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2019/04/21

Live!!! JPT第3戦 西日本クラシック

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©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
◆リザルト
[第53回JBCF西日本ロードクラシック広島大会 - JPT第3戦 - 147.6km - ]
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 3h41m53s  39.91km/h
2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +13s
3位 平塚吉光 (チームブリヂストンサイクリング) +58s
4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +58s
5位 木村圭佑 (シマノレーシング) +1m00s
6位 入部正太朗 (シマノレーシング) +1m01s
7位 石橋学 (チームブリヂストンサイクリング) +1m03s
8位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +2m42s
9位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +2m51s
10位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +3m14s
16位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +4m59s
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)
出走=92名/完走=37名
 
◆2019Jプロツアー 個人ランキング
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 1,531P
2位 アイラン・フェルナンデス (マトリックスパワータグ) 870P
3位 横山航太 (シマノレーシング) 825P
4位 平塚吉光 (チームブリヂストンサイクリング) 791P
4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 791P
6位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 721P
 
◆2019Jプロツアー チームランキング
1位 マトリックスパワータグ 4,016P
2位 シマノレーシング 2,206P
3位 チームブリヂストンサイクリング 1,468P
4位 宇都宮ブリッツェン 1,398P
5位 Tean UKYO 1,337P
6位 弱虫ペダルサイクリングチーム 772P
 
プロリーダージャージ オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
 
 
 
2019年のJプロツアー第3戦となる「JBCF西日本ロードクラシック」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、レース終盤にできた7名の先頭集団から最終周回で抜け出したマトリックスパワータグのオールイスアルベルト・アウラールが、最後は宇都宮ブリッツェンの岡篤志を振り切って独走勝利。早くも今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。
 
 
宇都宮ブリッツェンは、レース序盤にできた逃げ集団に阿部選手が予定通りに入ったもののパンクで遅れてしまいましたが、その後に選手たちが自らの好判断でレースを動かして軌道修正。中盤から終盤にかけては鈴木龍、小野寺、岡の3選手が先頭集団に入ってレースを展開し、最後は岡選手が優勝したアウラール選手と一騎打ちの状態に持ち込みましたが力負け。それでも、きっちり2位でレースを終えました。
 
 
開幕戦となった修善寺2連戦から、およそ1カ月の期間が空いての再開となった2019年のJプロツアー。
 
その開幕2連戦では良いところなく完敗という結果になった宇都宮ブリッツェンでしたが、その後のUCI(国際自転車競技連合)公認の国際レース「ツール・ド・とちぎ」やJCF(日本自転車競技連盟)主催のチャレンジサイクルロードレースで浮上のきっかけを掴んだ感がある中で、今回の第3戦を迎えることになります。
 
とはいえ、強力な外国人選手勢を中心にライバルチームも好調を維持しており、簡単に勝利を手にできる状況という訳にはいかず、彼らの力を上手く利用する、もしくは、彼らに実力を発揮させないように立ち回るレース運びをすることも重要になります。
 
そんな状況下で、宇都宮ブリッツェンは心身のバランスが復活してきた岡選手をエースに、今シーズンJプロツアー初勝利を狙うプランを選択。
 
序盤のアタック&チェックを阿部選手と小坂選手が担い、逃げに乗ってレースを作る。有力選手が逃げに乗るようであれば鈴木譲選手や鈴木龍選手らも逃げに乗っていく。岡選手は今レースででプロトン内最強と予想されるマトリックスパワータグのオールイス選手の動きを逃さずにレースを展開することを前夜のミーティングで確認した上でレースに臨みました。
 
 
レースは1周回目から激しいアタック合戦となりますが、その中から平塚選手と徳田選手(ともにBSサイクリング)の2名が先行する展開に。この2名にブリッジをかける動きに阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかり反応して6名の逃げ集団を作ることに成功します。
 
阿部(宇都宮ブリッツェン)
平塚、徳田(BSサイクリング)
安原(マトリックス)
入部(シマノ)
豊田(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
一方のメイン集団は、地元開催レースでしっかりと見せ場を作りたいヴィクトワール広島が先頭に立ってコントロールを開始。長丁場のレースということを考慮すると、レースはこの状態で一旦落ち着くかと思われました。
 
しかし、5周回目になると逃げ集団で快調にレースを進めていた阿部選手(宇都宮ブリッツェン)がパンクトラブル。すぐにニュートラルから車輪を受け取ってレースに復帰しますが逃げ集団からは遅れてしまい、メイン集団に戻るという判断を下すことになります。
 
そうなると、有力チームの選手が入った逃げ集団に選手を送り込んでいない宇都宮ブリッツェンは不利な状態に。メイン集団を引く理由があり、しっかりとペースを上げられるチームがどれだけいるかということを考えると、早めに手を打たなければ手遅れになってしまう状況と言えます。
 
