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2012/09/23

Live!!! JPT14戦 JBCF ロードCS

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[上:メジャーレース初優勝に向けて4名でのスプリント勝負に挑んだ初山選手は惜しくも2位]
[下:宇都宮ブリッツェンがチーム史上初となる経済産業大臣旗を獲得した]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

JPT第14戦
JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(広島県中央森林公園)

P1 159.90km(12.3kmx13laps)
1位 WIESIAK Mariusz マトリックスパワータグ 4h07m49s 38.71km/h
2位 初山翔 宇都宮ブリッツェン st
3位 伊丹健治 ブリヂストンアンカー st
4位 野中竜馬 シマノレーシング st
5位 井上和郎 ブリヂストンアンカー +23s
6位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +24s
7位 高岡亮寛 イナーメアイランド信濃山形JPT +27s
8位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +39s
9位 原川浩介 cannondale spacezeropoint +2m27s
10位 狩野智也 TeamUKYO +2m28s
27位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン +7m24s
28位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +7m41s
DNF 中村誠 宇都宮ブリッツェン
DNF 若杉厚仁 宇都宮ブリッツェン
DNF 堀孝明 宇都宮ブリッツェン
出走108名/完走40名

経済産業大臣旗団体成績
1位 宇都宮ブリッツェン 3200P(初山/飯野/増田)
2位 マトリックス 3000P(ヴィズィアック/安原/向川)
3位 ブリヂストンアンカー 3000P(伊丹/井上/吉田)

Jプロツアー個人ランキング
1位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン 9850P
2位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン 6926P
3位 初山翔 宇都宮ブリッツェン 6601P
4位 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン 6476P
5位 中村誠 宇都宮ブリッツェン 5627P
6位 鈴木真理 cannondale spacezeropoint 5376P

Jプロツアーチームランキング
1位 宇都宮ブリッツェン 31875P
2位 マトリックスパワータグ 16925P
3位 TeamUKYO 16326P
4位 cannondale spacezeropoint 15728P
5位 シマノレーシング 14451P
6位 ブリヂストンアンカー 10051P

2012年Jプロツアー第14戦となる「JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」が、広島県中央森林公園の難易度の高いサーキットコース(1周12.3km)で開催され、レース終盤に飛び出した4名がゴールまで逃げ切り、最後はマトリックスのポーランド人選手、マリウス・ヴィズィアックがスプリント勝負で他の3名を抑え、見事JBCFロードチャンピオンのタイトルを獲得しました。

宇都宮ブリッツェン勢は、ラスト3周で形成された4名の先頭集団に初山選手が入り最後のスプリント勝負に挑んだものの、高いスプリント力を誇るヴィズィアック(マトリックス)を差しきることができず、惜しくも2位でのゴールとなっています。

JBCFロードシリーズ最高峰の戦いとなる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ。

このレースに勝つと年間チャンピオンとは別に2012年JBCFロードチャンピオンのタイトルホルダーとなるため、翌年の同レースまでの1年間JBCFロードシリーズに於いて紫色のヴィオラジャージを着用する権利を得ることになります。

また、このレース単体での団体優勝チームには伝統の経済産業大臣旗が授与されるため、各チームの上位3名のゴール順位が重要となってきます。

前回のJPT第13戦で2012年のJプロツアーチームランキングトップを決めた宇都宮ブリッツェンは、多くの有力チームが出場する最高峰の戦いに於いて力を誇示するレース展開を求め、前半から集団を支配していく作戦でレースに挑みました。

レースがスタートすると、前半を担当する中村選手(宇都宮ブリッツェン)、若杉選手(宇都宮ブリッツェン)、堀選手(宇都宮ブリッツェン)などが集団前方に上がり、集団を削る動きの準備を開始します。

8月下旬のシマノ鈴鹿ロードレースで大怪我を負いながらも驚異的な回復でこのレースからの復帰を果たした中村選手(宇都宮ブリッツェン)が三段坂の登り口からスピードを上げて集団を引き伸ばしていくと、1周目完了時にはメイン集団の数が一気に39名にまで絞られてしまいます。

すぐに安原選手(マトリックス)がカウンターで飛び出すとメイン集団は一旦落ち着くものの、集団先頭付近では各チームがローテーションを繰り返し、まもなく安原選手(マトリックス)を吸収。

