2017/12/22

全日本選手権

 たくさん方からのお祝いのお言葉をいただき,全日本で勝つことは本当に大きなことなのだな,と実感しています。

 レース後からとても充実した日々を過ごさせていただいていたので,ブログアップが遅くなってしまいました。

 せっかくなのでいつもよりボリューム多めでレースを振り返りたいと思います。

 以下,レースの振り返りです。

 

 今回の全日本は初めて2日前に移動を済ませた。

 会場から少し距離があるものの,実家の方がリラックスして過ごせるので,野辺山でレースの時は必ず実家泊。皆にはわがままを聞いてもらって実家近くのホテルに泊まってもらった。

 昨年はプレッシャーからほぼ一睡もできなかったが,今年はしっかり眠ることができた。

 寝る前に増田さんの、全日本選手権を振り返るブログ を読んで,「自分を信じる」という言葉を心に留めた。

 当日朝は家でゆっくり過ごして親父とおかんと会場に向けて出発。

 車の中で流れるのは矢沢永吉。

 高校生のころから親父と遠征に行くときは必ず聞いていた。

 聞くといつでもパワーをもらえる感じがする。

 会場に着くといつも通り皆が準備を整えてくれていた。

 今回はスワコレーシングチームのつながりで,クロス山梨チームの方からマイクロバスを借りることができ,暖房がきいた広々とした車内でゆっくり準備を進めることができた。

 昼の試走にもすべてのタイヤを持っていき,試す。コンディションは気温が上がったため凍結路面の表面が解けている状況。

 この時点ではErnst(かなりノブの高いマッド用タイヤ)をフロントに,リアにRhino(通常のマッド用タイヤ)の組み合わせでスタートし,状況によって交換しよう,と話していた。

前日の試走で唯一の懸念事項だった溝越えは問題無く飛べそうだったので一安心。走りの軽さとリムをヒットしたときのためにリアタイヤだけ0.1気圧上げた。

 準備を進めているとレースを終えた聖がいたので,おめでとうと伝え,路面状況を聞く。

 「マッドタイヤが良いけど少し乾き始めてます。」とのこと。

 それを聞いてすぐ田村に,スタートは前後Rhinoで行くと伝えた。

 「色んな所で観て応援しますね!」と言ってくれたので頑張るよと話した。

 手も温めるため自分で脚にオイルを塗ってウォームアップ開始。

内容は試走もしていたので少しボリュームを減らして,いつも通り10分のランプから1分半のVO2Maxまで。先にピットへ向かう池本さん,正高さんと握手。アップはトータル40分くらいかな。最後に少しもがいて終了。

田村に少し急かされつつ着替えてバスから降り,小森さんと握手。

「間違いなく,お前が一番強い」と気合を入れてくれた。

コールアップはゼッケンどおり1番。スタートラインについて,野辺山のきれいな空を見上げ,横を向くと八ヶ岳の上に雲が出てきて,気温が下がってくる気配を感じながら,深呼吸。

 横に並ぶ皆のタイヤを覗いたり,時と,寒くなってきたなーとか話をして,田村から,「あ,そういえば昨日寝れました?ちゃんと一杯飲みました?」と聞かれ,飲まなくても眠れたよ。と冗談交じりで話をしていた。

 雷太さん,佐藤さん,小林さんと少し話をして,2分前にジャージを脱ぎ,田村と握手,「いつも通りで」の一言をもらってチーフコミッセールの久保さんのホイッスルを待つ。

 スタートは正直完ぺきではなかったけれど,3番手でコーナーを抜ける。

 ここを抜けてしまえば一安心。あとは思い切り走ろうと思っていた。

最初の溝越えも先頭で入る。これも予定通り。

その後予定通り公平と二人になる。何度かアタックしたり,後ろで少し休んだりしつつ。

 後ろの二人に追いつかれたくなかったのでお互い前に出たときはしっかり踏んでペースは落とさないようにしていた。

 しかし,航太が単独で追い上げてきて合流。しかもその周回後半の林の中で凍った路面で滑り,落車。

 すぐに立ち上がって自転車にまたがったけれどハンドルが曲がってしまっていたので,止まって直す。この間に離されてしまったが,今日は何があっても絶対に最後まで諦めないと決めていた(もちろん普段のレースもだけど)ので集中は切れることはなく,舗装路で踏んですぐに追いつく。

