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2019/10/20

2019/10/20

Live!!! ジャパンカップ

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©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆リザルト
[2019 JAPANCUP CYCLE ROAD RACE - UCI-1.HC - 144.2km - ]
1位 バウケ・モレマ (トレック・セガフレード) 3h41m13s 39.1km/h
2位 マイケル・ウッズ (EFエデュケーション・ファースト) +01s
3位 ディオン・スミス (ミッチェルトン・スコット) +44s
4位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +44s
5位 セップ・クース (チーム・ユンボ・ヴィスマ) +44s
6位 中根英登 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +52s
7位 ニールソン・パウレス (チーム・ユンボ・ヴィスマ) +2m09s
8位 ロバートゥ・ヘーシンク (チーム・ユンボ・ヴィスマ) +2m09s
9位 ケニー・モリー (ワロニー・ブリュッセル) +2m31s
10位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) +2m31s
14位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +4m33s
21位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +5m58s
DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
出走=120名/完走=40名
 
 
 
 
 
アジア最大規模のワンデーレース「JAPANCUP CYCLE ROAD RACE(UCI-1.HC)」がアップダウンの厳しい宇都宮市森林公園とその周辺の公道サーキットコースで開催され、序盤から積極的な姿勢を見せたUCIワールドチーム勢がレースを完全に支配。最後は、前週のイル・ロンバルディアで優勝を飾ったトレック・セガフレードのバウケ・モレマが、同レースで5位だったEFエデュケーション・ファーストのマイケル・ウッズとのマッチレースを制して2015年大会以来2度目となる優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、序盤からのUCIワールドチーム勢の攻撃を受けて後手を踏む展開になってしまったものの、その後は国内コンチネンタルチーム勢と協調してメイン集団をコントロール。終盤にダブルエースの増田選手と岡選手を勝負の集団に送り込みましたが、例年以上に本気度合いの増したUCIワールドチーム勢に割って入ることはできず。増田選手が日本人選手3番手となる14位でフィニッシュしてレースを終えました。
 
 
 
 
 
宇都宮ブリッツェンにとって、1年の中で最も大切なレースのひとつと言える「ジャパンカップ」。昨年、同レース史上初となる国内コンチネンタルチームによる集団コントロールを見せたことは、いまだに多くの人の中に鮮烈な記憶として残っています。
 
その昨年を受け、創設11年目となる今年は新たな10年の口火を切る重要な位置付けのレース。昨年以上の走り、そして結果を求める声に応える必要があります。
 
そのためにセレクトされたのは、増田・鈴木譲・鈴木龍・堀・小野寺・岡の6選手。増田選手と岡選手の2名をダブルエースに、強力なUCIワールドチーム勢の動きを見ながら同調してコントロールに加わることを念頭に、ダブルエースのために前方のポジションを確保。ポジションが確保できない場合は終盤の勝負どころにエネルギーを注ぐことに切り替えていくことを確認してレースに臨みました。
 
 
レースはスタート直後から、UCIワールドチーム勢が積極的な動きを見せる、例年とは異なる展開で幕を開けます。そのままハイペースで2周回目へと入ったレースは、後方で耐え切れなくなった選手が次々と千切れていく状態になります。
 
なおも集団前方でUCIワールドチーム勢が攻勢に出るレースは、ほどなくして8名の逃げ集団が形成される展開になります。
 
スタナード(ミッチェルトン・スコット)
カルーゾ(バーレーン・メリダ)
ボーマン(ユンボ・ヴィスマ)
チッコーネ(トレック・セガフレード)
ウィーラン(EFエデュケーション・ファースト)
ドゥロシ(デルコ・マルセイユ)
カノラ(NIPPO)
マンセボ(マトリックス)
メイン集団
 
序盤から出場するUCIワールドチーム5チームの選手がそれぞれ1名ずつ入った逃げ集団が形成されたことで、UCIコンチネンタルチーム勢は完全に後手を踏むという異例の展開に。その状況を受け、宇都宮ブリッツェンがメイン集団のコントロールをしなければいけない状況となります。
 
