2019/10/09

2019 JPT Round14 第22戦 JBCF 秋吉台カルストロードレース

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[上:岡選手の個人ランキング逆転のためにメイン集団をコントロールしてレースを作る]
[下:シーズンを通して圧倒的な強さを見せたオールイスアルベルト・アウラールが個人総合優勝]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
10月6日(日)に、2019年のJプロツアー最終戦となる第22戦「JBCF秋吉台カルストロードレース」が開催されました。
 
 
 
 
 
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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の8名がエントリー。
 
増田成幸
鈴木譲
阿部嵩之
小坂光
鈴木龍
堀孝明
小野寺玲
岡篤志
 
 
 
 
 
2019年のJプロツアー最終戦となる第22戦「JBCF秋吉台カルストロードレース」が山口県美祢市の風光明媚な秋吉台国定公園に設定された1周29.5kmの特設周回コースで開催され、最後は年間個人ランキングを争う1位と2位の上りゴールスプリント勝負になり、これを制したマトリックスパワータグのオールイスアルベルト・アウラールが個人ランキングでの優勝も決定づける勝利を挙げて有終の美を飾りました。
 
宇都宮ブリッツェンは岡選手の個人ランキング首位奪還のため、序盤から利害が一致するブリヂストンサイクリングと協調してメイン集団のコントロールをしてレースを作り、最終周回の最後の上りでの勝負に岡選手を送り込みます。チームメートのアシストを受けた岡選手はアウラールとの一騎打ちに挑みましたが、わずかに及ばずに2位。岡選手は個人ランキングでも2位、チームランキングは3位という結果で今シーズンのJプロツアーを終了しました。
 
 
 
 
 
ついに今シーズンの最終戦を迎えた、Jプロツアー。
 
最終戦を迎える際には、長いシーズンを戦ってきたことを思い出して感慨にふけりたいものですが、今シーズンばかりはそうも言っていられません。
 
岡選手の個人ランキング首位奪還、という今シーズンのJプロツアー最後のミッションが残されているからです。
 
スタート前の段階で、個人ランキング1位のアウラール選手(マトリックス)と2位岡選手のポイント差は118ポイント。この118ポイント差をひっくり返すことのみに集中して、宇都宮ブリッツェンはこの最終戦を戦う必要があります。
 
そのため宇都宮ブリッツェンは、まずは岡選手が今レースの1周回目と3周回目に設定されている、優勝ポイントの10%(今レースは90ポイント)が付与される周回賞を状況に応じて取りに行き、早い段階でアウラール選手とのポイント差を詰める。さらにゴール勝負では岡選手がアウラール選手よりひとつでも上の順位でゴールするということを確認してレースに臨みました。
 
 
レースはニュートラル区間を終えて正式スタートが切られた直後から個人ランキングとチームランキングを争う宇都宮ブリッツェン、マトリックスパワータグ、ブリヂストンサイクリングが互いの出方を窺いながらの立ち上がりになりますが、ほどなくしてランキング争いに絡まない選手の逃げ集団が形成されたことで、レースは落ち着きを見せます。
 
木村(シマノ)
桂(ヴィクトワール広島)
中川(LEOMO Bellmare)
伊藤(東京ヴェントス)
佐藤(VC福岡)
水野(eNShare-エルドラード)
メイン集団
 
逃げ集団を容認した時点で、岡選手(宇都宮ブリッツェン)が周回賞を獲得するということがなくなったため、宇都宮ブリッツェンは最後のカルストベルグでの力勝負で岡選手がアウラール選手(マトリックス)に競り勝つことに集中することに。
 
個人とチームで違いはあれどもマトリックスパワータグに勝つ、という部分で利害が一致するブリヂストンサイクリングと協調し、タイム差を2分程度に保ってコントロールする展開になります。
 
その後レースは、逃げ集団は人数を3人に減らし、メイン集団から単独で飛び出した石原選手(ホンダ栃木)が合流して4名になるという動きはあったものの、逃げ集団とメイン集団という展開は変わらないまま周回を重ねていきます。
 
すると、レースも終盤の4周回目に入ろうとするカルストベルグで、逃げ集団が分断し先頭は2名に。一方のメイン集団もペースを上げ始め、4周回目終盤には逃げ集団を吸収してレースは振り出しに。そのまま最終周回へと入っていきます。
 
最終周回に入ると、マトリックスパワータグやシマノレーシングの選手たちが攻撃を仕掛けてきますが、宇都宮ブリッツェンのアシスト陣もしっかりと対応し、ひとつの集団のままで最後のカルストベルグを迎えることになります。
 
カルストベルグに入ると、織田選手(弱虫ペダル)のアタックで集団は崩壊。最後はここまでアシスト陣の働きもあって脚を温存していた岡選手(宇都宮ブリッツェン)がアウラール選手(マトリックス)とのゴール勝負に真正面から挑みましたが、わずかに及ばず2位。惜しくも個人ランキング逆転はなりませんでした。
 
