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2013/04/21

Live!!! JPT3戦 JBCF 南紀白浜クリテリウム

01
[60km/hの高速域で転倒した飯野選手だったが諦めることなくレースに復帰して16位でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

JPT第3戦
JBCF南紀白浜クリテリウム(和歌山県白浜町旧南紀白浜空港跡地)

P1 40km(決勝/2.5km x 16laps)
1位 Mariusz WIESIAK (マトリックスパワータグ) 1h03m54s 37.54km/h
2位 Jose Vicente TORIBIO (Team UKYO) st
3位 大久保陣 (Team UKYO) st
4位 藤岡克磨 (パールイズミ・スミタ・ラバネロ) st
5位 辻善光 (湘南ベルマーレ) st
6位 井上人志 (シエルヴォ奈良MERIDA) st
7位 小室雅成 (イナーメ信濃山形) st
8位 小坂光 (那須ブラーゼン) st
9位 浜頭恭 (シエルヴォ奈良MERIDA) st
10位 窪木一茂 (マトリックスパワータグ) st
16位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) +01s
22位 鈴木近成 (宇都宮ブリッツェン) +01s
23位 城田大和 (宇都宮ブリッツェン) +01s
42位 郡司昌紀 (宇都宮ブリッツェン) +10s
47位 中村誠 (宇都宮ブリッツェン) +13s
出走60名(決勝)/完走59名

Jプロツアー個人ランキング
1位 Jose Vicente TORIBIO (Team UKYO) 2,130P
2位 土井雪広 (Team UKYO) 1,420P
3位 Mariusz WIESIAK (マトリックスパワータグ) 1,290P
4位 飯野智行 (宇都宮ブリッツェン) 1,205P
5位 狩野智也 (Team UKYO) 1,190P
6位 大久保陣 (Team UKYO) 1,125P

Jプロツアーチームランキング
1位 Team UKYO 6,735P
2位 マトリックスパワータグ 4,250P
3位 宇都宮ブリッツェン 3,860P
4位 イナーメ信濃山形 3,000P
5位 cannondale championsystem 2,650P
6位 JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス 2,340P

ルビーレッドジャージ Jose Vicente TORIBIO (TeamUKYO)
ピュアホワイトジャージ 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン)

2013年Jプロツアー第3戦となる「JBCF南紀白浜クリテリウム」が、和歌山県白浜町の旧南紀白浜空港跡地で開催され、ヴィオラジャージ(JBCFロードチャンピオン=2012年JBCFロードチャンピオンシップ優勝)を着るマリウス・ヴィズィアック(ポーランド/マトリックスパワータグ)が、Jプロツアーリーダーのホセビセント・トリビオ(スペイン/Team UKYO)を得意のスプリントで退け、今期初優勝を飾りました。

宇都宮ブリッツェン勢は、昨日のチームタイムトライアルで機関車役となった郡司選手がレース中盤に形成された逃げに入って有利な展開を手に入れるものの、終盤の勝負どころでヴィズィアック(マトリックスパワータグ)とトリビオ(Team UKYO)のアタックに反応した飯野選手がトリビオ(Team UKYO)に接触してクラッシュ。
ニュートラルを利用してなんとかレースに復帰するも、チーム全体で最後のゴールスプリントにうまく絡めずに、飯野選手の16位が最高位という結果に終わっています。

今年も宇都宮ブリッツェンにとってはエーススプリンター不在のなかでの難しい戦いとなるクリテリウムレース。

ピュアスプリンターではないものの高いスピードを誇る鈴木真理選手の完全復帰までは、若手を中心になんとか活路を見出していかなくてはなりません。

この日の宇都宮ブリッツェンの作戦は、スプリンターとしての活躍を期待されている地元宇都宮出身の鈴木近成選手をスプリント担当とし、他の4名が繰り返されるアタック合戦に対応していくという形を設定します。

10m/sを超す強い風が吹き荒れる厳しいコースコンディションのなか、決勝に進出した60名のP1ライダーたちが定刻の15時35分にスタートを切ります。

すぐにアタック合戦がはじまりますが、風向きが“真向かい風”と“真追い風”を繰り返すという状態なこともあり、メイン集団は一向に崩れる気配をみせません。

それでも常にアタックが繰り返され、宇都宮ブリッツェンではキャプテンの中村選手が何度もこれらに対応してチームが後手にまわるのを防ぎます。

スピード系のレースを得意とする澤田選手(cannondale championsystem)が数回に渡って逃げを試み10数秒ほどのリードを奪いますが、どれも決定的な動きには至らず。