 今思えばハンドルは一発できれいにまっすぐになってくれて良かった。

追い付いてからは少し休みたい気持ちになってしまったが,二人も隙は見せなかったので,パックの3番手のままその周回を走る。

 ピットの正高さんは「3番手はダメだ!前出ろ!」と叫んでいる。

 早く前に出ないと,と思いながらも抜きどころがなかったので,そのまま林に向かっていくと,林の入口で公平がスリップして落車。

 自分は前日の試走で悠の後ろを走っているときにそのポイントで滑って転んでいたので,慎重に走っていたセクションだったし,公平との車間も少し開けていた。

 もしそれが無かったら一緒に落車してレースは終わっていたかもしれない。

ラスト2周,ホームストレートを過ぎてからの左逆キャンバーのコーナーで今度は航太が落車。

 もうここで勝負に出るしかないと感じたので,全開で踏む。

 少し差が開いたが,もう絶対に追いつかせるわけにいかないと思ったので,距離感を見つつハイペースをキープ。

 路面はとてもスリッピーだったので,自分も一度でもミスをしたら追いつかれてしまう状況。

 加えて最終周回に入ったあたりから少し脚が攣りかけていたので,本当にギリギリだった。

 ただただ,自分を信じろ,勝てる,勝てると自分に言い聞かせて走った。

 勝利を確信したのはホームストレートに入って振り返った瞬間。

 全日本で勝ったらどんなガッツポーズしよう?とかこれまで時折考えたりしたけど,路面も荒れていたし,初めての感覚をどう表現していいかも分からず,両手を上げてフィニッシュ。

 日が傾き始めていたこともあって,逆光で誰がいるのか分からなかったけど,バイクを置いて両手を広げたら田村がいて,抱き付いた。

 池本さん,正高さんとも抱き合って喜び,その瞬間も写真を撮ってくれていた,カメラを構えたままの小森さんを見つけて抱き合った。

 しばらくして親父が来て,また抱き合う。

 親父と抱き合ったのなんて人生で初めてじゃないかな。

 その後もみんなと抱き合って喜んだ。

 とにかく喜んでくれるみんなの顔を見てとても嬉しかった。

 

 本当にたくさんの応援ありがとうございました。

 これからはチャンピオンとして頑張りたいと思います。

 チャンピオンジャージを着てもっと強くなります。

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コメント

全日本優勝おめでとうございます!!
お礼を言いたいのはこちらの方です。
ありがとうございます。
あの瞬間は本当に嬉しくて、嬉しくて、安堵して…涙が溢れました。
感極まりすぎて、思わず声を上げて泣いてしまいました。
小坂さんをサポート、応援してきた方達と最高の喜びを一緒に味わえた事もとても嬉しいです。
ブログ読んで、思い返して、また泣いてますよ(笑)

気持ち新たにスタートですね。これからも応援していきます!
光!Fight!!

投稿: けこ | 2017/12/22 22:54

たくさんたくさんおめでとう‼️
全日本優勝㊗️お誕生日🎉クリスマス🎄
本当におめでとうございます🍾

投稿: あばぁば | 2017/12/22 20:49

もう、何度でも言います❗本当におめでとう❗❗そして、ありがとう❕光さん❕❕
レース地が遠くて、なかなか行けないのですが、お台場へは行けそうです🎵昨年、砂まみれになりましたが、今回も天気次第で同じような感じになりそうですね😁全力で応援しま〜す😉👍✨

投稿: いがさん | 2017/12/22 00:45

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