[上:北海道の疲れを感じさせない積極的な走りで9位に食い込んだ小坂選手]
[下:圧倒的なパワーで畑中選手を振り切った佐野選手が独走で勝利を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
9/23(木/祝)に、Jサイクルツアー第14戦の「実業団対抗ロード」が開催されました。
◆大会WEBサイトは[こちら]
◆Live!!!ブログレポートは[こちら]
このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の7名がエントリー。
柿沼章
中村誠
辻善光
長沼隆行
斉藤祥太
小坂光
若杉厚仁
※参加選手=127名
Jサイクルツアー第14戦の全日本実業団対抗ロードが、伊豆にある日本CSCの5kmサーキットを逆周りで10周する50kmの距離で開催され、再スタート後の4周目に抜け出した3名の中から、最終周回に更に単独でのアタックを決めた佐野選手(TEAM NIPPO)が後続に大差をつけて逃げきり、今季Jサイクルツアー2勝目を飾りました。
また、経済産業大臣旗がかかっていた団体総合は、1位、3位、4位の上位に選手を送り込んだTEAM NIPPOが獲得しています。
宇都宮ブリッツェン勢は、北海道組(柿沼・中村・辻・小坂)が前々日に直接沼津入りして他の3名(長沼・斉藤・若杉)と合流。
各選手によって疲れや怪我などからコンディションがバラバラな状態なこともあり、明確なチームオーダーは決めずに実業団レース最高峰のレースに挑むことになりました。
当初、日本CSCの8kmサーキットを13周する104kmのレースの予定でしたが、悪天候ためにレース前夜に5kmサーキットを逆周りで18周する90kmに変更。
更にレースがスタートして2周回を消化したところで、雷警報が発令されたことを受けて一旦レースが中断されるという今まであまり見たことのない状況となります。
コース周辺で落雷が頻発していたようで主催者としては賢明な判断でしたが、既に雨に濡れて体が冷えてしまった選手たちは30分の中断で震えが止まらない状態に…
結局、残り8周(40km)にレースが短縮されて再スタートし、4周目に佐野・ガロファロ(TEAM NIPPO)・畑中(シマノレーシング)の3名が飛び出すと、後手にまわった宇都宮ブリッツェン勢は、長沼選手や小坂選手が前を追って何度かカウンターアタックを仕掛けていきます。
更に、この二人を援護するべく斉藤選手もメイン集団を献身的に牽引しましたが、結局、先頭の3名に追いつくことはできずに、力を使った長沼選手と斉藤選手は残り2周でメイン集団から遅れ、この日、最もチームで強かった小坂選手が9位に入るという展開となりました。
栗村監督コメント
「ツール・ド・北海道から中2日で迎えた実業団レース最高峰の実業団対抗ロード。Jサイクルツアーランキングポイントも高いので宇都宮ブリッツェンとしては大事に走りたいレースでした。コースや周回数の変更、更には雷の影響でレースが一時中断するという非常に珍しい状況となり若干混乱しましたが、条件はどこも一緒なので仕方ありません。そんな中、中断や寒さに明らかに対応できなかった有力選手達が続々遅れ始め、宇都宮ブリッツェン勢でも、柿沼選手、中村選手、辻選手が犠牲になってしまいました。それでも、先頭集団で走った長沼選手や斉藤選手は果敢に攻める走りをみせ、北海道組みの小坂選手が自ら何度も動きながら最後のスプリントもこなして9位に食い込む活躍をみせたのは素晴らしかったと思います。結果的には、悪条件でも強い選手たちが上位でゴールしてるのは事実なので、実力を高める努力を続けながら10月のレースも気を緩めずに戦っていきたいと思います。」
シクロワイアードの記事は[こちら]
◆[リザルト]
[全日本実業団対抗ロード - 静岡県日本CSC - JCT第14戦 - TR 50km]
※2周完了時に雷のためレースが一時中断しその後残り8周に周回数を短縮して再開
1位 佐野淳哉(TEAM NIPPO)
2位 畑中勇介(シマノレーシング)
3位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(TEAM NIPPO)
4位 井上和郎(TEAM NIPPO)
5位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
6位 村上純平(シマノレーシング)
7位 福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア)
8位 岩島啓太(なるしまフレンドレーシングチーム八王子)
9位 小坂光(宇都宮ブリッツェン)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
※完走67名
経済産業大臣旗団体優勝 TEAM NIPPO
Jサイクルツアーリーダー 畑中勇介(シマノレーシング)

[ツール・ド・北海道から直接静岡入りしていたチームが日本CSCに到着する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[レースをこなすごとに輝きを増す柿沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[ツール・ド・北海道では辻選手のスプリントを強力にサポートした小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[このレースに向けてコンディションを上げてきた長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[一時の猛暑から急に気温が下がってきたのでウォーミングアップは重要]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[高回転でペダルをまわす長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[CCDドリンクが大量に準備される]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[針谷メカが作成したオリジナルゼッケン台座が作業効率をあげる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[様々な準備をこなす栗村監督]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[選手の目を守るスワンズのサングラス]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[レースの準備を終えた斉藤選手がコースへ向かう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[宇都宮ブリッツェンの応援旗がスタンドに貼られる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[落ち着いた表情でスタートを待つ柿沼選手と小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[2周目のホームストレートでアタックに反応する中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[夏場にコンディションのピークを超えた中村選手だがレースの中でやれることをこなす]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[このレースにエース格として挑んだ長沼選手がアタックに反応する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[3周目にはいると雨が強くなりはじめる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[集団なかほどで走る若杉選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[厳しいコンディションだがチームメイトのために仕事をこなす中村選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[コース周辺にカミナリ警報が発令されたためにレースが一時中断する]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[30分後に再スタートがアナウンスされると選手たちはチームカーに乗り込んで暖をとる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

[辻選手が前輪をカーボンホイールからアルミホイールに交換]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[ホイールの交換に伴ってブレーキシューを交換する栗村監督]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[再スタートを待つKUOTAバイク]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[冷えた体で再びスタート地点に集まった選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[小坂選手が寒そうな表情をみせる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[大柄な体ながらアップダウンの厳しい伊豆のコースこなす斉藤選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[再スタート後の速いペースのなかで先頭付近を走る長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[体が冷え切ってしまい完全にリズムを崩した辻選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[サバイバルな展開のなかで力をみせる小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[雨とカミナリが厳しいコースを更に難しくする]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[寒さに完全にやられた柿沼選手が耐えながら周回を重ねる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[チャンスを伺う長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[体が暖まるにつれて調子を上げてきた辻選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[最初のスタート後から動いていた中村選手は遅れてしまう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[メイン集団に喰らいつく若杉選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[先頭集団を追ってメイン集団から飛び出した長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[雨と強い風が選手たちの体力を奪っていく]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[長沼選手がメイン集団に戻ると代わって小坂選手が飛び出す]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[人数が絞られていくメイン集団の先頭付近をキープする小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[よく動いていた長沼選手と斉藤選手がメイン集団から遅れてしまう]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[後方集団で耐えながら周回を重ねる柿沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[リタイアせずに少しでも上の順位を目指す辻選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[6位争いの集団スプリントに絡んだ小坂選手は9位でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[辻選手と長沼選手がゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[最後は遅れてしまった長沼選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[悪条件のレースで高い能力を発揮した小坂選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[レースを振り返る宇都宮ブリッツェンの選手たち]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[雨で汚れたCCDボトルを皆で洗う]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS
[一つのレースが終わるとまた次のレースがやってくる]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS