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2018/10/14

Live!!! おおいたアーバンクラシック

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©️
Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[OITA URBAN CLASSIC - UCI-1.2 - 150.0km - ]

1位 石上優大 (日本ナショナルチーム) 3h48m49s  39.3km/h

2位 松田祥位 (日本ナショナルチーム) st

3位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +11s

4位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +30s

5位 ベンジャミ・プラデス (チームUKYO) +30s

6位 横山航太 (シマノレーシングチーム) +30s

7位 トマ・ルバ (キナンサイクリングチーム) +30s

8位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +30s

9位 マイケル・ポッター (オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト) +30s

10位 初山翔 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +30s

26位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +52s

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

出走=93名/完走=43名

UCI-1.2としては初開催となる「OITA URBAN CLASSIC」が、大分県大分市の大分スポーツ公園周辺に設定された1周10.0kmの特設周回コースで開催され、序盤にできた10名の逃げ集団に入った日本ナショナルチームの石上優大が、メイン集団に吸収された後にもチームメートの松田祥位と宇都宮ブリッツェンの雨澤毅明と3名で飛び出し、そのまま逃げ切り。最後はチームメートの松田と好連携を見せて雨澤を置き去りにして、見事に優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンはレース序盤にできた10名の逃げ集団に鈴木龍選手が入ってレースを展開。メイン集団が吸収した後も常に複数の勝利へ向けたプランを用意できる状況を作り出します。そして、勝ち逃げとなる3名の先頭集団に雨澤選手が入って勝利を狙いましたが、日本ナショナルチームに2対1の状況に持ち込まれてしまい、勝利は飾れず3位。また、その後方の集団の頭を岡選手がきっちり取って4位となったものの、悔しさの残るレースとなってしまいました。


これまでJプロツアー終盤戦の重要レースとして熱戦が繰り広げられてきた大分県での2連戦。今年、日曜日に行われておいたロードレースが5回目の開催にしてUCI-1.2の国際レースへと昇格を果たし、OITA URBAN CLASSICとして開催されることになりました。

地元での大一番であるジャパンカップを1週間後に控える中で今レースに臨むことになった宇都宮ブリッツェンは、増田、阿部、鈴木龍、雨澤、岡の5選手がメンバー入り。小集団ゴールスプリントで鈴木龍選手と岡選手のどちらかが勝利を挙げることを第1プランに、展開によっては増田選手と雨澤選手が厳しい展開に持ち込んでの独走勝利という第2プランも用意してレースに臨みました。

大分銀行ドーム横に設定されたスタート・フィニッシュ地点をスタートしたレースは、1kmのニュートラル走行を終えてリアルスタートが切られると早速、激しいアタック合戦が繰り広げられる展開となります。

数名の選手が飛び出しては吸収される状況が続く中、3周目になるとモニエ選手(愛三工業レーシング)ら数名の選手が集団から飛び出し、さらに鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)を含む数名の選手が追撃のアタックを仕掛けてブリッジ。最終的に10名の逃げ集団が形成される展開となります。

鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)

小石、ハッカー(チームUKYO)

トリビオ(マトリックスパワータグ)

新城(キナンサイクリング)

入部(シマノレーシング)

モニエ(愛三工業レーシング)

石上(日本ナショナル)

オーチャード、ノーブル(オーストラリアンサイクリングアカデミー)

メイン集団

有力なコンチネンタルチームの選手が満遍なく入った逃げ集団ということもあり、メイン集団はこの逃げを容認。ブリスベンコンチネンタルが集団をコントロールする形で1分程度のタイム差を保ってレースが進んでいくことになります。

その後、レースは10名の逃げ集団とメイン集団という展開のまま周回を重ねていく状況が続きますが、8周回目になると逃げ集団から小石選手(チームUKYO)が体調不良のために遅れ逃げ集団は9名に。なおも逃げ続ける展開が続きます。

レースも残り5周回を切る段階になると、逃げ集団も思惑の違いからか協調が崩れ始め、鈴木龍選手(宇都宮ブリッツェン)やトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が単独で抜け出す場面が見られるようになります。

一方のメイン集団も、残り3周回になろうかという段階でルバ選手(キナンサイクリングチーム)が集団のペースアップを開始し始めたことで少しずつ人数が絞られ、協調が崩れ始めた逃げ集団とのタイム差も少しずつ縮まっていく展開となります。

残り2周回となる14周回目に入ろうとする段階になると、逃げ集団とメイン集団とのタイム差はごくわずかの状態となり、14周回目に入ってほどなくするとメイン集団が逃げ集団を吸収してレースは振り出しに戻ります。

すると、振り出しに戻った集団内から雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)がアタックを仕掛け、その動きに反応した石上選手(日本ナショナル)と松田選手(日本ナショナル)と3名で先頭集団を形成する展開となります。

一方のメイン集団は、追走に入るべきチーム勢が牽制し合ったのか脚にきていて動けなかったのか、ペースが上がらず。先頭の3名とのタイム差が広がっていく状態で、レースは最終周回へと入っていきます。

最終周回に入っても、先行する3名とメイン集団とのタイム差は縮まらず、勝負は先頭の3名に絞られる状況に。すると、先頭の3名の中では松田選手(日本ナショナル)がアタックを繰り返して雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)がその動きに反応せざるを得ない状態を作り出し、数的優位を保つ日本ナショナルチームが着実に雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)の脚を削っていきます。

そして、レースは残り1km。ここで松田選手(日本ナショナル)が再度アタックを繰り出すと、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)はつき切れずに少遅れてしまう展開に。さらに、松田選手(日本ナショナル)の攻撃で脚を休めることができた石上選手(日本ナショナル)も雨澤選手(日本ナショナル)を振り切り、日本ナショナルチームの2名がそろってフィニッシュラインへ姿を現わしワンツーフィニッシュ。石上選手(日本ナショナル)は序盤の逃げに乗り、さらにその逃げが吸収されたところから再び飛び出して勝利をつかみ取る素晴らしいレースを見せて優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェンは、先頭の3名に雨澤選手が入ってそのまま逃げ切っての勝負、先頭3名がメイン集団に吸収されても岡選手のスプリントで勝負と、勝利に向けた複数のプランを取れる状態を作り出しましたが、メイン集団の追走ペースが上がらなかったことで、勝利を雨澤選手に託すことに。勝利を託された雨澤選手も数的不利の状況の中でアタックにしっかり反応するなど奮闘しましたが最後は及ばず、3位。スプリント勝負となった後方のメイン集団では先頭を岡選手が取って4位と、最も悔しい負け方でレースを終えました。

清水監督コメント

「今日のレースは皆んなが良く動いてくれ、自分たちが狙っていた勝ちパターンのどれもに当てはめられる状況を作ってくれていいレースができたのではないかと感じています。ジャパンカップ前のレースということで調整の意味合いも持ちつつも勝ちにいきたかったのですが、ふたつの勝ちパターンを持ってしまって一本に絞り切れなかったことが勝敗につながってしまったのかな、と。若い日本人選手に負けてしまったことは本当に悔しいですが、客観的にみれば今日の1位から4位までを23歳以下の選手が占めたという結果は今後につながる良い傾向なのではないかとも思います。次週のジャパンカップに向けて皆んなのコンディションを確認するという面では全員がいい走りをしていたと思いますので、今日のこの結果に対するフラストレーションをジャパンカップにぶつけたいと思います。今日も応援、ありがとうございました!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

 

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