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2020/07/25

Live!!! JPT第3戦 東日本ロード

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©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆リザルト
[第54回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day-3 - JPT第3戦 - 132.0km - ]
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 3h17m47s 40.04km/h
2位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) st
3位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) +07s
4位 石原悠希 (Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +07s
5位 小出樹 (JCF強化指定選抜チーム) +07s
6位 小石祐馬 (Team UKYO) +08s
7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +08s
8位 レオネル・キンテロ (マトリックスパワータグ) +47s
9位 畑中勇介 (Team UKYO) +47s
10位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム) +47s
16位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +47s
29位 西村大輝 (宇都宮ブリッツェン) +1m50s
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 中村魁斗 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
出走=114名/完走=44名
 
[第54回JBCF東日本ロードクラシック 3日間総合特別賞]
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 7h41m38s
2位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
4位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
5位 佐藤大志 (那須ブラーゼン)
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)
7位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム)
8位 石原悠希 (Hincapié LEOMO Bellmare Racing Team)
9位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム)
10位 岡本隼 (愛三工業レーシングチーム)
 
◆2020Jプロツアー 個人ランキング
1位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) 1,170P
2位 大前翔 (愛三工業レーシングチーム) 990P
3位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) 840P
4位 山本元喜 (キナンサイクリングチーム) 765P
5位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) 721P
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 720P
 
◆2020Jプロツアー チームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 3,300P
2位 愛三工業レーシングチーム 2,100P
3位 マトリックスパワータグ 1,890P
4位 キナンサイクリングチーム 1,650P
5位 弱虫ペダルサイクリングチーム 1,560P
6位 Team UKYO 1,471P
 
プロリーダージャージ 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
 
 
2020年のJプロツアー第3戦となる「JBCF東日本ロードクラシックDay-3」が群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコースを22周回する132.0kmで開催され、7周回目に形成された逃げ集団が最後まで逃げ切る展開に。最後はその中から飛び出した宇都宮ブリッツェンの増田成幸がマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオとのマッチスプリントを制して優勝を飾りました!
 
宇都宮ブリッツェンは開幕3連戦で2勝を挙げ、チームランキングでは2位に1,200ポイント差をつけて首位。また、個人ランキングでもこの日勝利した増田が首位に立ち、両ランキングともにトップの状態でホームレースである次戦の宇都宮ラウンドを迎えることになります。
 
 
 
 
 
出場した全選手がしっかりとそれぞれの役割を果たし、完璧なコントロールからゴールスプリントに臨んだ鈴木龍、大久保、小野寺の3選手がワンツースリーフィニッシュを飾った前日の第2戦。想いをひとつにしたチームが持てる力を十二分に発揮し、宇都宮ブリッツェンの強さをあらためて示したレースになりました。
 
その余韻が色濃く残る中で迎えることになった第3戦は、開幕3連戦で最長となる132.0km。ここまでの2戦での各チーム・選手の疲労具合はもちろんのこと、ここまで望む結果を得られていないチームの逆襲にも注意が必要なレースです。
 
前日の完全勝利で勢いに乗る宇都宮ブリッツェンは、第2戦に出場せずに回復した鈴木譲選手をエースに据えて序盤から積極的にレースを展開。鈴木譲選手を含む複数名で逃げに乗っていき、戦況を見てメイン集団から残る選手が逃げ集団にジャンプしていって数的有利な状況を作って逃げ切り勝利を狙うプランでレースに臨みました。
 
 
レースはスタートから、前日同様に激しいアタック合戦の展開に。数名の選手がアタックを仕掛けては集団が吸収する出入りの激しい状況が続きます。そんな中、宇都宮ブリッツェンは小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクで遅れてしまいますが、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)の助けを借りて無事に集団に復帰します。
 
しかし今度は、フォローした阿部選手(宇都宮ブリッツェン)が左ふくらはぎに違和感を感じる状態になってしまい、残念ながらレースを降りる決断をすることに。宇都宮ブリッツェンは序盤から、7名での戦いを余儀なくされます。
 
