2017/05/28

TOJ 第8ステージ

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[上:あと少しのところでステージ優勝を逃した阿部選手がハンドルを叩いて悔しがる]
[下:バスツアーに参加してくださったファン・サポーターと記念撮影]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

5月21日(日)〜28日(日)の8日間にわたり、UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催されました。

28日(日)に、第8ステージが開催されました。

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このレースに、宇都宮ブリッツェンから以下の6名がエントリー。

鈴木譲
阿部嵩之
飯野智行
雨澤毅明
小野寺玲
岡篤志




UCI-2.1のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」の第8ステージが、東京都の日比谷公園から大井埠頭の周回コースを回るオールフラットなスピードコースで開催され、60km過ぎにできた13名の逃げ集団がそのまま逃げ切り。残り2km地点から単独で飛び出したバーレーン・メリダのヨン・イラストルサが、反応して追いついてきた宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之とのマッチスプリントを制してステージ優勝を飾りました。

この結果、個人総合時間はオスカル・プジョル・ムニョス(チーム右京)が連覇、個人総合ポイントはステージ3勝を挙げたマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、個人総合山岳賞は初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が日本人選手20年ぶりの獲得。新人賞はドメン・ノヴァク(バーレーン・メリダ)、そしてチーム総合時間はチーム右京がそれぞれ獲得しています。

宇都宮ブリッツェン勢は、勝ち逃げとなった13名の逃げ集団に入った阿部選手が冷静にレースを展開し、最終局面の残り2kmで単独で飛び出したヨン・イラストルサ(バーレーン・メリダ)の動きに唯一反応、マッチスプリントの体制に持ち込みましたが、イラストルサにレース巧者ぶりを発揮されてしまいステージ2位でフィニッシュして、ツアー・オブ・ジャパンを終了しました。

宇都宮ブリッツェンの最終成績は、目標としていた一桁には届かなかったものの、個人総合時間で雨澤選手が日本人選手2番手となる13位。チーム総合時間11位という結果でした。

清水監督コメント

「今日のレースは有力チーム勢が積極的な動きを見せていたので、我々もその流れに乗っていこうと話していた通りに皆んなが上手く動いてくれていたので、その都度、危なげなく逃げに乗せることができました。最終的に阿部選手がメンバー的にも逃げ切れるかどうかという丁度いい逃げに乗ってくれたのですが、最後のスプリントで勝てる脚はありながらも2位という結果になりました。ステージ優勝したバーレーン・メリダの選手にとって2位はいらない、むしろ怒られるものだろうと思いますが、我々にとって2位は賞賛される成績でもあります。そういった部分での気持ちの差が展開のあやを生んだのかもしれないと感じています。まぁでも、このステージでの2位は本当に価値があるものだと思います。今回のツアー・オブ・ジャパンを通してみると、チームとしては常々、目標をひとつ上の段階に置いているので、今回の結果は想定内のものだったかなと思います。ただ、想定内でできたということは、やるべきことをきちんとやれたということでもありますので、皆んな良くやってくれたと思います。想定内でできたということは、現在設定している目標をクリアできる位置に近づいているとも言えるので、次はやはり第1カテゴリーのレースでのステージ優勝と個人総合時間で一桁順位というものをあらためて目標にしなければいけないと思っています。今回は新しいメンバーでのツアー・オブ・ジャパン挑戦となりましたが、このメンバーでも十分目標を狙っていけるということを実証できたと思いますし、チームの台所事情がと言っていた方々にも今回の結果を見ていただければご理解いただけるとも思います。今回はバスツアーをはじめたくさんのファン・サポーターの皆さんに会場に来ていただいて、その前で久しぶりに面白いレースを見せられたかなと思います。チームはこの後ツール・ド・熊野に出場し、Jプロツアーの那須2連戦を迎えます。また地元開催のレースになりますし、この勢いのままに宇都宮での借りを返したいと思います。ありがとうございました」

Text:Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY



◆リザルト

[NTN presents 20th Tour of Japan - UCI-2.1 - 8th Stage Tokyo - 112.7km - ]

1位 ヨン・イラストルサ (バーレーン・メリダ) 2h14m47s 50.1km/h

2位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) st

3位 大久保陣 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +05s

4位 入部正太朗 (シマノレーシングチーム) +05s

5位 アレクサンダー・クスタース (チーム・ダウナー・D&DQ・アーコン) +05s

6位 イヴァン・ガルシア・コルティナ (バーレーン・メリダ) +05s

7位 シモン・サジノック (アタッキ・チーム・グスト) +05s

8位 中根英登 (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +05s

9位 ホセ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +05s

10位 ショーン・レイク (アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス) +05s

26位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +05s

27位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +05s

39位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +05s

出走70名/完走=70名

◆個人総合時間 第8ステージ終了時

1位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) 19h00m52s 39.0km/h

2位 ネイサン・アール (チーム右京) +1m40s

3位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +1m42s

4位 ホセ・トリビオ (マトリックスパワータグ) +2m22s

5位 ラックラン・ノリス (ユナイテッドヘルスケア・プロフェッショナルCT) +2m46s

6位 ティモシー・ロー (アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス) +2m56s

7位 ドメン・ノヴァク (バーレーン・メリダ) +3m07s

8位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +3m12s

9位 ミルサマ・ポルセイェディゴラーホル (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) +3m17s

