで10位のリザルトを残している中村選手を軸に頂上決戦に挑みました。

各選手たちが高い緊張感を放ちながらレースがスタートすると、すぐに6名の選手がアタックを決めます。

佐野淳哉(ダンジェロアンティヌッチィ)
小坂光(宇都宮ブリッツェン)
阿部嵩之(シマノ)
鈴木謙一(アイサン)
小室雅成・斎藤祥太(湘南ベルマーレ)

長丁場のレースのためメイン集団はこのアタックを見送り、タイム差はみるみると開いて5分を超えるまでになりました。

その後、単独参加の別府選手(レディオシャック)などを中心にこの逃げを警戒した選手たちが複数回アタックを仕掛けて集団のスピードを上げ、タイム差は3分台へと縮まります。

ほどなくして別府選手(レディオシャック)が再びアタックを仕掛け、村上選手(シマノ)と共に先頭の6名を追いはじめました。

レース前半にも関わらず別府選手(レディオシャック)と佐野選手(ダンジェロアンテヌッチィ)という二人の優勝候補が動いたことでメイン集団も反応をみせ、アイサンレーシングを中心とした追走の動きが組織されます。

100km付近(全201.5km)で別府選手(レディオシャック)と村上選手(シマノ)が先頭集団に追いつくと、先頭集団は再編成されて5名の逃げに変わりました。

佐野淳哉(ダンジェロアンティヌッチィ)
鈴木謙一(アイサン)
阿部嵩之・村上純平(シマノ)
別府史之(レディオシャック)

宇都宮ブリッツェンは、先頭集団に入っていた小坂選手が遅れたことで、メイン集団の追撃の動きに参加。まず、メイン集団に吸収された小坂選手が最後の力を振り絞って下り区間を引き、その後、辻選手が主に平地区間でローテーションに加わって、更に廣瀬キャプテンも強力な追走をみせはじめます。

先頭集団に鈴木選手を送り込みながらもプライドを持った追撃を続けるアイサン勢を中心に、宇都宮ブリッツェン、ユーラシアなどが追撃をマネージメントして、レースは中盤から後半へと向かっていきました。

150km付近、メイン集団が別府選手(レディオシャック)と佐野選手(ダンジェロアンテヌッチィ)を含む危険な逃げを吸収。レースは振り出しに戻って再びアタック合戦がはじまります。

宇都宮ブリッツェンはここまでフォアザチームに徹した、小坂選手・辻選手・廣瀬選手が役目を終え、代わって次のアシスト役として初山選手と柿沼選手が動き出しました。

繰り返されるアタックから増田選手と中村選手を守るべく献身的に動き続ける柿沼選手と初山選手。

そんな中、残り25km付近で危険な4名の逃げが形成されます。

奈良基(トレンガヌ)
盛一大(アイサン)
畑中勇介(シマノ)
伊丹健治(ブリヂストン)

タイムは一気に30秒ほどまで開きますが、すぐに初山選手と柿沼選手が追走の動きをみせ徐々にその差を縮めていきます。

そしてこの逃げは間もなく吸収され、力尽きた柿沼選手と初山選手は静かにメイン集団から離れていきました。

最終局面に入って先頭集団の数は24名。宇都宮ブリッツェンはこの中にエースの増田選手と中村選手が残り、増田選手が勝負をかけるポイントとして想定していた最後の上りに向かっていきます。

上りに向かう下り&平地区間でも多くのアタックが繰り返されますが、ここでも中村選手が増田選手のために献身的に動いて全てのアタックに反応。

そして、いよいよ最後の上り区間に突入し、ここまでチームメイトたちによって大切に守られてきたエースの増田選手が本当の攻撃を開始しました。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西園選手(シマノ)が交互にアタックを繰り返すとメイン集団は崩壊し7名の先頭集団が形成されます。

鈴木譲・西薗良太(シマノ)
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
別府史之(レディオシャック)
新城幸也(ユーロップカー)
清水都貴(ブリヂストン)
西谷泰治(アイサン)

アタックを仕掛ける増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西園選手(シマノ)に対して、スプリントを意識して対応する別府選手(レディオシャック)・新城選手(ユーロップカー)・清水選手(ブリヂストン)の3名、そして苦しんで遅れかける鈴木譲選手(シマノ)と西谷選手(アイサン)という形でラスト2kmを通過。

そして、最終局面を迎え鈴木譲選手(シマノ)と西谷選手(アイサン)が遅れはじめ、残った5名でのゴールスプリントに雪崩込んでいきます。

5名のなかで最初にスプリントを開始したのは別府選手(レディオシャック)、コーナーのイン側をトレースしながらゴールに向けて加速して、そのまま追いすがる新城選手(ユーロップカー)を抑えて両手を高々と挙げてゴールしました。