それでも、7周回目になるとアタック合戦の中から増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げ集団に入る展開に。この状況を見た鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げ集団に飛び乗ったことで、宇都宮ブリッツェンの3選手が入ったプラン通りの逃げ集団を形成することに成功します。
 
増田、鈴木譲、西村(宇都宮ブリッツェン)
大前(愛三工業)
トリビオ(マトリックス)
小石、武山(UKYO)
渡邊(那須ブラーゼン)
石原(ヒンカピー・リオモ)
西村(レバンテフジ静岡)
小出(JCF強化指定)
メイン集団
 
有力チームの選手が満遍なく入ったこの逃げを、メイン集団は一旦容認。その後、メイン集団からは何度か追撃を試みるアタックがかかり、最終的に2名の追走が形成される展開になります。
 
増田、鈴木譲、西村(宇都宮ブリッツェン)
大前(愛三工業)
トリビオ(マトリックス)
小石、武山(UKYO)
渡邊(那須ブラーゼン)
石原(ヒンカピー・リオモ)
西村(レバンテフジ静岡)
小出(JCF強化指定)
織田(弱虫ペダル)
佐野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
その後しばらくの間、レースは11名の逃げ集団、2名の追走、メイン集団という展開のまま周回を重ねていく状態が続きます。
 
それでも、レースも折り返しを過ぎて後半戦に入ると、メイン集団では逃げ集団を吸収したいチーム勢が選手を出し合い、ペースアップを開始。逃げ集団とのタイム差を少しずつ縮めていく展開になりますが、プラン通り逃げ切りを狙う宇都宮ブリッツェンは増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)を中心に意思の統一が図れない逃げ集団をまとめて逃げ続けます。
 
レースも残り5周回という状況になると、メイン集団ではルバ選手(キナンサイクリング)が一気に集団のペースを上げて逃げ集団を吸収する構えに。しかし、そのペースアップがあまりにも急だったため、メイン集団は幾つかに分断されることになって崩壊してしまいます。
 
それでも、追走の手を緩めないメイン集団は20名ほどにまで人数を減らしながらも逃げ集団とのタイム差を縮めていくことに。宇都宮ブリッツェンはその中に、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が入って対応していくことになります。
 
着々とタイム差を縮めていくメイン集団に対し、逃げ集団では増田選手(宇都宮ブリッツェン)と西村選手(宇都宮ブリッツェン)が小出選手(JCF強化指定)や西村選手(レバンテフジ静岡)らと協調してペースアップを敢行。一旦は縮小傾向だったタイム差を再び拡大させる決死の走りを見せます。
 
懸命に逃げ続ける逃げ集団と決死の追走を見せるメイン集団との勝負が繰り広げられる中、レースの残り周回は着々と少なくなっていき、30秒のタイム差で、ついに最終周回を迎えることに。
 
最終周回に入った逃げ集団では、その前から鬼気迫る一本引きを見せていた西村選手(宇都宮ブリッツェン)が最後の力を振り絞ってけん引を続けて残り3.5kmというところでドロップ。残る2選手に勝負を託すことになります。
 
逃げ集団が最後の心臓破りの坂に入ると、小石選手(UKYO)がアタックを仕掛けて抜け出しを図りますがこれは実らず。すると、頂上付近で一瞬牽制状態になった隙を見逃さずに増田選手(宇都宮ブリッツェン)が鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)のスプリントを少しでも有利にしようと単独で飛び出す展開になります。
 
しかし、増田選手(宇都宮ブリッツェン)のこの飛び出しに反応したのはトリビオ選手(マトリックス)のみ。残る選手は一瞬反応が遅れてついていくことができず、増田選手(宇都宮ブリッツェン)の思惑に反して勝負はマッチスプリントに持ち込まれることになります。
 
フィニッシュラインが近付く中、勝負に徹することにした増田選手(宇都宮ブリッツェン)はトリビオ選手(マトリックス)の番手につけて冷静に対応。トリビオ選手(マトリックス)がスプリントを仕掛けるのに合わせてスプリントを開始し、フィニッシュ手前でしっかりと捲ってマッチスプリントを制しました!
 