 
清水監督コメント
「今日は思った通りというか、最後に岡選手を上りで勝負させるという形に持ち込んで、おそらく他のチームもそうしようと思っていてしっかりと役者がそろった中で勝負に挑んで力負けという結果になりました。チームとしてしっかりやり切った上で力負けという結果なので、悔いはないです。怪我の状態が悪い選手もいる中で全員が岡選手のために走ってくれて、よく頑張ってくれたと思います。現地に来てくださった方、また、ライブ中継で観てくださった方、今年もJプロツアーでの応援ありがとうございました。ただ、我々の今シーズンの一番の目標はUCIレースですし、この後にも地元でのジャパンカップが控えています。そのジャパンカップでもしっかりと走れるよう頑張りますので、熱い声援をいただけますよう、よろしくお願いします!」
 
Text:Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
 
 
 
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リザルト
[第3回JBCF秋吉台カルストロードレース - JPT第22戦 - 147.5km - ]
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 3h57m21s 37.28km/h
2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +01s
3位 フランシスコ・マンセボ (マトリックスパワータグ) +06s
4位 石橋学 (チームブリヂストンサイクリング) +16s
5位 増田成幸 (宇都宮ブリッツェン) +16s
6位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +22s
7位 徳田優 (チームブリヂストンサイクリング) +32s
8位 織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム) +35s
9位 米谷隆志 (LEOMO Bellmare Racing Team) +35s
10位 岡泰誠 (イナーメ信濃山形) +37s
12位 堀孝明 (宇都宮ブリッツェン) +54s
29位 小野寺玲 (宇都宮ブリッツェン) +1m50s
34位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +2m40s
45位 鈴木龍 (宇都宮ブリッツェン) +11m10s
DNF 小坂光 (宇都宮ブリッツェン)
DNF 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン)
出走=79名/完走=51名
 
◆2019Jプロツアー 個人ランキング
1位 オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ) 5,341P
2位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) 4,998P
3位 ホセビセンテ・トリビオ (マトリックスパワータグ) 3,626P
4位 フランシスコ・マンセボ (マトリックパワータグ) 3,330P
5位 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング) 2,265P
6位 黒枝士揮 (チームブリヂストンサイクリング) 2,237P
 
◆2019Jプロツアー チームランキング
1位 マトリックスパワータグ 16,042P
2位 チームブリヂストンサイクリング 15,113P
3位 宇都宮ブリッツェン 11,718P
4位 シマノレーシング 9,433P
5位 VICTOIRE広島 5,057P
6位 弱虫ペダルサイクリングチーム 4,371P
 
プロリーダージャージ オールイスアルベルト・アウラール (マトリックスパワータグ)
ネクストリーダージャージ 今村駿介 (チームブリヂストンサイクリング)
 
 
 
 
 
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[最終戦の舞台となる秋吉台に選手たちが到着。少しずつ準備を進める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[中里メカが選手たちのバイクを戦闘モードへと仕上げていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[細谷マッサーが必要な選手にテーピングを施す。スタッフ含め総力戦で逆転を狙う]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[スタート時間に合わせて選手たちがローラーでアップを始める]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[重責を一手に背負うことになった岡選手が引き締まった表情でアップを続ける]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ランキング上位選手を先頭に、選手たちがスタートラインに整列する]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[今シーズン最終戦の幕が切って落とされる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[Jプロツアーでは岡選手のためのアシストに専念する増田選手がこの日も献身的に動く]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[岡選手はアウラール選手の表情を確認し、動きをしっかりとマークする]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[岡選手の近くでしっかりとレースを進める鈴木譲選手]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ピーク時の走りに近付いてきた堀選手も集団前方で1周回目をクリア]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ロードレーサーとして進化を続ける小野寺選手も集団前方をキープ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[完全復活が待たれる鈴木龍選手は集団中ほどで2周回目へ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[厳しい上りになんとか対応する小坂選手も集団中ほどで踏みとどまる]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[左脚に不安を抱える阿部選手は集団後方で1周回目を終える]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[ブリヂストンサイクリングと協調してメイン集団のコントロールを開始]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[きっちりペースメイクして逃げ集団とのタイム差を縮めていく]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[岡選手とアウラール選手の睨み合いはカルストベルグでも変わらず、最終周回へ]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[マンセボ選手のアタックに反応した岡選手とアウラール選手が抜け出す]
©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera
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[個人ランキングの行方も賭けたフィニッシュに向けて上っていく岡選手]
©︎Kensaku SAKAI/FABtroni+camera
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[大逆転勝利を狙った岡選手だったが、アウラール選手の牙城を崩せなかった]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
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[惜しくも個人ランキング逆転はならなかったが、岡選手はシーズンを通して間違いなく成長した]
©︎Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY
 
 
Special thanks:Porte au Village

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