2位に新城選手(ユーロップカー)、3位には清水都貴選手(ブリヂストン)が続きました。

献身的に働いてくれたチームメイトのために攻撃を繰り返した増田選手は、スプリント勝負に絡めずに5位でゴール、それでも胸を張れるレース展開をみせて先頭集団内でのゴールを果たしました。

栗村監督コメント
「各自がミーティングで決めた役割を完璧にこなした素晴らしいレースでした。もちろん5位という結果に満足をしてはいけませんが、発足3年目の宇都宮ブリッツェンがトップチームとしての走りと結果を、全日本選手権という最高の場で示せたことは大きな意味があると感じています。宇都宮ブリッツェンの選手たちを誇りに思いますし心から尊敬しています。そしてこのチームを応援して下さる全ての皆さんに改めてお礼を言いたいです。今回も本当にありがとうございました。今後も我々は進み続けますので、引き続き宜しくお願いいたします。」

◆[リザルト]
[全日本選手権ロードレース エリート - 岩手県八幡平 - 201.5km]
1位 別府史之(レディオシャック) 5h13m05s
2位 新城幸也(ユーロップカー)st
3位 清水都貴(ブリヂストン)st
4位 西薗良太(シマノ)st
5位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+03s
6位 鈴木譲(シマノ)+06s
7位 西谷泰治(アイサン)+13s
8位 福島晋一(トレンガヌ)+17s
9位 井上和郎(ブリヂストン)+23s
10位 綾部勇成(アイサン)+25s
23位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)+2m57s
29位 初山翔(宇都宮ブリッツェン)+9m27s
34位 柿沼章(宇都宮ブリッツェン)+9m59s
DNF 廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)
DNF 辻善光(宇都宮ブリッツェン)
DNF 小坂光(宇都宮ブリッツェン)
DNF 片山右京(宇都宮ブリッツェン)

※完走=40名

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[全日本チャンピオンを決める頂上決戦を前に静かに集中する柿沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[いつもは陽気な廣瀬選手もこの日は朝から険しい表情をみせる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ストレッチを行いながらスタートを待つ中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[好調の増田選手がレース展開をイメージする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[アシストとして走ることを決意した辻選手がスタートを待つ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[怪我も回復しチームのために戦う初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[練習時間が確保できない小坂選手はレース前半部分の仕事を担当する]
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[片山選手にとっては初めての全日本選手権ロード]
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[栗村監督と前日のU23ロードを走った若杉選手がボトルの準備を行う]
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[針谷メカがスタート前に最後の調整を行う]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮ブリッツェンを支えるKUOTA“KEBEL”がスタートを待つ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[グリコパワープロダクションシリーズの新製品“ワンセコンド”をセット]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[前日のミーティングで“優勝を狙う”と宣言した増田選手が集中する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[全日本チャンピオンを決めるレースに多くの報道関係者が集まった]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[午前8時に選ばれた一流選手たちが一斉にスタートする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[6名のファーストアタックに乗ったのは予定通り小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[準エースの中村選手は落ち着いて集団前方をキープ]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[国内最高峰のレースを走る片山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[3周目の上りで別府選手がスピードを上げると集団は一列棒状となる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最大で5分の差をつけた先頭集団が順調に逃げ続ける]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[別府選手が飛び出して先頭6名を追走するもメイン集団はその動きを静観]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[長丁場のレースなのでこまめに補給を行う初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[別府選手が先頭集団に合流しレースは新たな展開を迎える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[先頭集団にいた小坂選手が遅れたことでまずは辻選手が追走を開始]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[増田選手のために次の展開に備える初山選手と廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[アイサン勢の追撃に混じり先頭集団との差を詰め始める廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[この日は献身的な動きを続けた辻選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[辻選手や廣瀬選手に追走を委ねた柿沼選手が終盤の攻防に備える]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最後の力を振り絞って追撃を続ける廣瀬選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮から多くの応援団が駆けつけた]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[序盤の逃げに乗り役目を果たした小坂選手がピットに戻る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[普段はエーススプリンターとして責任を追う辻選手がアシスト業をしっかりとこなした]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[約50kmに渡る追走の末危険な先頭集団を捉えた廣瀬選手が静かにレースを降りた]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[振り出しに戻ったレースのなかで激しいアタック合戦に対応する初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[いくつかの決定的な攻撃を潰した初山選手と柿沼選手が力尽きて遅れる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ミーティングで決めた最後の登りに向けて集中する増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[ラストラップに入ってから各有力選手たちのアタックに全て反応する中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[序盤から動きながらもスプリントを制した別府選手が2度目のタイトルを獲得]
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[最後はスプリントで沈んだ増田選手だが本物であることを証明し5位でゴール]
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[自らのリザルトを犠牲にして23位でゴールした中村選手]
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[やれるだけのことをやり充実した表情をみせる増田選手]
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[ゴールしてすぐに増田選手と握手を交わす中村選手]
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[仕事をこなしながらも29位で完走した初山選手]
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[レースのなかでチームをコントロールした柿沼選手も34位でゴールを果たした]
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