最終局面で描いていたプランとは異なる形になってしまったものの、増田選手は2018年の第18戦秋吉台カルストレース以来となるJプロツアーでの勝利を手にすることに。同時に、久しぶりにツアーリーダーの証であるプロリーダージャージに袖を通すことになりました。
 
この日の結果で、宇都宮ブリッツェンは個人、チームともに総合ランキングトップをキープ。勢いを継続したまま、ホームレースである次戦の宇都宮ラウンドを迎えることになりました。
 
 
清水監督コメント
「今日は雨の中、本当に過酷なレースになりました。その中でチームとしてはプラン通りにレースを進めることができたのですが、3連戦最終日ということもあって各チームの追撃も激しくて、最終局面まで勝敗が分からない状況が続きました。それでも、逃げに入った増田選手、鈴木譲選手、西村選手がしっかりと勝利を手繰り寄せてくれました。きっと、増田選手と西村選手がいなければ逃げ集団は最後まで逃げきれなかったと思います。プランでは鈴木譲選手で勝負だったのですが、最終局面の攻防の中で増田選手が前に出る形になり、今日はしっかりとものにしてくれました。この3連戦ではスプリントありタフな展開ありと、チームのエネルギーを余すところなく結果に出せたと思っています。これもすべて、無観客レースにもかかわらず、ライブ中継で声援を送ってくださったファン・サポーター、スポンサーの皆さんのおかげです。生でレースを見ていただく機会はまだまだ先になってしまうかと思いますが、2週間後の宇都宮ラウンドでも頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」
 
増田選手コメント
「今日のレースは譲がエースということで、譲が僕と西村が入った逃げに合流してくれた時点で、チームとしては完全にGOという判断でした。僕と西村で譲の勝利のために逃げ集団をけん引してコントロールしていたのですが、結果的に僕が勝ってしまって。チームとして勝利は本当にうれしいことですが、個人的には譲に勝って欲しかったなというのが正直な気持ちです。メイン集団とのタイム差が縮まってきてからは僕と西村も全開で引いていたので、最終局面では本当に脚がスカスカでした。最終周回に入ってからは西村がずっと引いてくれていて、僕も代わろうと思ったんですが西村が『増田さんも温存しておいてください』と言うので、僕も最後に譲のために働こうと思って温存していました。その後、心臓破りの坂で小石選手が思いっ切りアタックを仕掛けて、自分も一番後ろでなんとか食らいついて上っていったら頂上付近で牽制が始まっていたので、行くならここしかないと思って飛び出しました。単独で飛び出せれば他の選手に追わせることができて譲に有利になると思ったんですが、後ろを振り返るとホセが来ていて。ずっと脚を温存していたホセとここで真っ向勝負をするのは得策ではないと判断して、心を鬼にしてホセの抑えに回っていたのですが、思っていたよりもホセも速いし後ろも来ないしという状況だったので、自分がもがくしかないな、と。初日に元喜にやられてもいましたし、スプリントのない僕でしたけどなんとか勝てましたね。ライブ中継という形でしたが、たくさんの声援を送ってくださったファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。新型コロナウイルス感染拡大の影響でレースが何カ月も中断する事態になってしまって、気付けば今年のチームで走れるのは残り数カ月になってしまいました。その残り少ない時間を大切に、昨日のような熱いレースをしたいと選手全員が思っています。今日のレースは結果的に僕が勝ってしまったのですが、今度は譲やアベタカ、陣を勝たせたいと思いますし、プロリーダージャージもそれほどこだわらずに、一つひとつのレースを戦っていきたいと思っています。次は僕たちのホームレースでもある宇都宮ラウンドで、無観客レースですが今回よりはライブ中継の電波状況も良いと思うので、ぜひ画面にかじりついて応援してもらえたらなと思います。ありがとうございました!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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