2018/12/12

第24回シクロクロス全日本選手権大会 マキノ高原大会

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[上:3番手パックの先頭に立った小坂選手がペースを上げる]
[下:圧巻の独走劇を見せた前田公平が全日本選手権初優勝を飾った]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY




12月9日(日)に、シクロクロスの日本チャンピオンを決める「第24回シクロクロス全日本選手権大会マキノ高原大会」が開催されました。




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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の2名がエントリー。

小坂光(シクロクロスチーム)
鈴木龍(ロードレースチーム)





2018年のシクロクロス日本王者を決める「第24回シクロクロス全日本選手権大会マキノ高原大会」が、滋賀県高島市のマキノ高原スキー場で開催され、1周回目から単独で抜け出した弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平がその後も安定した走りを見せて独走。見事に初優勝を飾り、名誉あるナショナルチャンピオンジャージに袖を通しました。

宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手は、スタート直後に深い雪にはまってポジションを落としてしまい、その後は猛追を見せて3番手パックにまで順位を上げてレースを進めましたが、先行する2選手を捕らえることはできず。しかし、3番手パックの争いを冷静に制して3位を死守。目標としていた連覇は果たせませんでしたが、2012年から続く連続表彰台を7に伸ばしてレースを終えました。

今年も、シクロクロスの日本王者を決めるビッグレース「シクロクロス全日本選手権大会」がやってきました。

昨年、同レースで悲願の初優勝を飾り、今シーズンをナショナルチャンピオンとして走ってきた宇都宮ブリッツェンシクロクロスチームの小坂光選手にとっては、連覇を目指す重要なレースとなります。

今年の全日本選手権の舞台となったのは、滋賀県高島市のマキノ高原スキー場。同会場での全日本選手権は2013年以来5年ぶりとなります。

2週間前に行われたJCXシリーズ第8戦の際は完全ドライでの開催となりましたが、今回は雨もしくは雪の予報が出ており、マッドコンディションでの開催が予想されていました。

しかし、レース当日を迎えてみると、夜から予想以上の雪が降ったことで会場は一面の銀世界。マッドコンディション以上に展開が読めない中でレースが開催されることになりました。

昨年の王者である小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)を先頭に召集された選手たちは、スタートの合図とともに少しでも前のポジションでコースインしようと一斉にダッシュ。横山選手(シマノレーシング)や丸山選手(チームリドレー)などが前方で舗装路から雪深いコースへと入っていきます。

小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は5番手付近でレースをスタートさせましたが、前方の選手がペースダウンした煽りを受けて踏み固められていない雪の部分に入ってしまいストップ。その後、復帰の間に大渋滞に巻き込まれる形でポジションを15番手付近にまで下げてしまう、連覇を狙うには危機的とも言える状況に追い込まれてしまいます。

序盤からいきなり危機的状況に追い込まれてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)でしたが、集中力を切らすことなく追走を開始。次々に前方を走る選手をかわしていき、2周回目に入る段階には5番手にまで順位を上げることに成功します。

前田(弱虫ペダル)

横山(シマノレーシング)

丸山(チームリドレー)

沢田(BSサイクリング)

小坂(宇都宮ブリッツェンCX)

その後、3周回目に入ると小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は2番手パックから遅れた丸山選手(チームリドレー)と沢田選手(BSサイクリング)の3番手パックに合流。さらに先行する2選手を目がけて追走のペースを上げたいところでしたが、雪の影響で走行ラインが限られたことが災いしてなかなか3番手パックから抜け出すことができません。

その状況に若干焦れてしまった小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、フライオーバー(立体交差)や舗装路のホームストレートという数少ない抜きどころポイントの前で細かいミスをしてしまい、絶好のタイミングを逃してしまう我慢の走りを続ける時間帯が続きます。

それでも、4周回目のフライオーバーでようやく3番手パックの先頭に立つと、そこから猛プッシュを開始。まずは丸山選手(チームリドレー)を置き去りにして、沢田選手(BSサイクリング)と2名で3番手パックを形成して最終周回に入ります。

