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2013/06/23

Live!!! 全日本選手権ロードエリート

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[上:序盤から自ら動き最後は2位に6分以上の大差をつけて優勝を飾った新城選手]
[下:完走16名のサバイバルレースのなかチームで唯一の完走を果たした普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

全日本選手権ロードレース(大分県のつはる少年自然の家周辺周回コース)
エリート男子 180km(15kmx12Laps)
1位 新城幸也 Team Europcar 6h17m31s 28.60km/h
2位 清水都貴 ブリヂストンアンカー +6m15s
3位 増田成幸 キャノンデールプロサイクリング +9m14s
4位 伊藤雅和 愛三工業レーシングチーム +9m54s
5位 福島晋一 Team NIPPO-DE ROSA +10m48s
6位 初山翔 ブリヂストンアンカー +11m58s
7位 武井亨介 チームフォルツァ! +12m41s
8位 土井雪広 Team UKYO +12m56s
9位 早川朋宏 Team NIPPO-DE ROSA +13m25s
10位 中島康晴 愛三工業レーシングチーム +13m50s
11位 伊丹健治 ブリヂストンアンカー +17m40s
12位 畑中勇介 シマノレーシング +22m42s
13位 狩野智也 Team UKYO +22m42s
14位 白石真悟 シマノドリンキング +26m56s
15位 入部正太朗 シマノレーシング +30m44s
16位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +33m52s
DNF 郡司昌紀 宇都宮ブリッツェン
DNF 飯野智行 宇都宮ブリッツェン
DNF 中村誠 宇都宮ブリッツェン
DNF 鈴木真理 宇都宮ブリッツェン
DNF 鈴木近成 宇都宮ブリッツェン
出走=125名/完走=16名

2013年の日本ロードチャンピオンを決める「全日本選手権ロードレースエリート男子」が、全日本史上最も厳しいといわれる大分県“のつはる少年自然の家”周辺の山岳周回コースで開催され、2周目(全12周)には既に先頭集団へとジャンプした新城幸也選手(Team Europcar)が、10周目にそれまでずっとランデブー状態だった土井選手(チーム右京)を上り区間で引き離し、最後は2位の清水選手(ブリヂストンアンカー)に対して6分15秒もの大差をつけて圧巻の勝利を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、約30名ほどに絞られたメイン集団に、普久原、中村、飯野、郡司の4選手が残ってレース後半に望みを繋ぐ走りをみせましたが、メイン集団で本格的なアタックが開始された6周目に全員が後方へと下がってしまい、完走16名となった超サバイバルレースの最終完走者となった普久原選手の16位が最高位という結果に終わっています。

全日本選手権ロードレース史上恐らく最も厳しいコースで開催された2013年の国内頂上決戦。

レースは意外にも1周目から動きをみせ、5名の選手が早くも飛び出す形でサバイバルレースの幕が上がりました。

西谷(愛三工業レーシングチーム)
中根(Team NIPPO-DE ROSA)
内間(Team NIPPO-DE ROSA)
窪木(和歌山県)
吉岡(京都産業大)

何人かの有力選手が動いたことで、大本命の土井選手(Team UKYO)と新城選手(Team Europcar)もこの動きに対応し、2周目には早くも優勝争いのような8名の先頭集団が形成されます。

土井(Team UKYO)
新城(Team Europcar)
西谷(愛三工業レーシングチーム)
中島(愛三工業レーシングチーム)
中根(Team NIPPO-DE ROSA)
内間(Team NIPPO-DE ROSA)
窪木(和歌山県)
吉岡(京都産業大)

これに対してメイン集団では先頭にメンバーを送り損ねた強力なブリヂストンアンカー勢がコントロールを開始し、先頭8名とのタイム差を2分前後に留めながら後半の勝負どころへ可能性を繋いでいきます。

しばらくこの形のままレースは膠着状態となりますが、6周目に先頭集団とメイン集団で同時に大きな動きがでます。

まず先頭集団内では、中根選手(Team NIPPO-DE ROSA)がテクニカルな下りセクションで落車し、窪木選手(和歌山県)と吉岡選手(京都産業大)も上り区間で遅れはじめてしまいます。

一方メイン集団では、それまで集団をコントロールしていたブリヂストンアンカーのエース清水選手が攻撃を開始し、3名の追撃グループを形成して前を追いはじめました。

先頭5名
土井(Team UKYO)
新城(Team Europcar)
西谷(愛三工業レーシングチーム)
中島(愛三工業レーシングチーム)
内間(Team NIPPO-DE ROSA)

追走3名
清水(ブリヂストンアンカー)
伊丹(ブリヂストンアンカー)
増田(キャノンデールプロサイクリング)

レースはまだ半分の距離を残しながらも、優勝争いに関しては既にこの8名に絞られた感が濃厚となりはじめます。

そして、このあとはまるでマウンテンバイクレースの様な個人の自走力勝負の展開となり、各選手が一人ずつコース上を走るというロードレースとしては異様な光景を繰り広げながら後半の3時間が消化されていきました。

10周目に入ると、それまでランデブー走行で先頭を走っていた新城選手(Team Europcar)と土井選手(Team UKYO)のうち、土井選手(Team UKYO)がハンガーノックの様な雰囲気で突然スローダウンして遅れだし、大本命の新城選手(Team Europcar)が単独先頭に躍り出てまだ遠いゴールを目指していきます。

自力に勝る新城選手(Team Europcar)はその後もじりじりと後続との差を広げ続け、最後は2番手に上がってきた清水選手(ブリヂストンアンカー)に対して6分15秒という非常に大きな差をつけて逃げ切り、ツール・ド・フランスのチーム内セレクションを前に自身2度目となる全日本チャンピオンのタイトルを圧倒的な力で獲得しました。

2位には清水選手(ブリヂストンアンカー)。

そして3位には、体調を崩して一時レース活動から遠ざかっていた増田選手(キャノンデールプロサイクリング)が入り、改めてその高いポテンシャルをファンの前で披露しました。

宇都宮ブリッツェン勢は、期待された飯野選手が本来の力を発揮しきれずに途中リタイヤとなったものの、今シーズンここまで力を発揮できていなかった普久原選手が持ち前の粘りをみせて最終完走者となる16位でフィニッシュし、シーズン後半戦に向けて良い材料も得る形となっています。

栗村監督コメント
「全日本史上最も厳しいといわれた今年のレースは、序盤から優勝候補たちがいきなり動くという意外な展開ではじまりました。結局、強いものが生き残るというある意味で順当な内容となりましたが、宇都宮ブリッツェンは勝負に絡むことができず、惨敗と言わざるを得ない結果に終わりました。完走16名というサバイバルレースで普久原選手が完走を果たしたことは素晴らしいことではありますが、シーズン前半戦の山場となるこのレースの結果は重く、大きな課題として今後の活動に生かしていかなければなりません。一先ずビッグレースを終えましたが、来週からは再びJプロツアーの戦いがはじまります。昨年のチャンピオンチームが創られていった過程同様に、足踏みすることなく前を向き続けて努力を継続していかなくてはなりません。また、今回も非常に遠い大分の地まで応援に駆けつけて下さった多くのブリッツェンサポーターや支援者の方々に心より感謝申し上げあげます。選手たちは必死にもがきながらいま彼らにできることを日々積み上げていっています。この先も彼らを見捨てることなく、引き続きの熱いご声援を宜しくお願いいたします。」

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