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2013/03/31

Live!!! 社会人対抗ロード

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[先頭集団に唯一残った飯野選手が今シーズン1勝目を飾った]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

白井滋杯 第53回社会人対抗ロードレース(日本CSC)

クラスA 53.5km
1位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
2位 土井雪広(Team UKYO)
3位 山本隼(CORSA YAMANASHI)
4位 山下貴宏(Team UKYO)
5位 森田雅士(立教大学)
6位 品川真寛(YOU CAN)
※公式リザルトは明日以降に下記ページに掲載予定とのこと
http://www.tokyo-cf.jp/schedule/3275.html

2013年シーズン最初のレースとなる「白井滋杯 第53回社会人対抗ロードレース」がアップダウンの厳しい日本サイクルスポーツセンター5kmサーキット(静岡県伊豆市)で開催され、宇都宮ブリッツェン勢では唯一先頭集団に残った飯野智行選手が最多の4名を残した Team UKYO 勢の攻撃をなんとか凌ぎきり、最後は周回数を勘違いしてしまった土井選手(Team UKYO)を抑えて辛くも今シーズン最初の勝利を飾りました。

4月14日に開幕するJプロツアー第1戦「JBCF伊吹山ヒルクライム」、そしてその前週の4月7日に開催される伝統のレース「チャレンジサイクルロードレース」のテストレースとして、東京都自転車競技連盟主催の「社会人対抗ロード」に参加しました。

コースはチャレンジロードと同じ日本CSCの5kmサーキット(正周り)を使用。

宇都宮ブリッツェンからは、大腿骨のプレートの除去手術を翌日に控えている鈴木真理選手以外の7名がエントリーしました。

一方、今期大幅な補強を行った Team UKYO も全日本チャンピオンの土井選手を含む7名がエントリーし、初戦から今期最大のライバルチームとの対戦が実現することになります。

レースがはじまるとすぐに散発的なアタックがかかりますが、どれも大きなリードを奪うことなく、集団はインターバルを繰り返しながら周回を重ねていきました。

そんな中、3周目に2名の選手が逃げを決めます。

山下(Team UKYO)
郡司(宇都宮ブリッツェン)

二人は最大で20秒ほどのリードを奪いますが、活性化したメイン集団は間もなく先頭2名を吸収し、そのまま土井選手が一号橋からの上りでペースを上げると13名の先頭集団が形成されました。

宇都宮ブリッツェン勢でここに残れたのは飯野選手のみ。

一方 Team UKYO 勢は、狩野、土井、山下、大久保の4選手が入って有利な展開を手に入れます。

その他では、序盤から積極的な走りをみせていた CORSA YAMANASHI の山本選手(普段は中央大学自転車競技部所属)なども含まれています。

レース後半に入ると、数的有利を誇る Team UKYO 勢が、狩野選手や山下選手を中心に揺さぶりを開始し、他の選手の脚を削りながら徐々に先頭集団の数を絞っていきます。

そして、ラストラップに入り、飯野選手(宇都宮ブリッツェン)がゴール地点となる秀峰亭の上りで加速すると、更にそれを上回るスピードで土井選手(Team UKYO)が仕掛け、一号橋からの上りを終えて下りに入ったところで先頭は3名の選手に絞られました。

土井(Team UKYO)
飯野(宇都宮ブリッツェン)
山本(CORSA YAMANASHI)

3名はそのまま最後の上り区間に入りゴールに向けて飯野選手(宇都宮ブリッツェン)がスプリントを開始、土井選手(Team UKYO)がなんなく真後ろにつきますがスプリントする気配はなくそのまま飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が先頭でゴールしました。

土井選手(Team UKYO)は残り周回を勘違していたとのこと。

また、他の宇都宮ブリッツェンの選手たちは全員メイン集団でゴール、堀選手が集団の先頭でフィニッシュしています。

栗村監督コメント
「今シーズン最初のレースを無事に走り終えました。毎年スロースタート気味になることの多い宇都宮ブリッツェンですが、今年もその傾向を引き継いでいます。しかし、これらは決してネガティブな傾向ではなく、冬の期間、長時間の厳しいトレーニングを積んできた選手たちは、スタートからいきなり高強度となる短時間走にまだ体が順応しておらず、レース数を重ねていくことで冬の努力が結果に変換されていくでしょう。そんな中で、土井選手の周回数ミスがあったとはいえ、飯野選手が初戦で勝利を収めたことは我々にとっては明るい材料だったと感じています。鈴木真理選手の復帰をはじめ、我々にはまだまだやらなけばならないことが山積していますが、これまで同様に一歩ずつ着実に前に進んでいきますので引き続き応援のほど宜しくお願いいたします。」

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