すると、昨年の宇都宮ブリッツェンの影響を受けてか、他の国内コンチネンタルチーム勢も積極的に集団コントロールに加わってくれることになり、逃げ集団とメイン集団のタイム差は1分40秒程度に保たれて落ち着きを見せます。
 
それでも、優勝候補の選手も複数入る逃げ集団は強力で、国内コンチネンタルチーム勢がコントロールするメイン集団とのタイム差は、終盤に入ると少しずつ広がっていく状況になります。
 
一方、逃げ集団ではウィーラン(EFエデュケーション・ファースト)がドロップして7名に。そのため、メイン集団でもEFエデュケーション・ファースト勢がペースアップを開始。逃げ集団とのタイム差が一気に縮まっていくことになります。
 
すると、この状況を受けて逃げ集団でも攻撃がかかり始め、集団は崩壊気味に。いよいよ、勝負に向けた動きがどちらの集団でも出る状態になります。
 
こうなると、戦前の予想で優勝候補の筆頭に挙げられるほどの戦力で来日したユンボ・ヴィスマが、昨年同様にメイン集団で攻撃を開始したことで集団はバラけながら逃げ集団に迫る展開になり、ほどなくして逃げ集団を吸収。この頃になると、集団の人数は20名前後に絞られることになります。
 
宇都宮ブリッツェンはその中に予定通り増田選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が残り、終盤戦を迎えることになります。
 
最終局面に向けて活性化する集団からは、クライスヴァイク選手(ユンボ・ヴィスマ)が単独で飛び出して先行する展開に。それを追う集団は人数を減らしていきながらも吸収。その後も数的有利に立つユンボ・ヴィスマ勢が攻撃を繰り返しながらライバルチーム勢にダメージを与えていく状況が続きます。
 
すると、その動きの中からパウレス選手(ユンボ・ヴィスマ)が飛び出して集団から先行した状態で、レースは残り2周回となる13周回目を迎えることになります。
 
13周回目に入ると、先行していたパウレス選手(ユンボ・ヴィスマ)は古賀志林道を前に集団が吸収。古賀志林道に入ると、モレマ選手(トレック・セガフレード)とウッズ選手(EFエデュケーション・ファースト)が攻撃を仕掛けて2名で抜け出します。
 
前週に開催されたイル・ロンバルディアでも好成績を残している2名は追う後続を寄せ付けず、そのまま最終周回へ。勝負はこの2名に絞られることになります。
 
そして最後は、ウッズ選手(EFエデュケーション・ファースト)を振り切ったモレマ選手(トレック・セガフレード)が先着。2015年以来2度目となる優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、アシスト陣がしっかり集団をコントロールし、終盤の勝負どころに増田選手と岡選手をきっちり送り出すことに成功。先頭集団に残った増田選手と岡選手も強力な外国人選手を相手に奮闘しましたが、及ばず。最後は増田選手が日本人選手3番手となる14位でフィニッシュしてレースを終えました。
 
 
清水監督コメント
「まずは、今レースを開催するにあたってご尽力いただいた皆様に感謝を申し上げます。被災された方も沢山いる中でこういったイベントを開催していただけたということで、我々は走りで勇気付けるしかないという想いでレースに臨みました。レースはしっかりと緻密に作戦を立てながら、UCIワールドチームと動きを合わせながらしっかりと勝負できるようにという形で進めていきました。一番厳しい状況にはなってしまいましたが、ある程度想定してもいたので落ち着いて対応してくれて、他チームと協力して展開していくことができ増した。重要な局面ではワールドチームやプロコンチネンタルチームの力を借りもしましたが、しっかり増田選手と岡選手を最終局面に送り込んでくれたと思います。今年は世界のトップ選手たちが本当にコンディションが良い状態で来日してくれた中で、今日の順位が今の自分たちの立ち位置だと思います。これをしっかりと受け止めて、ジャパンカップを盛り上げつつ、未来ににつながっていくレースをしたいと強く思いました。今日は本当に、皆さんの応援が選手の後押しをしてくれたと思います。ありがとうございました!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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