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2014/05/24

Live!!! TOJ 第5ステージ 伊豆

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photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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photo(C):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

ツアー・オブ・ジャパン UCI2.1

5ステージ 146.4km-Road Race(静岡県伊豆市 日本CSC)

1 MIZBANI IRANAGH Ghader TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM 4h14m13s

2位 CARTHY Hugh RAPHA CONDOR JLT +03s

3位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM +03s

4位 BOLE Grega VINI FANTINI NIPPO +2m04s

5位 BAYKY Cameron OCBC SINGAPORE CONTINENTAL 2m08s

6KOLAHDOZHAGH Amir TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM +2m11s

7位 PRADES REVERTE Benjamin マトリックスパワータグ +2m13s

8位 TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente TeamUKYO 2m46s

9 増田成幸 宇都宮ブリッツェン 2m46s

10 CRAWFORD Jai DRAPAC PROFESSIONAL CYCLING 2m56s

26 阿部嵩幸之 宇都宮ブリッツェン 8m47s

38 鈴木譲 宇都宮ブリッツェン +17m54s

39位 堀孝明 宇都宮ブリッツェン +17m54s

DNF 大久保陣 宇都宮ブリッツェン

DNF 鈴木真理 宇都宮ブリッツェン

個人総合時間第5ステージ終了時

1 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM 12h42m47s

2位 BOLE Grega VINI FANTINI NIPPO +1m57s

3位 MIZBANI IRANAGH Ghader TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM +3m48s

4位 TORIBIO ALCOLEA Jose Vicente TeamUKYO 4m19s

5 LEBAS Thomas ブリヂストンアンカー 5m13s

6 CARTHY Hugh RAPHA CONDOR JLT 5m48s

7 KOLAHDOZHAGH Amir TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM +5m54s

8位 BAYKY Cameron OCBC SINGAPORE CONTINENTAL 6m59s

9 PRADES REVERTE Benjamin マトリックスパワータグ +7m28s

10位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +8m32s

34位 鈴木譲 宇都宮ブリッツェン +35m47s

35位 堀孝明 宇都宮ブリッツェン +36m37s

39位 阿部嵩之 宇都宮ブリッツェン +43m20s

DNF 鈴木真理 宇都宮ブリッツェン

DNF 大久保陣 宇都宮ブリッツェン

個人総合ポイント賞第5ステージ終了時

1位 BOLE Grega VINI FANTINI NIPPO 44P

2位 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM 39P

3位 MIZBANI IRANAGH Ghader TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM 31P

10位 阿部嵩之 宇都宮ブリッツェン 16P

個人総合山岳賞第5ステージ終了時

1位 CARTHY Hugh RAPHA CONDOR JLT 32P

2 POURSEYEDIGOLAKHOUR Mirsamad TABLIZ PETROCHEMICAL TEAM 27P

3位 FERNANDEZ CASASOLA Airan マトリックスパワータグ 15P

8位 阿部嵩之 宇都宮ブリッツェン 8P

団体総合時間第5ステージ終了時

1位 TABRIZ PETROCHEMICAL TEAM 38h18m17s

2位 TEAM UKYO +19m25s

3位 RAPHA CONDOR JLT +21m08s

8位 宇都宮ブリッツェン +1h01m13s

UCI2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第5ステージが、上りと下りしかない日本CSCの特設コース(1周12.2km)で開催され、序盤にできた逃げ集団に入ったタブリーズ・ペトロケミカルのガーデル・ミズバニ・イラナグが、ヴィーニファンティーニ・NIPPO、ブリヂストンアンカー勢がコントロールするメイン集団に追撃のチャンスを与えず、過酷なサバイバルレースを逃げ切り勝利で飾りました。

また、個人総合時間ではミズバニ選手とチームメートの、ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ・ペトロケミカル)がグリーンジャージを奪取。盤石かと思われたヴィーニファンティーニ・NIPPOの牙城を、アジア最高レベルのチームが崩す会心の大逆転劇を見せています。

宇都宮ブリッツェン勢は、ここまで個人総合時間で14位につける増田成幸選手が、有力選手たちの追走集団の中できっちりと走り切り、日本人最高順位となる9位でゴール。個人総合時間もUCIポイント獲得圏内の10位に順位を上げています。

前日に行われた第4ステージの富士山で、個人総合時間争いのリザルトに地殻変動と言って良いほど大きな動きがあった今年のTOJ。第5ステージの展開次第では、まだまだトップが入れ替わる可能性があります。

宇都宮ブリッツェンも、増田選手の個人総合時間の順位アップを目論みながらも、ステージ優勝の可能性にも懸けることを選択。増田・鈴木譲・阿部・堀の4名が逃げに乗って前、前のレースを展開。鈴木真理・大久保の2名は集団に待機し、集団がひとつのままでゴールスプリントになった場合に勝負と、逃げ切りとスプリント、どちらでも勝利を狙えるような作戦でレースに臨みました。

レースがスタートすると、1周回目から個人総合時間で大逆転を狙うチーム、ステージ優勝で一矢報いたいチームを中心に、積極的なアタック合戦が繰り広げられます。宇都宮ブリッツェンも阿部選手を筆頭に増田選手、鈴木譲選手、堀選手らがアタックを仕掛けて逃げに乗ろうと試みますが、なかなか決まりません。