さらに、最終周回のコース上部のテクニカル区間で沢田選手(BSサイクリング)を引き離した小坂選手(宇都宮ブリッツェンCX)は、先行する2選手に迫ろうと懸命の追走を続けましたが、時すでに遅し。

この段階で先行する2名とのタイム差は決定的と言っていいほどに開いてしまっており、目標とする連覇を達成することはできず。それでも、7年連続となる表彰台獲得となる3位でレースを終えました。

小坂選手コメント

「今日は降り続いた雪でかなり特殊なコンディションとなりましたが、心身ともに良い状態でこの日を迎えることができていたので、自信を持ってスタートラインに立つことができました。スタートは上手くいったのですが、第1コーナー直後にラインを外してしまったことで大きく順位を下げてしまい、そこから厳しい戦いとなってしまいました。その後は徐々に追い上げていって3位争いをすることとなり、調子も良かったので勝負どころでしっかりと前に出て、最後までそのポジションを譲らずになんとか表彰台を確保することができました。良い走りができていたとは思うのでスタート直後のミスが悔やまれますが、力は出し切れたと思います。また、チャンピオンジャージを失った悔しさをバネに、頑張っていきたいと思います。たくさんの応援、ありがとうございました!」

Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY





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◆[リザルト

[第24回シクロクロス全日本選手権大会 マキノ高原大会 - 男子エリート 60m - ]

1位 前田公平 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 50m29s  16.75km/h

2位 横山航太 (シマノレーシングチーム) +16s

3位 小坂光 (宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) +36s

4位 沢田時 (チームブリヂストンサイクリング) +41s

5位 竹之内悠 (Toyo Frame) +1m02s

6位 丸山厚 (チームリドレー) +1m10s

7位 門田基志 (TEAM GIANT) +3m38s

8位 兼子博昭 (スワコレーシングチーム) +3m55s

9位 松本駿 (TEAM SCOTT) +4m14s

10位 小森亮平 (愛三工業レーシングチーム) +4m20s

19位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +6m33s
出走=78名/完走=78名





Cx_01
[レース前日の試走時間に合わせて会場入り。メカニック陣が速やかに選手のバイクを準備する]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_02
[路面状況を確認しながら小坂選手と鈴木龍選手が試走を重ねる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_03
[試走を終えた小坂選手のバイクは泥と芝生で汚れ、レース当日も泥レースになると予想された]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_04
[翌日の状態を予想しながらタイヤや空気圧の調整を重ねていたが…]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_05
[当日は、一晩で降り積もった雪がコース一面を覆う状況となった]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[前日の試走とまったく異なる状況を確認しながら試走をする小坂選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_07
[試走した感触とメカニックの視点をすり合わせてベストなセッティングを探る]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_08
[スタート時間に合わせてローラーでウォーミングアップを開始]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_09
[ディフェンシングチャンピオンとして1番目にコールアップされる小坂選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_10
[落ち着きを見せつつも、少しずつ集中力を高めていく小坂選手]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_11
[今年の日本王者を決める60分間のレースのスタートが切られた]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_12
[第1コーナー直後でミスをしてしまった小坂選手は後続の選手たちの中に埋もれてしまう]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_13
[15番手付近から一気に10番手ほどにポジションを上げた小坂選手がV字キャンバーをクリア]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_14
[鈴木龍選手は、慣れない雪のコースになんとか適応しながらレースを進めていく]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_15
[驚異の追い上げで5番手にポジションを上げた小坂選手がさらに先行する選手たちを追う]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_16
[3番手パックに追いつくも走行ラインが限定されることが災いしてなかなか前に出られない]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_17
[コースに苦しめられながらも、鈴木龍選手はひとつでも前でゴールしようと走り続ける]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_18
[フライオーバーで仕掛けてようやく前に出られた小坂選手がプッシュを始める]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_19
[テクニカル区間で沢田選手を引き離した小坂選手がゴールを目指す]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_20
[前年王者の意地を見せた小坂選手が表彰台を死守する3位でフィニッシュ]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_21
[走り自体は間違いなくいい出来だっただけに、序盤のミスが悔やまれる]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
Cx_22
[失ったナショナルチャンピオンジャージを奪い返すための1年間が、この瞬間から始まった]
©️Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY

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