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2014/06/08

Live!!! JPT7戦 JBCF栂池高原ヒルクライム

S1
photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

2014/6/8(日) JPT第7戦
JBCF栂池高原ヒルクライム(長野県栂池高原)
P1 17.10km
1位 ホセヴィセンテ・トリビオ(Team UKYO) 49m29s 20.72km/h
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +33s
3位 リカルド・ガルシア(Team UKYO) +50s
4位 武末真和(ロヂャースレーシングチーム) +1m13s
5位 佐野淳哉(那須ブラーゼン) +1m33s
6位 土井雪広(Team UKYO) +2m03s
7位 片岡真之介(NEILPRYDE-MENSCLUB) +2m19s
8位 狩野智也(Team UKYO) +2m22s
9位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン) +2m23s
10位 山本和弘(CROPS x championsystem) +2m25s
13位 城田大和(宇都宮ブリッツェン) +2m41s
16位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) +3m44s
20位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +4m37s
48位 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン) +7m34s
71位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン) +11m23s
78位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン) +13m09s
出走=92名/完走91名

2014年Jプロツアー個人ランキング
1位 リカルド・カルシア(Team UKYO) 3,380P
2位 ホセヴィセンテ・トリビオ(Team UKYO) 3,240P
3位 畑中勇介(シマノレーシング) 2,625P
4位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) 2,510P
5位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 2,480P
6位 セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ) 2,201P

2014年Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 11,310P
2位 宇都宮ブリッツェン 11,240P
3位 シマノレーシング 7,520P
4位 マトリックスパワータグ 6,118P
5位 那須ブラーゼン 5,812P
6位 CROPS x ChampionSystem 5,590P

ルビーレッドジャージ リカルド・ガルシア(Team UKYO)
ピュアホワイトジャージ 雨澤毅明(那須ブラーゼン)

2014年Jプロツアー第7戦となる「JBCF栂池高原ヒルクライム」が、長野県栂池高原の特設ヒルクライムコース(全長17.1km/標高差1,200m/平均勾配7%/最大勾配10%)で開催され、レース序盤から先頭集団で走り切ったホセビセンテ・トリビオ(Team UKYO)が最後は独走で優勝。昨年2位に終わった雪辱を果たしました。

宇都宮ブリッツェン勢は、終盤までトリビオ(Team UKYO)と共に先頭を走っていた増田選手が、最後こそ少し遅れてしまいますが2位。今レースでのピュアホワイトジャージの奪還を狙った堀選手が9位という結果となっています。

ステージレース2連戦を戦い抜き、久しぶりのJプロツアーとなった宇都宮ブリッツェン。

2011年・12年に同レースで連覇を飾っている増田選手が3度目の優勝を狙うとともに、Team UKYOとポイント差が詰まってきているチームランキング首位の座を守るためにも重要なレースとなります。

レースがスタートすると、早速Team UKYO勢がルビーレッドジャージを着るガルシア(Team UKYO)とトリビオ(Team UKYO)のために先頭に立ってペースを作り、それに宇都宮ブリッツェン勢が対抗するという展開となります。

2.3km地点過ぎにある平坦基調の区間に入る頃には、集団から抜け出した先頭グループが形成されます。

ガルシア、トリビオ、土井(Team UKYO)
増田(宇都宮ブリッツェン)
片岡(NEILPRYDE)

再び上り区間に入る頃には、トリビオ(Team UKYO)を先頭に、続いて増田選手(宇都宮ブリッツェン)、少し遅れて残りの3名という展開に。

ここで、現在ルビーレッドジャージを着るガルシア(Team UKYO)が、先頭を走るチームメートのトリビオ(Team UKYO)に対してペースを落として自分を引き連れていくように指示を出しますが、トリビオ(Team UKYO)はペースを落とすことなく上り続けます。

そのトリビオ(Team UKYO)のペースに付いていくことができたのは、増田選手(宇都宮ブリッツェン)だけ。レースも中盤を過ぎる頃には先頭2名に追走3名、その後ろにメイン集団という展開になります。

トリビオ(Team UKYO)
増田(宇都宮ブリッツェン)
↓ 50秒ほど
追走3名
↓ 1分ほど
メイン集団

先頭が2名となってもトリビオ(Team UKYO)の勢いはとどまるところを知らず、ハイペースを維持したままペダルを回し続けます。そのペースは増田選手(宇都宮ブリッツェン)をもってしても付いていくのがやっとのペースで、増田選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭交代に加われない場面が多くなっていきます。

レースも残り3kmほどになると、ペースが落ちないトリビオ(Team UKYO)から増田選手(宇都宮ブリッツェン)が少しずつ引き離されていきます。しかし、後ろの追走に捕まってしまえば不利な状況になると考えた増田選手は何とか踏み止まり、先を行くトリビオ(Team UKYO)との差を15秒程度に保って上り続けます。

しかし、トリビオ(Team UKYO)の姿を捕えることはできず。トリビオ(Team UKYO)が独走でゴールに辿り着き、見事に優勝を飾りました。増田選手(宇都宮ブリッツェン)は、33秒遅れの2位でゴールという結果となりました。

残る宇都宮ブリッツェン勢は、ツール・ド・熊野第2ステージでの落車の影響が心配された堀選手が9位、昨年の同レースでも好成績を残した城田選手が13位、鈴木譲選手が16位、阿部嵩之選手が20位と続いています。

清水監督コメント
「レースは戦前の予想通り、増田選手vsTeam UKYOのスペイン人選手勢という形になりました。最後は、トリビオ選手に力負けしてしまった形とはなりましたが、増田選手は次戦の富士山ヒルクライム、そして月末に控える全日本選手権ロードに向けて仕上がってきていることが分かったということに関しては、収穫があったと感じています。また、ツール・ド・熊野での落車の影響が心配された堀選手も、万全ではない状態ながら9位と結果を残してくれたのも大きいと感じています。加えて、久しぶりのレースで14位に入った城田選手も、昨年の9位から順位を落としたとはいえ、出場選手のレベル自体が上がっていることを考えると、評価を与えられる成績を残してくれました。他の選手たちに関しても、ステージレース2連戦を終えての疲労が蓄積し、体調も万全ではない中でしっかりと走り切ってくれたと感じています。残念ながら優勝という結果は手にできませんでしたが、気持ちを落とすことなく次戦以降のレースにも取り組んでいきたいと思います。」

text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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