10位 イヴァン・サンタロミータ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +3m21s

13位 雨澤毅明 (宇都宮ブリッツェン) +5m22s

33位 鈴木譲 (宇都宮ブリッツェン) +27m27s

41位 岡篤志 (宇都宮ブリッツェン) +36m09s

66位 阿部嵩之 (宇都宮ブリッツェン) +1h14m57s

◆個人総合ポイント 第8ステージ終了時

1位 マルコ・カノラ (NIPPO・ヴィーニファンティーニ) 119P

2位 イヴァン・ガルシア・コルティナ (バーレーン・メリダ) 73P

3位 ジョン・アベラストゥリ・イザガ (チーム右京) 69P

4位 ルーカス・セバスチャン・アエド (ユネイテッドヘルスケア・プロフェッショナルCT) 50P

5位 ロビー・ハッカー (アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス) +41P

6位 クリス・ハーパー (アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス) 32P

◆個人総合山岳賞 第8ステージ終了時

1位 初山翔 (ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 41P

2位 オスカル・プジョル・ムニョス (チーム右京) 15P

3位 ハミッド・ポルハーシェミー (タブリーズ・シャハルダリ・チーム) 12P

4位 マルコス・ガルシア (キナンサイクリングチーム) 10P

5位 ネイサン・アール (チーム右京) 10P

6位 クリス・ハーパー (アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス) 9P

◆チーム総合時間 第8ステージ終了時

1位 チーム右京 57h07m27s

2位 アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス +3m34s

3位 タブリーズ・シャハルダリ・チーム +6m14s

4位 NIPPO・ヴィーニファンティーニ +8m33s

5位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +16m01s

6位 バーレーン・メリダ +16m07s

11位 宇都宮ブリッツェン +1h04m17s



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[最終ステージの地、東京は晴天に恵まれた]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[4台になってしまった寂しさはあるが、この日も田村メカがメリダのバイクを万全状態で準備する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[選手たちがパレードスタート地点となる日比谷公園に向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[日比谷公園には多くのファン・サポーターが集結。チームテント前にも人だかりができる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[周回コースに入る前から積極的な動きを見せる岡選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[ハイスピードで進むレースに集団もタテに長く伸びる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[大井埠頭に出現したレッドゾーンが選手たち熱く鼓舞する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[期間中のチームの躍進を牽引した雨澤選手と岡選手が逃げに入る積極的な動きを見せる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[若手選手を後方支援し続けたベテラン2選手はメイン集団内で次の動きに備える]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[アタックに次ぐアタックが繰り広げられる集団内で冷静に戦況を判断する鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[前半戦を牽引した岡選手が最終ステージでもう一度輝くために神経を研ぎ澄ませる]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[不得手なステージを乗り切った阿部選手が得意なコースで水を得た魚のように動き回る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[有力選手の逃げを選別しながら走る阿部選手が逃げ切りもあり得る逃げ集団に入ることに成功する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手が逃げに入ったことを確認し、残る選手たちをまとめに入る鈴木譲選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[阿部選手を含む逃げが吸収された後の動きを想定して集団内でまとまって走る3名の選手たち]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団を走る選手たちにレッドゾーンから熱い声援が飛ぶ]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[雨澤選手がタイミング良く鈴木譲選手にボトルを差し出すなど、8日間で選手間の連携も向上した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[神経をすり減らす個人総合時間争いから解放された雨澤選手が岡選手のために動く]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[少しずつ逃げ切りが見えてきた逃げ集団内で走り続ける阿部選手]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[大集団ゴールスプリントになった時のために鈴木譲選手が岡選手を守りながら走る]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[逃げ集団から飛び出したイラストルサと阿部選手がスプリントを開始する]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[メイン集団内のスプリントで26位となった岡選手はTOJの活躍を胸にU23日本代表の欧州遠征に向かう]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[アンダーレベルではなく、日本人トップクラスの総合系レーサーであることを、雨澤選手は今大会で証明した]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY
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[優勝はならなかったもののステージ2位となった阿部選手の走りを清水監督が労う]
photo(C):Nobumichi.Komori/HATTRICK COMPANY

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