その後も、メイン集団は速度を維持しながらいくつかの揺さぶりを繰り返して進んでいき、3周目後半の下り区間で6名の選手がアタックを決めます。

入部(シマノ)
普久原(宇都宮ブリッツェン)
向川(マトリックス)
吉田(ブリヂストン)
遠藤(キャノンデール)
嶌田(チーム右京)

メイン集団はこの逃げを一旦容認し、タイム差は最大で2分にまで開きますが、先頭集団にメンバーを送り込んでいないクラブチームや、先頭集団にメンバーを送り込んでいるものの状況が良くないと判断したワークス系チームなどがローテーションを継続し、レースは止まることなく6名とのタイム差を再び縮めていきます。

そして、先頭6名とのタイム差が1分を切った7周目の上り区間で鈴木譲選手(シマノ)がスピードを上げると、これに中村選手(宇都宮ブリッツェン)や平塚選手(シマノ)などが同調して集団を破壊、その流れのまま先頭の6人を一気に吸収します。

一時は60名ほどに回復していたメイン集団の人数も再び削られ、8周完了時点で先頭集団の数は24名となります。

そして、その集団から平塚選手(シマノ)が単独でのアタックを仕掛けると、メイン集団は一旦スローダウン、最大で45秒ほどのタイム差となります。

しかし、動きを止めないメイン集団は再びスピードを上げて平塚選手(シマノ)を吸収すると、今度はカウンターで4名の選手がアタックを決めました。

野中(シマノ)
初山(宇都宮ブリッツェン)
ヴィズィアック(マトリックス)
伊丹(ブリヂストン)

各有力チームのメンバーが入ったことでメイン集団はペースを落とし、すぐに1分のタイム差がつきます。

順調にローテーションを続ける4名に対して、再度アタック合戦をはじめたメイン集団ではルビーレッドジャージを着る増田選手(宇都宮ブリッツェン)が積極的な動きをみせ、12周目には飯野選手(宇都宮ブリッツェン)と共に4名の追撃集団を形成します。

増田(宇都宮ブリッツェン)
飯野(宇都宮ブリッツェン)
井上(ブリヂストン)
高岡(イナーメ)

追走の4名は一時1分30秒ほどにまで開いた先頭4名との差を縮めながら最終ラップに突入、その差を50秒とします。

しかし、優勝争いが見えてきた先頭の4名もペースを維持してゴールを目指し、追走4名に対して十分な差を維持したまま最後の上り区間に入っていきます。

頂上を前に伊丹選手(ブリヂストン)がアタックを仕掛けますが、他の3名もすぐに反応して4名のまま頂上を通過。

そして、大きな動きがないまま最後のホームストレートに先頭の4名が姿を現します。

追い風が吹く状況の中、高いスプリント力を持つヴィズィアック(マトリックス)が先行する形で最後のスプリントを開始すると、すぐに初山選手(宇都宮ブリッツェン)が反応しゴールラインに向けて一気に差し込みにいきます。

しかし、ヴィズィアック(マトリックス)はしっかりとスピードを維持してゴール数メートル手前で勝利を確信。マトリックスチームに2年連続でのヴィオラジャージ獲得をもたらしました。

メジャーレースでの初優勝が目前だった初山選手(宇都宮ブリッツェン)は惜しくも2位でゴール。トップとの差を24秒にまで縮めた飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が6位で続きました。

ヴィオラジャージ獲得を逃した宇都宮ブリッツェンでしたが、3名の選手が上位(2位=初山、6位=飯野、8位=増田)に食い込んだことで、伝統の経済産業大臣旗(団体優勝)を獲得。

また一つ大きなタイトルを手に入れることに成功しました。

栗村監督コメント
「強い勝ち方を求めて挑んだ今回のレース。シマノやブリヂストンといった強豪チームが出場するなかでチーム員皆が力を誇示することを求めていました。最後に勝負を決めた4名の逃げは展開のなかで生まれた先頭集団となり、我々が求めていたレース展開とはなりませんでしたが、それでも多くの収穫があったレースだったと感じています。チーム初となる伝統の経済産業大臣旗の獲得。そして、今シーズン最大の目標の一つだったJプロツアー制覇(ルビーレッドジャージ獲得)を増田選手が実質的に決めてくれました(他チームで増田選手を逆転可能な選手が消滅)。まだシーズンは続いていきますし、1か月後には我々にとって最も大切なレースであるジャパンカップも控えています。これまで同様に最善を尽くしながら一つ一つのレースを戦っていきたいと思います。」

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