すると、いくつかの動きの後に、5名の逃げ集団が形成されます。

ミズバニ、ポルセイェディゴラコール(タブリーズ)

クロフォード(ドラパック)

カーシー(ラファ)

清水(ブリヂストン)

有力選手が複数入ったことで追走の動きが出ることも予想されましたが、序盤ということもあり、メイン集団はリーダーのグレガ・ボーレ選手を擁するヴィーニファンティーニ・NIPPOがコントロール。3分程度のタイム差で、レースは一旦落ち着きを見せます。

ブリッツェン勢は、スプリント要員として集団内で待機する予定だった鈴木真理選手が予想外のDNF。また大久保選手も3周回目の上りで後輪がパンクし、KOM手前で車輪交換を余儀なくされます。

有力選手の逃げが決まったこととトラブルを受けて、ブリッツェンはプランを修正。一度、集団内で態勢を立て直しながら、次に来るであろう動きのために備えることになります。

レースも半分の6周回を完了する頃になると、逃げ集団ではクロフォード選手(ドラパックと)清水選手(ブリヂストン)の2名が遅れ、先頭は3名となります。

ミズバニ、ポルセイェディゴラコール(タブリーズ)

カーシー(ラファ)

一方のメイン集団は、変わらずヴィーニファンティーニ・NIPPOがコントロールを続け、その後ろにブリヂストンアンカーやランプレという位置取りになりますが、この時点でヴィーニファンティーニ・NIPPOはアシスト選手の数を減らしており、少しずつそのコントロールが崩れていくことを予感させる展開となります。

8周回目に入ると、メイン集団の先頭はブリヂストンアンカーのモニエ選手と初山選手が積極的に引き、逃げる3名を追走するためにペースを上げ始めます。

このペースアップで、ブリッツェンは鈴木譲選手と堀選手が集団から遅れ始め、集団内には増田選手と阿部選手の2名のみとなります。

レースは終盤戦へと入っていきますが、先頭を走る3選手のペースが落ちることはなく、むしろ、集団とのタイム差を広げていきます。特に、ミズバニ選手とポルセイェディゴラコール選手のタブリーズ勢は強力で、カーシー選手(ラファ)は付いていくだけいう状況が多くなります。

そして、10周回完了時点で、集団とのタイム差は4分52秒にまで開き、逃げ切り勝利の可能性が

濃厚となってきました。

その頃になると、ペースが上がったメイン集団もさらに人数を減らし始めます。ブリッツェンは増田選手と阿部選手が変わらず集団内をキープします。

レースは残り1周回。

逃げ切りをほぼ手中にした3選手は、それぞれの利害も一致します。

ミズバニ(タブリーズ)→ステージ優勝

ポルセイェディゴラコール(タブリーズ)→個人総合

カーシー(ラファ)→山岳賞

最終周回に設定された山岳ポイントをカーシー選手(ラファ)が獲得して山岳賞を確定させると、最後のストレートに先頭で現れたのはミズバニ選手(タブリーズ)。ミズバニ選手(タブリーズ)はそのまま先頭でゴールし、見事ステージ優勝を達成。2位に山岳賞のカーシー選手(ラファ)、3位にポルセイェディゴラコール選手(タブリーズ)が入りました。

一方、メイン集団内からは4名の選手が追走集団を形成します。

コラドゥースハグ(タブリーズ)

ボーレ(ヴィーニファンティーニ・NIPPO)

ベイリー(OCBC)

プラド(マトリックス)

中でも、現在のグリーンジャージ着用者であるボーレ選手(ヴィーニファンティーニ・NIPPO)はジャージを失うことに直結するため、懸命の追走を試み4位でゴールしますが、2分04秒差と惜しくも届かず。3位でゴールしたポルセイェディゴラコール選手(タブリーズ)が、個人総合時間トップに躍り出ました。

宇都宮ブリッツェンは、集団内からの4名の飛び出しに反応した増田選手が、同じくその動きに反応したトリビオ選手(TeamUKYO)に次いで、日本人選手最高位の9位でゴール。

この結果、個人総合時間でも日本人最高位、UCIポイント圏内となる10位につけ、明日の最終ステージを迎えることになりました。

清水監督コメント

「今日は本当にハードな、近年まれに見るキツいレースになりました。その中で、選手たちは最後まで耐えてくれたと思います。当初は、前半から全員が積極的に行くというプランを考えていましたが、乗り遅れてしまいました。ですが、選手たちはすぐに後半で勝負ということで切り替えてくれ、増田選手が最後まで耐えて9位でゴールしてくれました。後少しで今日のステージのUCIポイント圏内の6位というところでしたが、個人総合時間でUCIポイント獲得圏内に入り、日本人トップの順位。日本を代表するチームとしての面目を保ってくれたと思っています。今回のTOJ全体を考えると、もっと上位に行きたかったというのが正直なところですが、周りのチーム、メンバーが強力で、予想以上に厳しいレースとなったことを考えると、選手たちはしっかりとはしってくれたと感じています。残すは東京ステージのみとなりました。この1レースをしっかりと走り切りたいと思います。」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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