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2019/06/30

2019/06/30

Live!!! 全日本ロード

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©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆リザルト
[第88回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース - ME 227.0km - ]
1位 入部正太朗 (シマノレーシング) 6h12m27s 36.56km/h
2位 新城幸也 (バーレーン・メリダ) st
3位 横塚浩平 (Team UKYO) +08s
4位 湊諒 (シマノレーシング) +1m41s
5位 伊藤雅和 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +1m49s
6位 草場啓吾 (愛三工業レーシングチーム) +1m49s
7位 小林海 (ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー) +1m49s
8位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +2m30s
9位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m34s
10位 西村大輝 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ) +2m50s
DNF 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
出走=152名/完走=25名
 
 
 
 
 
ロードレースの日本チャンピオンを決める「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」が静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、終盤に形成された3名の先頭集団から抜け出した2名によるマッチスプリントを制したシマノレーシングの入部正太朗が優勝を飾り、栄光のナショナルチャンピオンジャージに袖を通しました。
 
宇都宮ブリッツェンは全選手が序盤から積極的にレースを展開し、終盤の勝負どころに増田選手と鈴木譲選手が残ったものの、最終局面の有力選手同士の争いには対応し切れず増田選手が8位、鈴木譲選手が9位でフィニッシュしてレースを終えました。
 
 
 
 
 
ロードレーサーであれば誰もが一度は夢に見るナショナルチャンピオンジャージ。その着用者を決める年に一度のビッグレース、全日本選手権男子エリートの日がやってきました。
 
今年はUCIワールドチームに所属する別府史之選手(トレック・セガフレード)と新城幸也選手(バーレーン・メリダ)の2名がそろって出場。また、海外のプロコンチネンタルチームやコンチネンタルチームに所属する選手の多くがこの日のために帰国。日本一の選手を決めるに相応しいメンバーがそろいました。
 
レースの舞台となるのは、2020年東京オリンピック自転車ロードレース競技でのフィニッシュ地点となる静岡県小山町の富士スピードウェイ。サーキット本コースとその管理道路を組み合わせた1周10.8kmのコースは、起伏に富んだアップダウンとテクニカルなコーナーが散りばめられた難易度の高いコースで、当日は朝から雨が降り続いたこともあって路面も完全ウェット。そのコースを21周回する227.0kmと長丁場なこともあり、サバイバルな展開になることが予想されます。
 
木曜日の個人タイムトライアルで増田選手が悲願の初優勝を飾り、創設11年目にして初めてロードチームがナショナルチャンピオンジャージを獲得した宇都宮ブリッツェンは、ロードレースでの優勝も貪欲に狙ってダブルタイトルを達成すること狙う構え。
 
テクニカルかつウェットな路面で落車が起きやすい状況を考慮して、全選手が序盤から前に前にという意識を持ってレースを進めていき、早い段階で集団の人数を絞り込んである程度の安全性を確保した後も、常に数的有利の状況を作ってあらゆる状況に対応できる体制で勝利を狙うことを確認してレースに臨みました。
 
午前9時にスタートしたレースは、1周回目を終えた段階で出走152名のおよそ3分の1がDNFとなる、予想通りのサバイバルな展開に。その中でも宇都宮ブリッツェンの選手たちは全員が集団の前方をしっかりキープしてレースを進めていきます。
 
人数を減らしたメイン集団ではアタックの応酬が続き、安原選手(マトリックス)が単独で先行する場面などもありましたが決定的な逃げは決まらないまま周回を重ねていくことになります。
 
それでも4周回目に入ると、9名の選手が先行して逃げ集団を形成する展開に。宇都宮ブリッツェンはその中に堀選手と岡選手が入ります。
 
堀、岡(宇都宮ブリッツェン)
小石(UKYO)
中井(シマノ)
徳田(BS)
安原(マトリックス)
山本(キナン)
柴田(那須ブラーゼン)
岩島(MIVRO)
メイン集団
 
メイン集団では、逃げ集団に対してブリッジをかけようとする動きが出ますが、この動きに対しても増田選手(宇都宮ブリッツェン)や鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかりと反応。さらにその後方の追走集団には鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかりと入り、宇都宮ブリッツェンはプラン通りに積極的にレースを進めていきますが、程なくして逃げ集団と追走集団はすべてメイン集団に吸収されてレースは振り出しに戻ります。
 
振り出しに戻って8周回目を迎えた集団からは、徳田選手(BS)が単独で飛び出す展開に。メイン集団もこの飛び出しを容認したことで、レースは1名の逃げと集団という形で一旦落ち着きます。
 
徳田(BS)
メイン集団
 
逃げを容認したメイン集団では、シマノレーシングが先頭に立ってコントロールを開始。3分程度のタイム差で徳田選手(BS)を泳がせる展開のまま、周回を重ねていく展開になります。
 
レースも折り返しとなる10周回を過ぎると、シマノレーシングがコントロールするメイン集団では阿部選手(宇都宮ブリッツェン)もコントロールに加わることに。少しずつ逃げる徳田選手(BS)とのタイム差を縮めていく展開になります。
 
14周回目になると、疲れが見え始めた徳田選手(BS)とメイン集団とのタイム差はみるみる縮まり、徳田選手(BS)をメイン集団が視認できるほどに。こうなるとメイン集団も活性化し始めてペースアップ。15周回目には徳田選手(BS)を吸収し、レースは人数を減らした集団ひとつという状況になります。
 
この時点で、宇都宮ブリッツェンは役割を果たした阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と堀選手(宇都宮ブリッツェン)が集団からドロップしてDNF。集団内に残った5選手で勝利を狙っていくことになります。
 
終盤に差し掛かってひとつになった集団では、激しいアタック合戦が勃発。周回を重ねていくごとに人数がブラッシュアップされ、宇都宮ブリッツェンも小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)、岡選手(宇都宮ブリッツェン)、鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が次々にDNFとなり、集団には増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が残るのみという状況になります。
 
19周回目になると、精鋭のみに絞られた集団の中から新城選手(バーレーン・メリダ)、入部選手(シマノ)、横塚選手(UKYO)の3名が抜け出す展開に。後続がペースダウンしたこともあり、その差はすぐさま1分ほどにまで広がります。
 
その後も、3名の先頭集団は快調に逃げ続ける一方で、後続のグループはアタック合戦でペースが上がらず。先頭の3名が逃げ切るには十分なリードを奪って、レースは最終周回を迎えることになります。
 
最終周回に入っても、レースの大勢は変わらず。勝負は先頭の3名に絞られ、最後は新城選手(バーレーン・メリダ)とのマッチスプリントを制した入部選手(シマノ)がうれしい初優勝を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは、先頭3名の後続グループに残った増田選手(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が少しでも上位を狙ってレースを進めましたが数名の選手に先行を許してしまい、増田選手が8位、鈴木譲選手が9位でそれぞれフィニッシュ。惜しくも、個人タイムトライアルとロードレースのダブルタイトル獲得とはなりませんでした。
 
 
清水監督コメント
「今日のレースは、最終局面に少し力が足りなかったなという印象です。各選手ともにコンディションも良い中で前半からレースを作って攻めていって、自分たちの勝ちパターンに持っていこうと積極的なレースをしたのですが、まだ少し足りない部分があるなということを今日のレースであらためて痛感する結果になりました。ただ、この結果をポジティブにとらえて、次に向けて進んでいきたいと思います。全日本選手権ロードのタイトルはまた来年以降に持ち越しになってしまいましたが、引き続き皆さんの応援を力に変えて強くなれるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 

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