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2012/04/29

Live!!! 全日本選手権ロード

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[廣瀬キャプテンなどが中心となってレース序盤からエース増田選手を守るようにして走る]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[スタート直後から飛び出した中村選手が脅威の200km逃げでチームメイトを助ける]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[チームメイトにサポートされながら252kmという長距離を消化していく増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[中村選手に代わってレース終盤に飛び出した普久原選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[レース終盤に入って増田選手を守る初山選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[仕事をこなしながらゴールに向かう飯野選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[最後はヨーロッパで活躍する土井選手に僅差で敗れた増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[飯野選手が第2集団のアタマを獲り4位でゴール]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

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[宇都宮ブリッツェンとしては初となる全日本選手権での表彰台にあがる増田選手]
photo(c):Tatsuya.Sakamoto/STUDIO NOUTIS

2012/4/29
全日本選手権ロードレースエリート男子(岩手県八幡平)

252.8km(15.8kmx16laps)
1位 土井雪広 ARGOS-SHIMANO 6h55m38s 36.49km/h
2位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン +00s
3位 清水都貴 ブリヂストンアンカー +03s
4位 飯野智行 宇都宮ブリッツェン +14s
5位 西谷泰治 愛三工業レーシング +19s
6位 鈴木真理 CANNONDALE SPACEZEROPOINT +19s
7位 六峰亘 ブリヂストンアンカーU23 +19s
8位 畑中勇介 シマノレーシング +19s
9位 新城幸也 チームヨーロッパカー +19s
10位 寺崎武郎 ブリヂストンアンカーU23 +19s
23位 初山翔 宇都宮ブリッツェン +3m51s
25位 普久原奨 宇都宮ブリッツェン +4m31s
33位 中村誠 宇都宮ブリッツェン +9m10s
DNF 廣瀬佳正 宇都宮ブリッツェン
DNF 若杉厚仁 宇都宮ブリッツェン
出走145名/完走40名

全日本チャンピオンを決める戦い、「2012年全日本選手権ロードレースエリート男子」が、ダイナミックなコースレイアウトで知られる岩手県八幡平の特設公道サーキットコースで開催され、ラストラップの上りで抜けだした3名(土井、増田、清水)でのゴールスプリントを制した土井雪広選手(アルゴス・シマノ)が悲願の全日本制覇を達成し、ツール・ド・フランスとヴェルタ・ア・エスパーニャへの出場が決まったばかりのアルゴス・シマノにナショナルチャンピオンジャージをもたらしました。

宇都宮ブリッツェン勢は、昨年同レース5位の増田選手をエースとし、耐久力のある中村選手&普久原選手らがアーリーアタックに絡みながら先手のレースでチャンスを広げ、最後は力勝負で全日本チャンピオンを狙う作戦でレースに挑みました。

レースがはじまると予定通りに中村選手(宇都宮ブリッツェン)が9名のアーリーアタックを創り出します。

加地(なるしまフレンド)
中村(宇都宮ブリッツェン)
浜頭(グルッポアクアタマ)
藤田(エスペランススタージュ)
中西、澤田、岡崎(シエルボ奈良)
太田、嶌田(チーム右京)

クラブチーム系の選手が多く含まれた先頭集団に対して、その後すぐに4名の追撃グループが形成されます。

井上(ブリヂストン)
平塚(シマノ)
中島(アイサン)
遠藤(キャノンデール)

追撃集団は先頭集団とは対照的にワークス系のチームが多く含まれているため、ほどなく先頭の9名に合流すると思われましたが、追撃集団で前を主に引いているのが平塚選手(シマノ)と遠藤選手(キャノンデール)のみという状況ではペースが上がらず、先頭集団との差は縮まるどころか距離を重ねるごとに徐々に広がっていきます。

一方、メイン集団はアイサン勢がコントロールするカタチでこれらの逃げを容認し、同じくその差は徐々に開いていき、一時、タイム差は先頭9名と11分を超えるまでになりました。

高いモチベーションを持って逃げる先頭集団でしたが、時間が経つに連れて消耗する選手がではじめ、中盤を過ぎると、一人また一人と先頭から脱落していきます。

それと同時にメイン集団ではシマノ勢が追走の動きを開始、みるみる間にタイム差が縮まりはじめました。

なるべく長時間逃げ続けてメイン集団にいるチームメイトを助けたい中村選手(宇都宮ブリッツェン)は、引けなくなってしまった選手たちを切り離しながらアタックを継続させていきます。

