« Live!!! JPT第9戦 JBCF 石川ロード | トップページ | Live!!! JPT第10戦 JBCF みやだ高原HC »

2017/07/16

Live!!! JPT第9戦 JBCF 石川ロード

Ht0_41162
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

◆リザルト

[第16回JBCF石川サイクルロードレース - JPT第9戦 - 102.2km - ]

1位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) 2h39m07s 38.53km/h

2位 田窪堅次 (マトリックスパワータグ) +48s

3位 才田直人 (LEOMO Bellmare Racing team) +52s

4位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +1m42s

5位 西村大輝 (シマノレーシングチーム) +1m45s

6位 秋田拓磨 (シマノレーシングチーム) +1m49s

7位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +1m49s

8位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) +1m50s

9位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +1m50s

10位 谷順成 (VICTOIRE広島) +1m50s

20位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +7m07s

31位 馬渡伸弥 (宇都宮ブリッツェン) +7m09s

DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)

出走=100名/完走=45名

◆2017Jプロツアー 個人ランキング

1位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 1,325P

2位 吉岡直哉 (那須ブラーゼン) 922P

3位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) 733P

4位 吉田隼人 (マトリックスパワータグ) 709P

5位 大前翔 (東京ヴェントス) 578P

6位 田窪堅次 (マトリックスパワータグ) 537P

◆2017Jプロツアー チームランキング

1位 マトリックスパワータグ 3,123P

2位 宇都宮ブリッツェン 2,239P

3位 シマノレーシングチーム 1,996P

4位 愛三工業レーシングチーム 1,480P

5位 那須ブラーゼン 1,364P

6位 KINAN Cycling Team 1,187P

ルビーレッドジャージ ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ)

ピュアホワイトジャージ 大前翔 (東京ヴェントス)

2017年のJプロツアー第9戦となる「JBCF石川サイクルロードレース」が福島県石川町と浅川町にまたがるアップダウンの厳しい公道特設周回コースで開催され、有力選手が残った終盤の先頭集団から残り2周回となる6周回目に単独で飛び出した宇都宮ブリッツェンの雨澤毅明選手が1周強を独走で逃げ切り、チームに今シーズン初勝利をもたらすと同時に、うれしいプロ初勝利を飾りました!




例年“灼熱地獄”と称されるほどの高い気温と湿度の中で行われる石川ロード。今年も高温多湿のまとわりつくような気候の中での開催となり、例年通りの厳しいサバイバルレースとなることが予想されます。

前戦の西日本ロードクラシックDay-2では序盤から積極的に逃げに乗ったルーキーの馬渡選手が最後まで逃げ切り、ゴールスプリントの末に3位表彰台を獲得した

宇都宮ブリッツェン。

しかし、今シーズンここまで、勝利数はゼロ。この時点まで勝利がないのは未勝利に終わった2013シーズン以来となり、できるだけ早い段階で今シーズン初勝利が欲しいところです。

前週の広島2連戦を欠場した阿部選手が復帰したものの、未だ6人と数的不利の状況に変わりはないため、宇都宮ブリッツェンは序盤は積極的には動かずに有力チーム勢の動きを見極めつつ、中盤から少しずつチームで動いて勝利を手繰り寄せるプランを選択。

ルビーレッドジャージを着るトリビオ選手(マトリックスパワータグ)の動きを雨澤選手がマークする一方、シマノレーシングやマトリックスパワータグなど有力チームの選手が入る逃げには鈴木譲・馬渡・小野寺の3選手が中心となって同数を乗せながらレースを展開していくことを確認してレースに臨みました。

学校法人石川高校をパレードスタートしたレースは、周回コースに入ってリアルスタートが切られると早速、新城選手(那須ブラーゼン)がファーストアタックを決めて集団から飛び出す展開。そこに集団から数名の選手が合流して4名の逃げ集団が形成されます。

新城(那須ブラーゼン)

湊(シマノレーシング)

中里(群馬グリフィン)

なるしまフレンドレーシングの選手

↓ 1分

メイン集団

有力チームの選手を含まないレース序盤の逃げということもあり、メイン集団は4名の逃げを一旦は容認。タイム差を1分程度に保ったまま周回を重ねていく展開となります。

しかし、レースも折り返しの4周回目に入るとスタート・フィニッシュ地点を過ぎた上り区間でメイン集団が逃げ集団をキャッチ。ひとつになった集団はアタック合戦が再び始まったことでペースが上がり、人数が絞られていくサバイバルな展開となっていきます。

5周回目に入っても集団はひとつのままで進んでいきますが、中盤を過ぎると安原選手(マトリックスパワータグ)が単独アタックを決めて集団から飛び出し、それを追って雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)と飯野選手(宇都宮ブリッツェン)を含む11名ほどの追走集団が形成される展開に。

さらにメイン集団から鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)、田窪選手(マトリックスパワータグ)、才田選手(LEOMO)の3名が飛び出して追走集団にブリッジをかけ追走は14名ほどとなって、残り2周回となる6周回目へと入っていきます。

安原(マトリックスパワータグ)

↓ 約20秒

14名ほどの追走

↓ 約30秒

メイン集団

6周回目に入ると、単独で先行していた安原選手(マトリックスパワータグ)を追走集団が吸収、再び激しいアタックの応酬が繰り広げられる展開となります。

するとその流れの中で、ここまでのレースでも1段上のレベルを見せつけてきたルビーレッドジャージのトリビオ選手(マトリックスパワータグ)が集団後方に取り残される時間帯が訪れます。