膠着状態のまま中盤戦に入ると、重要な選手たちが動いたあとのタイミングで7名の選手がアタックを決めました。

郡司(宇都宮ブリッツェン)
遠藤(cannondale championsystem)
阿部(Team UKYO)
高岡(イナーメ信濃山形)
伊藤(JPスポーツテストチーム)
青木(シエルヴォ奈良)
紺野(湘南ベルマーレ)

優勝候補の選手は含まないもののスピードのあるルーラー系の選手を多く含んだ先頭の7名は、スローダウンしたメイン集団との差を徐々に広げていきます。

この逃げに選手を送り込めなかった有力チームはマトリックスパワータグのみ。

しかし、決勝進出選手が3名のみのマトリックスパワータグは、無駄なエネルギーを使うことはできずに追走のタイミングを慎重に計ります。

そうこうしているうちに青木選手(シエルヴォ奈良)が脱落して6名となった先頭グループとメイン集団との差は40秒へと広がり、先頭集団の逃げ切りの可能性がが徐々に大きくなっていきます。

すると、ようやくマトリックスパワータグが追走を開始し、更に先頭集団にいる阿部選手(Team UKYO)での勝負を不確実とみたTeam UKYO勢も土井選手を中心として追撃に参加。

この結果、先頭集団との差は徐々に縮まりはじめていきます。

向かい風区間をほぼ先頭固定で土井選手(Team UKYO)が引き続け、残り3周となったところでその差は10秒程。

そして、まもなく吸収というタイミングでヴィズィアック(マトリックスパワータグ)がアタックを仕掛けて先頭集団へのブリッジを開始、これにルビーレッドジャージを着るトリビオ(Team UKYO)と飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が反応して3名が先頭6名を追いあげます。

しかしその直後、進路を変えたトリビオ(Team UKYO)の後輪に飯野選手(宇都宮ブリッツェン)がハスって落車。

追い風区間で時速60km/hは出ているなかでの転倒だったため、飯野選手のバイクは大きく宙を舞い、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)自身も全身に重度の擦過傷を負ってしまいます。

駆け寄ったスタッフが飯野選手(宇都宮ブリッツェン)の怪我の状態をみてリタイヤを判断しますが、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)自身が再走を希望して血だらけの状態で再びバイクにまたがりました。

クリテリウムレースでの特別ルールが適用され、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)は翌周にメイン集団へ復帰。

レース中盤から飛び出していた郡司選手(宇都宮ブリッツェン)を含む6名もメイン集団に吸収され、レースは振り出しに戻って残り2周回(5km)に入ります。

各チームともそれまで続けていたアタックを沈静化させてゴールスプリントの準備を開始。

そして、ラストラップに突入すると、強い向かい風が吹くバックストレートで予定通りに中村選手(宇都宮ブリッツェン)が集団の先頭に立ってゴールを狙う若手らをサポートしていきます。

風向きが一気に変わる最終コーナーをまわるとあとはゴールまで強い追い風区間。

しかし、宇都宮ブリッツェン勢は重要な最終コーナーで番手を下げてしまい、ぐんぐんスピードを上げていく有力選手たちのゴールスプリントに参加することができません。

結局、トリビオ(Team UKYO)のためにリードアウトを行った土井選手(Team UKYO)の番手をうまくとったJBCFロードチャンピオンのマリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)が、実績通りの高いスプリント力を発揮してトリビオ(Team UKYO)を軽く抑えて今シーズン初の勝利をマトリックスパワータグにもたらします。

2位にはJプロツアーリーダーのトリビオ(Team UKYO)。
3位はTeam UKYOの若手スプリンター大久保選手が続きました。

宇都宮ブリッツェン勢は、負傷した飯野選手が素晴らしい精神力を発揮して16位でフィニッシュしたものの、鈴木近成選手は位置取りで下がってしまい22位という結果に終わっています。

栗村監督コメント
「難しい戦いが予想された本日のレース。それでも各選手たちはスタートから作戦通りにレースを運び、終盤までは良い形のままレースを進めていきました。しかし、勝負がかかった終盤の動きのなかで飯野選手が落車してしまい、若いチームは少なからず動揺してしまいます。トップ10に一人も入れなかったことは完全なる敗北であり、決して良いレースだったと言うことはできません。しかし、これがレースというものです。できたこと、できなかったこと、それらを認識した上で次に向けた修正点を探り、引き続き努力を継続していきます。本日も強風が吹く悪コンディションのなかで、若いチームを応援してくださったサポーターの方々には心より感謝いたします。引き続き宜しくお願いいたします。」

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