そんな状況を打破しようと、宇都宮ブリッツェンは阿部選手(宇都宮ブリッツェン)と小坂選手(宇都宮ブリッツェン)の2名がヴィクトワール広島のコントロールに加わって、メイン集団のペースアップを図ります。しかし、なかなか思うようにタイム差が縮まりません。
 
すると、この展開をどうにか打開すべく鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)が小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)を伴ってアタックを仕掛け、先行する逃げ集団への合流を試みます。
 
この動きで活性化したメイン集団は一旦崩壊し、バラバラの状態に。人数を減らしながら逃げ集団を吸収し、50名弱の集団にブラッシュアップされる展開となります。
 
すると、50名弱に絞られたメイン集団では、中間スプリント賞を狙う動きの中から10名の逃げ集団が形成される展開に。宇都宮ブリッツェンはその中に鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)と岡選手(宇都宮ブリッツェン)が入ることに成功します。
 
鈴木龍、岡(宇都宮ブリッツェン)
トリビオ、オールイス(マトリックス)
木村、湊(シマノ)
平塚(BSサイクリング)
前田(弱虫ペダル)
中村(那須ブラーゼン)
紺野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
有力選手が入ったこの逃げに対し、後方のメイン集団からはブリッジをかけようとする選手数名が飛び出す展開に。この動きに小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)がしっかり反応し、最終的に12名の先頭集団が形成される展開となります。
 
鈴木龍、小野寺、岡(宇都宮ブリッツェン)
トリビオ、オールイス(マトリックス)
入部、木村(シマノ)
平塚、石橋(BSサイクリング)
前田(弱虫ペダル)
中村(那須ブラーゼン)
紺野(イナーメ信濃山形)
メイン集団
 
有力選手が数多く入った先頭集団は後方のメイン集団とのタイム差を広げていき、残り3周回を前にして逃げ切りが濃厚な状況に。最多の3名を送り込んでいる宇都宮ブリッツェンにとっては願ってもない状況と言えます。
 
しかし、最後の中間スプリント賞に向けた動きの中でオールイス選手(マトリックス)が先行する形になるとすぐに鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)が反応しますが、この動きをトリビオ選手(マトリックス)がしっかりとチェック。
 
1対2で数的有利となった状況で鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)は揺さぶりをかけられて脚を削られ、また、先行した3名を追うために後方では小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭を引いて脚を削っていて、あまり良いとは言えない状況になります。
 
すると、オールイス選手(マトリックス)とトリビオ選手(マトリックス)の先行する2名を追いたい追走集団が崩壊してしまう事態となり、脚が残っていた岡選手(宇都宮ブリッツェン)と木村選手(シマノ)の2名が先頭にジョイン。遅れて平塚選手(BSサイクリング)も合流して先頭は5名になります。
 
さらに後方から入部選手(シマノ)と石橋選手(BSサイクリング)が合流して7名となった先頭集団は、攻撃を仕掛け合いながらも決定的に崩壊することはなく、レースは遂に最終周回を迎えることになります。
 
最終周回に入ると、まだまだ余力がありそうな印象のオールイス選手がアタックを仕掛けて単独で先行する展開に。一瞬遅れて追走に入った岡選手(宇都宮ブリッツェン)がなんとか追い付き、一騎打ちの状態になります。
 
しかし、この時点で脚の残り具合と力の差が明確に出ており、三段坂でのオールイス選手(マトリックス)の攻撃に岡選手(宇都宮ブリッツェン)は対応することができず。
 
そのまま独走状態をキープしたオールイス選手(マトリックス)が今シーズンJプロツアー2勝目を飾りました。
 
三段坂で引き離されてしまった岡選手(宇都宮ブリッツェン)も決死の追走を見せましたが追いつくことはできず、2位でフィニッシュしてレースを終えました。
 
 
清水監督コメント
「負けました。オールイス選手が強かった、というひと言に尽きるレースだったと思います。チームとしては予定通りにレースを運んでくれて。阿部選手が逃げに乗ってくれ、後半に向けてレースを作っていくという状況だったのですが、パンクで遅れてしまって。それでも、チームでしっかりと連携して機能して、新しい動きを作って最終的に勝ち逃げになる先頭に3選手を送り込んで最後に岡選手に繋げるというキレイな流れを作れたと思います。最後も岡選手がオールイス選手と一騎打ちの状態を作って、レース前に話していた通りの展開に持ち込むことができたのですが、完全に力負けという印象です。このコースは力と展開力の両方が求められるということは戦前から話していたと思います。その中で個々の力を合わせたチーム力で展開を作って、その上でこういう結果なので、次に向けてさらなるレベルアップと展開を手繰り寄せる力をつけていかなければなと感じています。今日も遠く広島県まで応援に来てくださったファンの方もいらっしゃって、ありがとうございました!引き続き応援、よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

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