ここで、雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)が上り区間の一番斜度がキツい場所で狙いすましたように渾身のアタックを仕掛けて単独で先頭集団から飛び出します。この動きに才田選手(LEOMO)、続いて田窪選手(マトリックスパワータグ)が反応し、それぞれ単独で追走に出た状態でレースはついに最終周回を迎えることとなります。

雨澤(宇都宮ブリッツェン)

↓ 約10秒

才田(LEOMO)

↓ 約20秒

田窪(マトリックスパワータグ)

↓ 約10秒

メイン集団

勝負を仕掛けるには少し早いかと思われた雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)のアタックでしたが、最終周回に入ると追走とのタイム差は縮まるどころか、逆に広がっていく展開に。

雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は高い評価を受け続けてきた実力通りの走りをここ一番でも見せ、追走とのタイム差を40秒以上に広げた状態でフィニッシュへと姿を現します。

勝利を確信した雨澤選手(宇都宮ブリッツェン)は何度も小さくガッツポーズを見せながらフィニッシュに向かう最後の上りに入り、自身の力を誇示するように胸を指差しながら、最後は療養のために長期欠場中の増田選手へのリスペクトを込めたガッツポーズでフィニッシュ。

ここまで未勝利と苦境に喘ぐチームを救う今シーズン初勝利を挙げるとともに、自身にとってもうれしいプロ初勝利を飾りました!

清水監督コメント

「シーズンの最初からずっと応援してくださっているファン・サポーター、そしてスポンサーの皆さんに、やっといい報告ができて良かったです。今日のレースは全体的に見てもチームとしての動きをまとめられていたのが勝利につながったと感じています。チームとしても雨澤選手を軸にという話はしていたのですが、西日本ロードクラシックの時のような逃げ切りのための動きも検討していました。どうしても人数が少ない状況なので序盤のレースを動かすための動きというものはできませんでしたが、中盤にできた逃げに3名の選手を乗せることができて。最後はトリビオ選手との勝負になるだろうという中で、雨澤選手を勝たせるために果たしてゴールスプリントがいいのか、それともトリビオ選手を出し抜くような動きがいいのかということを考えながらレースを進めていくことになりました。結局、雨澤選手がうまくトリビオ選手を出し抜いてタイミング良く飛び出し、逃げ切るというのがハマったと感じています。今日の勝利は雨澤選手の実力と、勝利に向けたチームの動きが統一されていたからこそですし、安心してレースを見ていることができました。ここまで人数が少ない中でもしっかりと動くということをやり続けてきた成果が今日の勝利につながったと思います。私が監督に就任して以降、中間報告会までに1勝もしていないということがなかったので、未勝利のままで中間報告会を迎えるのはキツいという話を皆んなともしていたので、何とか勝利を挙げることができて良かったな、と。もちろん人数が少ない状況は続きますし楽観視もしていませんが、今日の勝利の勢いと“勝って兜の緒を締めよ”の気持ちの両方を持って、前半の残り4レースでも勝利数を増やせるようにしていきたいと思います。引き続き応援、よろしくお願いします」

雨澤選手コメント

「今日のレースはミーティング通りに自分以外の他のメンバーが危険な動きをチェックしてくれたので、自分はトリビオ選手をメインにチェックをすればいい状況で、終盤まで全然脚を使うことなくチームメートに助けられていたので最後に勝負できたという感じでした。終盤に自分と飯野選手とトリビオ選手などを含む10名ぐらいで飛び出したんですが、余り協調がとれなくて“う~ん、これどうなんだろう?”と思っていたところに後ろから譲さんたちが合流してきて、そこでまたシャッフルが起きたタイミングでトリビオ選手が取り残されました。同時に、前に残ったメンバーもそんなに余裕がなさそうで、自分たちは譲さんと飯野さんもいてくれると思ったので安心してアタックすることができました。アタックのタイミングはここしかないだろうという場所でしたし、“絶対に後ろにつかせない!”“独走で逃げ切る!”と力強く思ってアタックしたので、しっかり決まってくれて良かったです。今日の勝利がプロ初勝利になりましたが、自分としてはやっと勝てたなぁという感じですし、大きな驚きもなければすごくうれしいという感情もないです。やっと勝てて、選手として最低限のことができたという気持ちの方が強いです。次戦のみやだ高原ヒルクライムは昨年もかなりいい走りができていたので、ヒルクライムは本当に力勝負になるのでどうなるかは分かりませんが、優勝できるチャンスはあると思うので狙っていきたいと思います。また、月末にはまた地元栃木県でレースがあって、やはり地元で勝ちたいという気持ちは強いので、そこに向けてチーム一丸となって勝ちたいと思います。ファン・サポーターの皆さんにはここまでなかなか勝てずにすごくもどかしい気持ちにさせてしまっていたと思いますが、ここで勝てたことでファン・サポーターの皆さんの応援に少しでも応えられたかなと思っています。ここまで諦めずに応援してくださり、ありがとうございました!今後も“さらに”勝っていくので、また“さらなる”応援をよろしくお願いします!」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

 

|

« Live!!! JPT第9戦 JBCF 石川ロード | トップページ | Live!!! JPT第10戦 JBCF みやだ高原HC »