そしてとうとう12周目(全16周)には先頭集団の人数は一人に…

スタート直後から飛び出した中村選手(宇都宮ブリッツェン)が190kmを逃げた上に更に単独で距離を切り開いていきます。

13周目に入って先頭を逃げ続ける中村選手(宇都宮ブリッツェン)と、それを追うシマノ勢がコントロールするメイン集団との差が30秒となったところで、シマノの阿部選手が追撃アタックを開始。

すかさず普久原選手(宇都宮ブリッツェン)が反応し、間もなく二人は先頭の中村選手(宇都宮ブリッツェン)に追いついて先頭集団は3名となります。

宇都宮ブリッツェンとシマノが飛び出したことで追わなくてはいけない有力チームはアイサン勢とブリヂストン勢となりますが、ここで追走に力を使ったのはアイサンの中島選手。

一時は1分30秒ほどまでに開いた先頭3名との差を単独で少しづつ縮めていきました。

ラスト2周の上りに入ったところでメイン集団でアタックがかかり、逃げは全て吸収されて先頭集団の数は25名に絞られます。

宇都宮ブリッツェン勢は、ここまで献身的な走りをみせてきた普久原選手と中村選手が下がり、代わって若い初山選手と飯野選手が横風区間などでエース増田選手の風よけとなってゴールを目指していきます。

そして、最後の上りに突入すると、いくつかの仕掛けがあった後に3名のリーディンググループが形成されました。

土井(アルゴス・シマノ)
増田(宇都宮ブリッツェン)
清水(ブリヂストン)

ゴールに向かって清水選手(ブリヂストン)が積極的に前を引き、7名となった第2グループとの差を徐々に開いていきます。

そして、3名での勝負が確定的になったラスト300m、土井選手(アルゴス・シマノ)が仕掛けると清水選手(ブリヂストン)は堪らず遅れてしまいますが、増田選手(宇都宮ブリッツェン)はしっかりとスリップに入ります。

しかし、近年スプリント力を磨いている土井選手(アルゴス・シマノ)のスピードは高く、結局そのまま土井選手が先行してゴールラインを通過し、見事、自身初となる全日本のタイトルを集中に収めました。

増田選手(宇都宮ブリッツェン)はタイム差なしの2位、昨年の5位から更に順位を上げてのゴールとなっています。

そして第2グループの頭をルーキーの飯野選手(宇都宮ブリッツェン)が獲り、関係者皆が驚く全日本選手権4位のリザルトを獲得しました。

増田選手コメント
「今日はなんと言っても、チームでつかみ取った2位でした。宇都宮ブリッツェンが掲げていた、目標の表彰台を達成できたのは良かったです。今日はエースを任されたのですが、チームメイトみんなが守ってくれました。そのおかげで、何のストレスもなく最後の勝負に挑むことができたのです。海外を中心に活動するチームに対しても、宇都宮ブリッツェンの強さを示せたのではないでしょうか。ただ、自分にあと少し力があったなら、優勝して、もっとみんなを喜ばせることが出来たのかなと思います。アシストをした選手の働きに報いるのが、最後を任されたエースの仕事。またどこかでエースを任されることがあれば、最高の結果で皆に報いることが出来るように、がんばります。応援ありがとうございました。」

栗村監督コメント
「今年最初のビッグレースとなった全日本選手権ロード。宇都宮ブリッツェンはベースコンセプトとして昨年以上のリザルトを目指してこのレースに挑みました。先週のJBCF群馬CSCロードレース同様に中村選手が素晴らしい攻撃で200km弱の長距離を逃げ続け、続いて普久原選手が2回目のアタックに反応して後半のレースを創りました。二人が力尽きたあとも初山選手と飯野選手が増田選手をカバーし、前夜のミーティング通りの戦いを各自が完璧に実行しました。2位というリザルトは残念ではありますが、今日の宇都宮ブリッツェンのレース内容を評価しない人は普通に考えていないと言い切れるほど、皆誇れる走りを魅せつけてくれたと感じています。今シーズンはじまってから自分たちの力を表現できる場がなかなか訪れず、過小評価と戦う期間が続きましたが、今日のレースはチーム発足後最高の走りだったのは間違いありません。国内頂上決戦となる全日本選手権でレースを創った上で2位と4位のリザルト。それを獲得したのがエースとルーキーの二人。我々にとって今日の結果というのはこれ以上を望めない“最高の敗北”だったと感じています。今日も熱い声援を送っていただき本当にありがとうございました。」

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